kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中四国合宿2024 最終日

2024-12-31 | 陸上競技
28日日曜日。この日が合宿最終日でした。練習終了時間が11時50分になっていました。宿舎を出る時間帯も早い。練習開始は9時半となっていました。それぞれが各県に帰る時間帯も含めて考えないといけないので大変だと思います。我々は8時20分には到着。8時半からコーチ会議かと思っていたら9時コーチ会議。時間的に余裕がありました。ここだけ。

朝から雨が降ったり雪が降ったり。この日はメインでの練習でした。やりたいと思っていた走練習は絶対やり遂げようという話にしていましたが。アップは室内でDMを使って。まー本当に身体を温めるという感じで。フリーアップにすると「指導していない」と指摘されるのではないかなと思いながらも、それぞれが身体の状態を把握しながらアップをしようということに。

待ち時間は親しい指導者と話をしていました。ハードルの技術的なことだったり、聞かれた質問に対して答えたり。必要な部分に関してはPDFを渡したり。きちんと選手への声掛けはしていました。「大丈夫?」と。聞くだけですが(笑)。ある程度の負荷はかかっていると思います。走るだけのメニューではなくハードルをしたら補強をしているので股関節周りはガチガチだと思います。

最大限のスピードで負荷をかけたい。ここはいつも変わりません。合宿の初日だったか、150m×3をやるというメニューを渡したときに「たったこれだけしか走らないんですか?」と言っている選手もいました。普段かなり走っているようです。確かに本数的には少ないかもしれません。前日に150mは全て全力だからと伝えると「え?」という感じになっていました。テンポ走レベルで走るだけなら楽だと思います。が、全て全力で走るとこの本数でもしっかりと負荷をかけられます。雨が降るかもしれないという不安はありますがやると決めたからにはやる。

人数的に12人だったので3人1組で4チーム。150mのリレー形式です。エンドレスリレーは好きではありません。差がつくと女子は必死になれなくなるので。常に競争できるように工夫しながらやっています。3本走ったらそこでリセット。歩いて繋いで次のスタート地点へ。3人目がフィニッシュしてから3分後に再スタート。これはかなりキツいと思っています。

1本目から全力で行くようにと話していました。素直に全力で行ってくれて乳酸爆発的に蓄積している状態で2本目。3本目はすでに脚が動かない状態。狙い通りです。選手が「心肺機能は余裕があるのに脚が動かない」と言っていました。それはそうでしょう(笑)そこが狙いなのだから。

2セット目からはフィニッシュタイムを見ながらスタートで差をつけるようにしていました。単純にスプリントが速いからこの手の練習ができるというのとは違います。実際に走りを見たりフィニッシュの差を判断しながら変えていく。全員の力を把握している訳ではありません。この日まで走練習はしていないので走りの特徴なども掴めていない。実際に見ながらどう差をつけるか。

理由は単純です。どうやって最大負荷をかけるかです。差がついて追いつけなくても仕方ないという空気感は出したくない。それだけです。

走りの合間やセット間には出来るだけ選手に声をかけるようにしていました。ハードリングだけではなく走力が大きく影響していきます。走れないと勝てない。100mHよりも圧倒的に走力の差が出てくると思います。だから目の前にいる選手と競争する。3本を3セットやりました。何人かは地面が濡れているにも関わらず走り終わってから倒れ込んでいました。個人的には濡れたら申し訳ないなと思っていましたが、力を使い切ったという感じがあるのだけは確かです。本当に良い表情をしていました。

私は彼女達の顧問ではありません。あくまでこうやってきっかけ作りができたら良いなというだけ。逆足の必要性だったり、歩数の切り替えのイメージ。これがいつの日にかプラスになればなと。「インターハイで私の走りを見てください」と数人が言って来てくれました。私がインターハイに行けるのか?!という話もありますが。それでもこうやって言ってもらえるとありがたいなと思います。

最後に写真を撮って終了。






閉校式までの間に何人もが質問をしに来てくれました。積極的です。強くなりたいという気持ちが大きいんだろうなと改めて感じました。こういう選手と一緒に時間を過ごすことができたというのは本当にありがたいことです。感謝しかありません。この子達がより真剣に競技に取り組んでくれることを期待しておきたいと思います。

帰り際に宮島SAに寄って宮島牡蠣味噌ラーメンを食べました。眠くて危うくなりそうでしたが💦安全第一で。






貴重な数日間でした。感謝。

コメント
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