kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会2023〜400mH〜

2023-06-20 | 陸上競技
中国大会のことを。

多分かなり長くなるのではないかなと思います。書く前から宣言するのも何ですが(笑)。この種目に対してはやはり思い入れがあります。これまでは他校の選手のサポートという形でしたが今年は初めて「勝負する」と考えてやってきています。「ハードル練習会はいつやるのか?」と何人かに言われていましたが今年は余力がなく。この子達をインターハイに行かせるためには何をするべきかというのがあって最優先を自チームにしました。

3人インターハイに進ませたい。そんな野望を持っていました。2年生がのSさんが春先に足を痛めて練習が積めませんでした。本当であればこの子が一番ハードル練習をしないといけないというのがあるのでその部分が足りなかったというのは大きな失敗だったと思います。レース経験が少ない中で中国を迎えなければいけない。同じく2年生のKさんも経験が足りない。「100と200が良いのでは?」という意見もあったのですが、これから先戦うためには「日本一が狙える種目」を選択するべきだと考えていました。冬から種目変更。

そして3年生。この子はどうしてもインターハイに進ませてあげたいなというのがありました。手が掛かる部分もありますが、ずっとインターハイを目指してやっているのは明らかでした。まー付き合いが長いのでこちらも感情移入しますし。あまりそうなると冷静さを失うので極力そうならないように自分をコントロールしていましたが。

県総体で表彰台独占しましたが記録的にはインターハイに届かない記録でした。63秒5を切ってくれればインターハイに届く。その話をずっとしてきました。昨年の秋のレベルを考えるとこちらもある程度想定できます。Tさんには中国大会が始まる前には「64秒2を切ったら行けると思う」と話していました。「その記録で行けると思うけど63秒5を確実に切って行く」と言っていました。この辺りは本当に強気。2年生がこれに物応じせずに勝ち気で対応できると面白くなるのですが。

この競り合いをチーム内で生み出したいと思っていました。ここも何度か書いていますが、昨年の山口県のレベルは物凄い低い話になっていました。70秒を切らなくても中国新人に行ける。その中でぬるま湯に浸かっていたらTさんが伸びないと感じていました。たった6枠しかない中国からのインターハイへの切符。それをチーム内で争うというのは不協和音を生み出すことになる。それは間違いなく分かっていました。しかし、そこをしない限り中国で戦えるまでの力は付かない。反発もあるというのは自覚していました。それでも「インターハイに行くために」はそれを受けていかないといけないなと。半端ないストレスでしたが(笑)

予選。まずはSさん。去年はハードルロスが12秒くらいでした。400が62秒くらいでヨンパが74秒。それでも冬季練習で一番伸びているなと感じることができた選手でした。春先に足が痛くて走れない時期があって調整が遅れていましたが。県総体で67秒8まで行きましたが全くレースにならず。前半遅すぎでした。練習とは別の走りになってしまう。それを県総体以後修正。踏切が近くなるのでその部分を本人が朝練で修正していました。何度か付き合いました。やる気があればそれに合わせてこちらも対応したいなと思っています。

レースは前半から積極的に。5台目まで17歩で押していけました。ハードリング自体はまだまだですがやっとそれらしくなってきました。上位選手に遅れてしまいましたが4着でフィニッシュ。1分05秒94の大幅ベスト。1組目の2着は1分06秒11ですからこの組は高かったことになります。これなら予選通過は間違いないなと確信。どうやってあと1秒6短縮するか。

3組目にTさん。予選は問題なく通過できる力があります。安心して見ておくことができました。5台目まで17歩、18で2台行ってそこから19歩で。普通の選手は逆足に苦手意識があります。ここに関しては1年生の最初の時からヨンパのためにひたすら逆脚をやっていました。手前味噌ですがハードリングに関してはTさんは中国ナンバーワンです。ロスがない。走力的にはぶっちぎる強さはないですが、ヨンパであれば戦えます。きちんと走ってくれました。組の1着で通過。これは自信になります。

4組目はKさん。走りのコントロールがまだできないので最初から行くだろうなと思っていましたが案の定。ガンガン飛ばしていって圧倒的なレース。1分03秒55のPBでフィニッシュ。2着が1分06秒だったので圧倒的な感じがありました。こういう部分でもう少し余力を持って走れるといいんだろうなと。県総体の時に10台目で真上に跳んでしまうという恐ろしいレースをしてしまいました。それにより怖がっている部分もあります。7台目まで17で8台目9台目が18歩、最後が19歩です。この19歩が全くダメ。大幅減速しています。今回はこのパターンでと決めているので次からは変えないといけないかなと。

なんとなく長くなっています。準決勝以降は記事を変えたいと思います。飽きずに書いておきます。
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中国大会2023〜400m〜

2023-06-20 | 陸上競技
中国大会のことを。

初日は高跳びと400m、4継がありました。トラック種目のことで手一杯になっている部分があってフィールドに関しては全て選手任せになっています。この部分が自分の中で「指導方法」について考えさせられる大きな部分です。きちんと見れていない。申し訳ないなと思います。キャパを広げていければ違うのかもしれません。ずっと書いていますがまだスプリントのこともハードルのことも十分な指導ができているのは思っていません。ここを極めていくためには「部活動」というよりは「クラブチーム」で特化してやっていく方が良いのではないかなという想いがあります。それなら誰にも迷惑をかけないので。悩みます。

400m。県総体でワンツーで入りましたが、実際のところ中国では戦えないというのがありました。昨年の秋の段階で6番目が57秒2。どう考えてもそこまでまだ行くとは思えない。春先の県総体の様子を見ても56秒台を出さない限りはインターハイはないなと思っていました。指導者としてダメだとは思いますが、「400でのインターハイは厳しい」という話はずっとしてきました。しかし、マイルでインターハイを狙う。そのためには出場する選手が少しでも記録を短縮してくれることが必要です。

予選。最初に3年生。1.2年生の時はずっと故障していてまともに練習ができませんでした。ここにきてやっと練習が積めた。が、元々スピードがないので持久力で押していくしかない。200のベストが27秒4くらいです。前半を1秒落ちで入ったとしても28秒5くらい。ラストを31秒でカバーしてなんとか1分が切れる。29秒くらいかかって前半入るのが大半なのでどう展開をもっていくかです。

それなのにレースが始まっても動かない。何人かは走っていません。それでもレースが継続していたので慌てて走る。間違いなく0.5秒以上はロスしたと思います。もっとしているかもしれません。こちらも混乱しました。ありえない話ですから。元々スタートが遅くてスピードに乗れないタイプなのに。それでも無理やり追いかけて行きました。なんとこの状態で59秒93(笑)いやいや、どれだけなんだ。きちんと走っていたら59秒前半は間違いない。大幅ベストが出ていたはずです。なんだかよく分かりませんが。初めて60秒を切ったレースがこんな感じになるとは。

次に2年生が走りました。試合前の調子から考えると58秒台に入れるんじゃないかなというのがありました。それくらいの走れていた。が、実際のレースは前半から行けませんでした。ここで行っておかないといけないのに…という感じで。最後まで微妙なレース。1分00秒02という本当に微妙な記録。エースになるであろうこの子が1分を切れないというのは雲行きが怪しくなる。うーん、という感じでした。一応県総体チャンピオンだったのですが。まだまだ課題になる部分が多くあります。

これにより3年生がプラスの4番目で準決勝へ。2年生が5番目で予選敗退。難しい話です。マイルで戦うためには最低でも準決勝に進む選手が複数人いないと無理だと思います。うちにはエースがいません。平均値で戦わないといけない。そうであればその平均値を上げておかないといけないのに60秒をちょっと切るかどうかの話。他のチームには56秒台がいます。1人で3秒以上離されてしまう。危機的な状態だなと感じていました。

準決勝は最初から思い切っていくように指示。まーずっと同じ話をしていますが。予選の走りが本物ならきちんと走れば59秒前半は出るはずです。が、前半置いていかれてラストも追いつけず。記録は1分00秒01。プラスの2番目が57秒58だったのでどう戦っても相手にならないなという感じでした。厳しい。もっとやり方があったのかもしれません。

決勝では54秒33がトップ。55秒台が2人。6位が56秒63、7位は56秒80という過去最高のレベル。4継もそうですがなぜこのタイミングで全国でも戦えそうな選手達が中国地区にいるのか。恐ろしい話です。そうなれば間違いなくマイルの記録も上がります。圧倒的なエースを持っていないうちのチームでどう戦うのか。ここは作戦でどうにかなるのか。分からない部分でした。

初日は4継が47秒91、400が1人準決勝に進む。チームとしてはそれなりに走ったのですが周りのレベルと比べると「置いていかれている」というのが正直な感想でした。指導について本当に考えさせられる日でした。この日は昼ごはんを食べられませんでした。場所取りのことや試合のアップのことも含めてあまりにもやることが多くて。実際、3日間昼食なし。身体には悪いでしょうがなかなか余裕がありませんでした。

ひとまず1日目のことを記録しておきます。
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中国大会2023〜4継〜

2023-06-19 | 陸上競技
中国大会のことを。

今回の最初の山場は4継でした。ここで本気でインターハイを狙いたい。47秒5を出せればインターハイに届くという話をずっとしていました。私が以前インターハイに4継で出場した時は48秒2で5位、48秒1で4位でした。当時とは状況が異なりますが。tokushoの時は春先から49秒2、hoshoの時は48秒1で走っていました。これくらい春から走れれば間違いなく届くなという印象を持っていました。

この4月にレースに出た時、50秒0でした。ここは衝撃的な話です。全く走れていない。バトンが詰まっていたのはあるのですがそれでも50秒かかるというのは想像できない話でした。そこから47秒5を目指すというのは想像できない。それでもインターハイを狙うならやらないといけない。バトンに関しては徹底していました。が、中国合宿後に見てみると詰まる感じが強くなっていました。スピードに乗らずにバトンを渡す感じ。これでは絶対に戦えません。

このタイミングで1年生が入ってくる。2人しかいませんが1人は中学校の時に12秒52で走っている。この子を1走に投入することに。上級生でも対応できると思っていましたがロングスプリントとの兼ね合いもあるので別でやることにしました。とはいえ、1年生はこれまでほとんど練習をしていませんから大きな戦力になるかどうは未知数。ほとんど走らせていませんが足が痛くなるので無理はさせられない。支部大会でやっと49秒に入ったというレベルのリレーでした。かなり厳しい。

その状態で中国で47秒5を目指す。走力的には可能なレベルまで来ていました。客観的に見て充分達成できるかなと。県総体でやっと48秒2まで来た。これが春先に出ていないと行けないタイムだったのですが。とにかく間に合うかどうか。前の記事にも書きましたが4月末の織田記念で全く勝負にならなかったので調整を度外視して強化をすることに。間に合わない部分を無理矢理でも間に合わせるために突貫工事のような状態で。

中国大会前はかなり上がってきていると感じていました。バトンも安定。他の学校よりは間違いなく質の高いバトンができていました。それでも中国地区のレベルが間違いなく上がっています。うちには「スーパーエース」はいません。他校には12秒0で走るエースが何人もいます。そこの差を埋めるためにはなんとか誤魔化さないといけない。「力勝負」では勝てないのでバトンで誤魔化しながらという感じだったと思います。

中国大会の予選、動きは悪くない。が、アンカーが若干の力みが見られました。元々力むと上に抜ける走りになる。3走まではある程度来ましたがアンカーの力の発揮ができずに48秒32。ここの部分をどうするか。話をしながらどう修正するか。流れ的にはかなり厳しかったと思います。予選から47秒台に入っておいてそこから記録を上げていければ可能性があるかなと思っていたので。48秒32から0.8秒上げるというのは流石の高校生でも厳しい。この日の全てを準決勝のアップに注ぎました。

アップの段階ではかなり行けそうな雰囲気になっていました。アンカーも本来の力に近付いている。このプレッシャーの中で勝負を分けるアンカーを走るというのは大変なことだと思います。昨年は50秒でしか走っていないチームで中国大会でいきなり上を目指す。ここは難しいのかもしれません。現実味が湧かないのかもしれない。事前のランキングでは7位くらいだったと思います。が、まだ力的には10番目くらいだと認識していました。その中で選手達を鼓舞しながら「47秒5」を目指す。それができなければ勝負はできませんから。

1日目の最後の準決勝。一番アウトレーンでした。カーブが緩い方が走りやすいと思っています。前半から積極的なレースができました。バトンは全体的に少し詰まり気味。が、ロスは最小限。アンカーに渡った時には3着くらいだったか。そこから粘ってはくれましたが結果的には47秒91。大幅チームベストですが着順では入れず組の5着。プラスの2番目です。あとは神頼みするしかない状況。2組目も接戦。4着が47秒89。この時点でインターハイへの道が閉ざされました。

たった0.02秒ですが大きな差です。取り返しのつかない0.02秒。バトンが詰まり気味でなかったというのはいつも通り「たられば」です。無意味。結局「力不足」でしかありませんでした。なんとか47秒台が出せましたがエースがいない中で戦ってきた結果だと思います。最低でも12秒0で走れる選手が1人。できれば平均値をそこに上げられないと。

結局、インターハイに進んだチームは47秒56でした。予想通り。うちが弱かったのが原因です。ひいては私がきちんとした指導ができなかったのが原因。力を上げ切ることができなかった。指導者として失格レベルだと思います。2秒以上伸びたという評価は意味がないと思います。「結果を残す」と選手に話してきたのに結果このレベルまでしか伸びなかった全ては私の責任だと思っています。取り返しのつかない話。

わがままを言って指導させてもらっていたのにこの結果。選手が涙を流していました。その姿を見て「何をしてきたのか」という思いが強くありました。4継で本気で狙ってインターハイに行けなかったのはhoshoで8位になった時のみ。あの時は3走が走っている時に足を痛めました。これも言い訳でしかない。今回は元々優れた走力があった選手達ばかりです。力を引き出せなかった。間に合わなかったというのは自己弁護でしかない。引責辞任も考えるべきだと真剣に考えています。それくらいの取り返しのつかないことをした。インターハイを狙ってやっているのにインターハイに届かなかったというのは謝罪しても許される話ではありません。

行けたら良いなではなくて「インターハイに行く」という部分で狙っていました。本当はインターハイで戦うことを目指してやらないといけない。が、インターハイに行くことが目標になってしまっている。このレベルで偉そうにblogにあれこれ書いているというのは厚顔無恥だと思いますね。

それでもここで終わりではない。翌日からまたレースがある。気持ちを奮い立たせて取り組まないといけないと思っていました。選手には「全てを私の責任」という話だ消しました。選手はよく走ったと思います。チームベストです。2年生3人、1年生1人のチーム。次があると言われるかもしれません。が、大切なのは「今」です。来年のインターハイのためには行っておかなければいけなかった。

上手くまとまりません。悔しさというよりは力不足を感じています。勝つために何をするか。本当に考えないといけない部分だと思います。記録しておきます。責任は全て私だと思っています。選手はよく走ってくれました。
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中国大会2023~思うこと~

2023-06-19 | 陸上競技

中国大会が終わりました。やり切れたかというと微妙な部分があります。特別な感情をできるだけ入れずに淡々と記録しておきたいと思っています。多くの人が見られるかもしれません。どのように受け取られるか。分からない部分がありますが、できるだけ客観的にできるだけその時の状況を踏まえて。

 

まず初めに。私自身はこの4月から女子を中心に指導をさせてもらっています。男女別という形になっています。これが本当に正しいのかどうかは分かりません。私は短距離系の指導しかできないと思っています。フィールド系に関してはkbt先生に頼りながらやっています。ここに関して不満に思う選手、保護者もいらっしゃると思います。それなら男女別にやっているとは言えないのではないか。確かに。基本的な「身体作り」に関しては共通する部分なので一緒にできると思います。細かい技術的なことはできません。そうなると関わる時間も差が出ます。ここに関しては申し訳なく思っています。今回の中国大会でもスプリント系の種目に付くことは最優先させてもらいました。それによりどのような結果につながるのか。考えさせられます。

 

昨年、トラックからは誰一人インターハイに進めませんでした。予選通過が400mHとマイルのみ。準決勝では戦えないまま終わる。1年生が1人200mで決勝に残りましたが戦えませんでした。この状況を見て私は必要ないなと思う部分が強くありました。これからの指導に関して自分の生き方に関して。どうするかを必死に考えていました。秋の中国新人も同様だったと思います。4継は予選落ち、マイルは4分8秒くらいで決勝に残りましたが8位。200mも8位。400mHで67秒で5位。正直「戦える」という状況ではなかったと思います。

 

別に私の指導がどうこうではない。それだけは確かです。kbt先生の指導はトップレベルだと思っています。私が出る必要はない。これまでの指導実績を見てもkbt先生ひとりで充分だなというのもあります。更に私は「全体の指導」に興味が強くなっていて、ハードル練習会のような「全体のレベルの引き上げ」をしたいなと思うのがありました。部活動の指導を辞めて「クラブチーム」で活動したい。その気持ちが強くありました。周りから引き止められながら・・・。

 

目の前の選手に結果を出させる。ここは難しいことなのかもしれません。kbt先生にわがままを言って「週に何回か女子だけ別練習にできないか」と申し出ました。かなり失礼なことを言っているのは分かっています。それでも「何かの形を残す」という意味では「トラック種目でインターハイにいけない」というのはよくないなと。週2回だけ指導をさせてもらいました。このあたりのことは何度かblogに書いています。kbt先生の配慮によりそれを認めてもらいました。繰り返しになりますがかなり「失礼」な申し出であったというのは自認しています。

 

3月になるくらいから「これでは間違いなく間に合わない」と感じていました。走練習なども「やっておきたい」と思う部分があってそれが十分できていない。ほとんどの学校では男女が一緒にやっています。それが「当たり前」だからです。しかし、より細かく状況に応じた指導をするためには「男女別」というのも必要なのではないかと。もちろん、男子のハードルに関しては別に指導しますし、気になることがあれば男子にも声掛けをします。それでも「細かい指導」という部分では分けたほうがいいのではないかと。

 

更に上述のように「スプリント系」しか細かい指導ができない私が「男女別」にすることは弊害も出てきます。フィールド系の指導が手薄になるためです。ここもどうするのか。専門練習に関しては各自が考えてもらうようにして事前に提案させる。それに対してこちらが感じたことを伝えて修正。細かい技術的な部分はできないのでフィールド系にとっては「不公平感」が間違いなく生じると思います。こういうところからきっと組織は崩壊していくのだろうなとは思っています。できるだけコミュニケーションをとるようにしてはいますが不十分だと思っています。

 

3月から少しずつ移行していって4月からは男女別のような形になりました。が、4月は「記録会」などが連続で入るため「強化練習」といえるものが実施できなかったというのが現実です。調整などが多くなってしまって練習ができない。結局、「覚悟を決めてやる」ことになったのが4月29日の織田記念が終わってから。県選手権がありましたが調整はしないで「鍛錬期」のような形でやっていきました。筋力的なものが圧倒的に足りていない。さらには「走練習」できちんとした量が消化できていない部分をどうするか。

 

高校生が勝ち上がっていくためには「タフさ」が必須だと思っています。1本だけ速い選手は勝負できません。同じ日に何本も走らないといけない。力がある選手であれば「余力を残して勝ち上がる」ことも可能だと思います。普通の選手であれば「1本目から全力」でなければいけない。そう考えた時に「タフではない」という印象。さらに1本目からそれほど速くない。ベースアップをしていなければ戦えないなと。

 

時期は前後しますが3月末だったか。4月初めだったか。完全に「指導を辞めよう」と思ったことがありました。こんなばからしいことはやってられないなと。教員だから我慢してやれと言われてもその気にはなれませんでした。冗談じゃない。無礼な態度に対してどこまで自分自身を押し殺してやるのか。kbt先生にも「顧問を辞めさせてもらいたい」と申し出ました。そのほうが「組織」としていいのではないかなと思う部分が多かったので。周囲から説得を受けましたがかなり「嫌気」がさしていました。本当に。kd先生から「やらなければいけない」と諭されました。それが今の私の「役割」だと。

 

フィールド種目に対しての「不公平感」と本当に私が指導をする意味があるのかという「疑問」が自分に対して強くありました。フィールドに関して手厚くできていないという認識はありますし、それに対して選手が不満を持つであろうことも分かります。その中で自分が何をするのか。自問自答を繰り返しています。

 

blogで何かを書く。常にリスクが伴うと思っています。保護者や生徒がこのblogを読むことも考えられます。その中で「文字」を切り取られて批判される可能性は高いと思っています。私はスーパーマンでも何でもありません。普通の人間です。負の感情を持つことも当然ながらあります。「やりたくない」と思うこと自体が「悪」だと言われたらやはり「指導」はできないと思っています。

 

「結果を出す」「責任を果たす」という部分。これが中国大会において「やるべきこと」だったと思います。春先に4継は50秒0しか出せませんでした。400mHも68秒とかかかる流れでした。この状態からどうやって「インターハイを目指してやっていこう」という段階に進むのか全く見えない部分でした。それでも「役割」だというのであれば「結果を残す」ことができるようにしないといけない。嫌われても敵を増やしてもです。

 

まとまりません。今回の中国に関しては書きたいなと思うことがいくつもあります。それは記しておきたい。そう思っています。

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育てること

2023-06-14 | 陸上競技

真面目に競技のことを書いているので退屈だったと思います(笑)。もともと、このblog自体は「陸上日誌」としてスタートしています。とはいえ、本当にどうでもいいことも書いているので何が目的かわからなくなっていますが。

 

コメントにもあったので今の「育てる」生活のことを書いておきます。一番のエビ生活。これは常に細心の注意を払って活動しています。それなのに毎回毎回うまくいかない。理由が明確ではないのですが。突然水槽が崩壊してほぼ全滅するという状況が5月中旬に生まれました。理由が分かればいいのですが分かりません。順調だった水槽が一気に崩壊しました。このショックは半端ない。

 

そこでまた水槽をリセットしてやり直し。懲りないですね。どうすれうまく育てられるのか。ここは試行錯誤です。かなり勉強したつもりですが。また新しく購入して育てています。水槽が崩壊する前には水草が白くなったりしていたので何かしらの原因があったのだと思います。調べたけれど分かりませんでした。水替えの頻度とフィルターのスポンジが汚れていたのが原因なのかなと。ここは正解が分かりません。意識して育てていると水槽の水自体がキラキラしています。たぶん良い状態なのだと思っています。

 

 

現在15匹くらいいます。餌のやり方も考えるようにしています。大きなえさを与えるのではなく「粒状」の小さな餌を与えています。このほうが餌が散らばるので水が汚れるという情報もありますが、試しながらですね。

 

そして「植物生活」は比較的順調。イチゴに関しては一旦収穫をしましたがまた花が咲き始めて1つだけ実がなりました。イチゴの形としてはあまりよくな気がしますが。それでも実がなるというのは大きいですね。毎日の水やりをするかいがあります。

 

先日から育て始めたトマトはかなり大きくなりました。

 

 

そろそろ支柱がないと倒れてしまう可能性があります。昨年は室内で育てたので上手くいきませんでしたが、今年は大きく育っています。1株しかないのでどれくらい収穫できるかわかりません。トマト自体は水を上げないほうが甘い実ができると聞いています。が、水を与えないと枯れてしまうのではという不安もあって結局は水をあげています。。これも様子見ですね。

 

いろいろなものを育てる。これにより普段話をしない生徒とも会話をすることになります。コミュニケーション手段の1つとして位置づけられています。まー私は好きでやっているだけなのでそこまで考えているわけではないのですが。こういう時間も必要かなと。本当にバタバタして時間がないのですが毎日数分間だけでも植物や生き物を育てることで癒されます。

 

一喜一憂しないでやっていけたらいいなと思っています。できることをしっかりやりたいなと。気分転換も含めて。

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どこを目指すか

2023-06-14 | 陸上競技

思うことを。

 

中国大会が目前に迫っています。私は日々の業務に追われて壊れそうです。どうなのかな。本当に必要なこととそうでもないことがあって。業務の大半は「どっちでもいい」ことなんじゃないかなと思う部分もあります。業務改善。形骸化している部分が大きくあります。私自身は「元気だから大丈夫」と言われますが、結構なストレスを感じています。この状況下で何かをするというエネルギーがどれだけ湧いてくるのか。自信はありません。

 

そんなことを言いながらも週末には中国大会が始まります。気合を入れて何かをしようという気はありません。平常心というか。平常心というと「普段と同じ気持ちで」という意味があると思います。「平常心で臨む」ということを意識している時点ですでに「平常心」ではない気がしています。いつも通りにする。それを心掛ける。私は「何も変えない」ままでいようと思っています。試合のアップだろうが何だろうが。必要なことをやっていきますが、いつものように雑談もします。試合に向けて「集中力を高める」というような言い方をしますが、「普段と違う」ことをする必要ない。それが「いつも通り」なんじゃないかなと思っています。特別な気持ちで臨むと気合が入りすぎて力みが生まれます。「やってやるぞ」という気持ちが強くなりすぎるといつも以上に何かをしようとします。それって「平常心」ではない。そう思っています。

 

以前の私なら「絶対にやるぞ」みたいな話をしていたと思います。顧問自身が「いつもと違う」状況で話をする。それは間違いなく選手に伝わります。顧問自身が前のめりになると選手はそれを感じてより前のめりになる。もちろん、インターハイに進んでもらいたいと思っています。だからといって「ここで気合を入れてインターハイの切符を手にするぞ」とずっと言っていたら結局選手も「インターハイ」とか「順位」という「流動的なもの」に目が向いてしまうのではないかなと思っています。余計なことを言い続けると結局はマイナスになる。過剰な緊張を生み出すからです。そんな状況で力を発揮するというのは困難。それならどうするかだと思っています。

 

昨年の今頃は何を考えていたのか。記憶がありません。どの種目も「戦えない」という状況でした。それは「競技力」だけではなく「すべての部分」で。個人で中国大会に進んだ選手も数えるほど。リレーも予選通過が困難な状況。それでも何かできないかという気持ちは多少なりとあったと思います、blog自体は殆ど書いていないのかな。気になってみてみると「エビ」と「いちご」の話が中心でした(笑)。なかなかですね。競技に自分自身が向いていなかったのかもしれません。

 

今年はそれなりにランキング上位の選手もいます。女子の指導をさせてもらって2か月とちょっと。少しは変化も生まれているのかもしれません。まー別に私が指導したからとかではなく、元々それくらいは行っていたのかもしれません。自分自身が「優れた指導をしている」とは思いません。しかし、「結果」を出すために何をするかは考えています。インターハイに行くことができるかどうか。これも不確定要素です。行くつもりではいますが「相手」がいることなのでどうなるのか。自分たちがどれだけ力を出せるかが重要だと思っています。力比べをして勝つか負けるか。

 

ヨンパに関しては他の学校よりは逆足の練習をしていると思っています。とはいっても、それなりにですが。2歩ハードルをやりながら逆足を強化する。この部分が大きく勝負を左右するだろうなと思っています。競り合ったときにとっさに逆足がでるかどうか。レースが崩れたときに立て直せるかどうか。そのあたりのことはずっとやっています。今更何か新しいことをやるつもりもありません。新しい指示を出す必要もないと思っています。「状況に応じて判断」かなと。とにかく「力を出し切る」というのが一番のテーマです。自分のやるべきことをやる。それ以外にやることはないと思っています。

 

去年のことを考えるとずいぶん戦えるようになってきたのかなと思っています。種目変更のことも影響していると思いますが。個人種目で「一番戦えるもの」を選択しています。そのことに対しては保護者も含めて色々と意見はあるでしょう。100mが花形種目であればそこで活躍するのが一番目立ちます。しかし、そこに固執していたら他の「可能性」を潰してしまうことになる。それって本当にもったいないことではないか。「戦う」ことができる種目をどうするかだと思っています。

 

やはり「周りからどう思われるか」ではなく「競技会でどのように力を出すか」ではないかなと。選手が持っている力を最大限に発揮するためには「やるべきことをやる」のが必要。私自身は走るわけではありません。しかし、サポートはできます。いつもと違うかかわりはしません。自分が流れを崩してしまうことは避けたいからです。何をするにしても「いつも通り」でいいかなと。私が気合が入りまくったところで選手のパフォーマンスが上がるわけではありません。逆にマイナスになることのほうが多い。そうであれば「普段と同じ」関わり方をしたいなと思っています。特別はありません。

 

目指すところはどこか。どこなんでしょうね(笑)。自分自身もよく分かりませんが、目の前のことをやっておきたいなと思っています。

 

まとまりませんね(笑)。いつものことですが。

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最後の刺激

2023-06-13 | 陸上競技

月曜日。この日は中国大会のための最後の刺激となっていました。もうここまで来たら特別にやることはない。あとは選手がきちんとスタートラインに立てるようにするだけです。この段階である程度走れれば十分かなと。これから一気に調子が上がるということもないでしょうし、一気に落ちるということも考えられません。練習量を落として調整をするのでこの日よりは走れるようになると思います。まーやるべきことはやっているので今更じたばたする気もありませんし。

 

練習に関してはバトンと専門。バトンに関してはここでしっかりやっておくという感じでしょうか。とはいっても本数は限定。最大でも2本。それ以上はよくても悪くてもやらない。10バトンとカーブ直線のバトンである程度対応できています。そうなれば問題ないかなと。今回女子の4継は7レーン。県総体の時にはほとんど真ん中を走らせてもらいました。予選は3レーンくらいでしたが(笑)。カーブが緩いほうが走りやすいのでありがたいことです。バトンに関してはそつなくできていました。1-2走のところが早く動いてしまって微妙なバトンになったのが1回目でした。これはいただけません。ミスを想定はしています。しかし、中途半端にもらって終わるというの一番避けないといけない。ミスをしたとしても「もらってから加速する」というところはやっておかないといけません。試合の時にも同じ状況が生まれる可能性があるからです。ゆるめてもらったとしてもそれでも加速はしないといけない。

 

バトンに関しては「受け渡し」も大切ですが、「もらってからどうするか」は重要です。きちんとトップスピードに乗るまで加速しておかないといけない。試合の時を想定しての動きは絶対に必要です。この日はここが課題でした。まー県総体の前は2-3走が全く渡らないというあり得ない展開でしたからそれよりはずいぶんましです。「緊張する」ことで普段とは異なる動きをしてしまう。それだけは避けないといけないかなと。2-3走のバトンについては新たな発見もありました。2走がチーム内で一番身長が高い、3走がチーム内で一番身長が低い。このバトンパス。2走がずっと「上から下」にバトンを渡していました。このパスに関してはかなり危険だと思っています。空振りした時に体勢を崩してしまうからです。しかし、よく見ると3走は最大限手を上げています。それでも2走がまっすぐ渡すには低い。あーそういうことかと。この2人が組んでいる限り、「身長差」はどうにもなりません。そうなるとどうしても「上から下」になってしまう。それでもきちんと渡るのであればそれで仕方ないかなと。走順に関しては一切変えるつもりはありません。そうであればこの形で慣れていくしかないかなと。問題なし。

 

そこからは専門へ。100mH選手が「不安げ」です。元々自信が持てないタイプですがこの日は「2台目まで届かない」と(笑)。いやいや、14秒5で県総体走った選手が2台目まで3歩で届かないはずがありません。不安があるのだと思います。ある程度流しながら「きちんと走る」ことを伝えると次はかなり良くなる。気持ちが安定してくれたら14秒3くらいは出ると思います。自分の力を出し切るか自滅するか。ここはもう自分の選択です。必要ないことをやって自滅するようであればこれから先戦うことは困難です。結果は「自分次第」という感覚でいないといけないと思いますね。

 

100m選手はこの日はスタートが安定していました。かなり良かった。向かい風ですが崩れることなく走れていました。ここ最近で一番安定していた感じがあります。最後に100mH選手2人と走った120mも問題なく走れていました。100mH選手は県総体で8位となっています。が、100m選手と全く同じくらいで120mをフィニッシュしている。これが何を意味するか。自信がなければ走れない。きちんと力が出せれば走れる。そこに尽きます。100m選手には「平均値を上げる」という話をしておきました。県総体までのベストが12秒77。県総体で12秒60→12秒54→12秒44とすべてのレースでPBを更新しました。しかし、まだ1度だけです。安定して12秒4が出せる必要がある。これができるとハマれば12秒2は出るでしょう。たまに記録を出すというのではなく「高い水準で安定する」からこそPBが高くなる。1回だけしか走れていない選手はそのPBが自分の力だと思い込むので「記録が出ない」と苦しみます。間違いだと思っています。よく走れていました。

 

400mH組はかなり高水準で安定。3人が3人ともいい感じで走っています。疲労を残したくないのでこの日は200mH(5台目まで)としています。選手によっては6台目まで。これは「歩数の切り替え」の関係です。3年生は5台目まで17歩で行こうと思っています。もちろん、条件にもよりますが。ラストが持つか持たないかというのも大きく影響してくるのでその部分まで考えて実際は4台目までにするかもしれません。5台目まで17歩で走って終わりというのではなく次の18歩の感覚を作って終わっておく必要があると思います。ヨンパの勝負を分けるのはやはり「歩数の切り替え」です。ここの練習が足りなければ間違いなく失速します。2年生の1人は4台目まで17歩で行くことにしているのでこちらも6台目までで逆足・利き足で終わるようにしました。やっと走れるようになってきたかなという感じ。64秒台が見えるかなと思っています。2年生のもう一人はかなりです。16歩で詰まります。切り替えも無難にできていました。調子がかなりいいようです。3人とも5台目までのタッチダウンは過去最高。まー試合になればどうなるか分かりませんが「自信を持つ」ためには必要な要素だったかなと思っています。

 

「目標記録」について考えておく。これは冬季練習に入るときに女子に伝えていました。中国大会からインターハイに進むために必要な「記録」がどのくらいなのか。今の選手の状況から考えると「3位以内」「6位以内」はどれくらいになるのか。やみくもに「レースに出る」のではなく「明確な目標値」が必要になります。女子のヨンパであれば例年63秒5くらいでインターハイが決まりります。今年度は例年に比べると少し記録が落ち着いているので64秒1くらいでインターハイが決まるのかなと思っています。それでも63秒5は出さないといけない。その記録に届かなくてインターハイに行けないというのでは自分が負けているということです。63秒5を目標にしていたの出ればまずは自分がそのレベルに到達する。到達してどうだったかという話です。64秒5では「届かない」のは当然です。4継も同様。自分たちが48秒0でしか走れないのにインターハイに行けなかったと悔しがる水準ではありません。47秒5を出すという話でやっていますから、その記録を出して初めて「戦うことができた」ということです。その記録を出して初めて勝負といえる。「記録は関係ない」と言われるかもしれませんが、まずは「戦える力」があって初めてチャンスが出てくると思っています。


やるべきことはやりました。淡々と。以前のようにガツガツはしていません。あとは選手が冷静にやってくれることだけ。間違いなく県総体よりワンランク上げることができました。それでもまだ足りないかもしれません。あとは選手を信じて見守りたいと思います。

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スピード刺激と計画

2023-06-12 | 陸上競技

日曜日。この日は変則的に練習を実施。日曜日にスピード刺激、月曜日に競技場でポイント練習となります。それほど量的にはやらない。やるべきことはすべてやっておく。日程変更もその一つです。決まりきったパターンではなく「臨機応変」に対応していくことで必要なことができます。

 

私は少し早めに学校に行って少し歩く。5キロくらいですが。ひたすら歩く。

 

練習自体は軸とバランスをやってからフリーアップ、腰押し、チューブ5歩、10バトン、25並走、バトン合わせです。土曜日を休みにしています。この日の課題は「身体を動かしておくこと」です。話を聞く中で試合前日を休みにするという指導者もいるようです。感覚的には「休んだ次の日は身体が動かない」というのがあります。翌日のポイント練習のために準備をしておく。それがいいのか悪いのかは不明。私的には動いておきたい。あくまで感覚的な話なのですべての選手に合うかどうかは分からないのですが。

 

走り自体はずいぶんスムーズになってきました。バトンもまずまず。これくらい動けば県総体よりも記録は出るんだろうなと。とはいえ、そこまで「記録を出す」ということを求めてはいません。「自分たちのやるべきことをやる」だけかなと。記録を狙いに行って出るというのも必要なのかもしれません。が、これまでの経験上「狙うと無駄に力が入る」というのがあります。冷静に「やるべきことをやる」というのが一番なのかなと。必要以上のことはやらない。淡々と必要なことをやっていくこと。ここだと思います。

 

経験がないときや「初めてインターハイを狙う」というときなどはこちらが前のめりになります。話す内容も「記録を出そう」とか「絶対に勝つ」みたいなものが多くなる。これを「情熱的」ととらえるか、「冷静さがない」ととらえるかだと思います。大半は後者ですし、初めてインターハイを狙っていた時の私も後者です。今はずいぶん落ち着いてきました。私がどれだけ本気になっても選手がその気にならない限りは意味がない。その気になったらあとはこちらが抑えながらやりすぎないようにする。そこも年を取ったからできるのかもしれません。こう見えても結構冷静なんです(笑)。

 

体幹を締めるためにMD腹筋を。これにて終わり。1時間半もかからなかったかなと。試合が近づいてきたから練習をやるというのは違うと思います。やれば疲れが残るだけ。必要な練習が終わればそれで終了。それ以上やらない。土曜日も休みにしていましたが、「勝手に練習をしそう」な選手には直接「補強はやってもいいけど勝手に走らないように」と釘を刺しています。やる気になれば勝手にやる部分が出てきますが、手綱を引いておかないといけない。

 

この時期になると間違いなく「不安」や「緊張」が出てきます。「インターハイに行けるのだろうか」という気持ちが大きくなります。中国大会ではたった6人、たった6チームしかインターハイの切符をつかむことはできません。どれだけいい練習ができても競争相手がいることです。難しいかもしれません。逆にいうと「インターハイ出場が確定」している選手は今の段階では誰もいないのです。ランキング1位の選手でも「可能性は高い」かもしれませんが、「100%行ける」という保証はありません。そうであれば同じように「不安」や「緊張」は持っていると思います。その部分をうちの選手も知っておく必要があります。「自分たちだけではない」という部分です。それで気持ちが楽なるかどうかは分かりませんが、重要なことだと思っています。

 

この日はそのまま舎監でした。時間がかなりあるので「行動計画」を立てることに。試合の日のアップの計画です。前回の県総体のことがあります。「大丈夫だろう」と任せていて「流しだけ」という状況が生まれると本当に取り返しのつかないことになります。「やりすぎでは」と思われるかもしれませんが、細かく計画を手ておきたいなと。本来であれば自分たちでコントロールする話なのですが。とはいえ、全部こちらが準備するというのは違うかなと思っています。まずは選手に時間等を調べさせて計画を立てさせる。それをもとにこちらが必要な要素を加えていくという感じです。出場種目もハードになります。それを早い段階で目で見てわかっておくというのも重要だと思います。2年生の1人は2日目にヨンパの予選、4継の決勝、ヨンパの準決勝、決勝。そこから最後のマイルの予選になります。かなりハードですし、休憩時間の確保が難しくなります。そういうのも自分が知っておくというのは重要。頭でわかっていても実際にタイムスケジュールを目で見ることで初めて分かる部分も出てきます。

 

かなり綿密に立てました。もちろんこの予定通りにすべてが行くとは思いません。間違いなく微調整が必要になってきます。本数を減らしたりというのもあると思います。色々な要素を考えながらやっていく。競技場使用時間なども含めて調整していければと思います。それと同時に試合が終わった選手の行動も重要になってきます。こちらは作成していませんが、他の選手のサポートにつく必要があります。すべての種目で「目標タイム」を出すためには選手だけの力では難しくなります。上述のようにレースのインターバルの関係も出てきます。できるだけ疲労を残さない。でもしっかりと走る。余裕は全くありません。それでも戦っていきます。

 

トータルで6時間はかかったでしょうか。今回の中国大会はこちらも「勝負する」という意識でいます。旅行気分で行く選手はいないと思いますが、「記念大会」みたいな感じで「中国大会に出ること」だけで行くわけではありません。インターハイに遠い選手もいますが、それでもあの舞台で自己ベストを更新していくことはこれまでやってきたことの証明になると思います。まだ調整が必要なところはあります。それでもある程度計画を立てておくことで問題はなくなると思います。

 

ちょっとその気になっています(笑)。戦いたい。

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偶然からエネルギーをもらう

2023-06-12 | 陸上競技

土曜日のことを。この日は朝から商業関係の行事がありました。本校が引き受けになっているので朝から対応。私自身はそれほど大きな仕事があるわけではありませんでしたが、やはり気疲れします。終わったのが15時30分くらいだったでしょうか。そこから帰宅して散歩に行くことに。

 

今更ですが、体重が増えました。以前から「大きくなったのでは?」と言われていました。元々かなり細いほうなのでパッと見たときには気づかないかもしれませんが。現役のころはめちゃくちゃトレーニングをしていたので70㎏くらいありました。それがやらなくなって筋力が劇落ちして60㎏手前くらいまで減る。で、あとは食べるばかりなので体重が増える。

 

特に今の学校に赴任してからは移動時間がかなりかかります。1時間以上かかる。暇なのとお腹が空くのがあって、ついつい帰りに何かを食べながら帰る感じになっていました。からあげくんを食べたり、ポテトチップスを食べたり。それでもそんなに変わらないので気にしていなかったら、健康診断で腹囲がかなり増えていて衝撃。体重もかなり増えていました。

 

冬のハードル練習会でもほとんど実技を見せることなく。うちの選手に任せて見守っていました。それが結局こんなことになる。できるだけ歩いていましたが、「消費カロリー」と「摂取カロリー」を比べたときに圧倒的に「摂取カロリー」が多いのだと思います。これは全くダメ。間食をなくして歩こうと。

 

ということで土曜日は夕方から歩く。目的が特にないので「取り合えず緑地公園まで歩こう」と考えて音楽を聴きながらひたすら歩く。3キロくらいはあるのですがそれほど苦にはなりません。舎監の時は早起きして6㎞は歩いています。まー目的もなく歩くのでそこが一番退屈ですが。

 

緑地公園の前には私が初任の時に勤務したtokushoがあります。13年間勤務しました。初任としてはかなり長いほうだと思います。何もないところから陸上競技部を作っていって県総体、中国大会に進めるようになる。更に県総体で総合優勝をしてインターハイにも進み始める。私の原点のような学校です。今では「顧問がいないから」ということで陸上競技部は「休部」のような形になっています。「やりたい」と望む生徒がいても入部できない状況になっています。本当にさみしいなと。そんな思い入れのある学校。

 

その学校の前を歩いていると前側から2人歩いてきます。一般道路ですから当然の話です。それが少しずつ近づいてくると「ん?」ってなる。更に近づくと「え~~!?」という感じに。なんと私が転勤するときに担任をしていたクラスの生徒でした。一人は陸上競技部の生徒でインターハイにも出場しています。恐ろしい偶然。

 

話を聞いてみると、一人は今横浜で生活しているが所用があって山口に戻ってきた。散歩が好きなので同級生を誘って緑地公園を歩いていた。もう少し歩こうかということで緑地公園を出てきたら私に出会ったということでした(笑)。これはお互いに驚きです。2年生の時に担任をしていて3年生も担任をという感じでしたが、hoshoへの転勤となりました。離任式の時にもかなり盛大に送り出してくれましたし、卒業するときにも私宛に「メモリアルブック」のようなものを手作りで作ってくれていました。本当に大好きな子たちでした。

 

そんな生徒たちにこのタイミングで会う。それもtokushoの前で。しばらく話をしました。近況報告です。もう26歳になると。あれから9年経過していますから当然の話です。どんな生活をしてきたのか話を聞くことができました。こういう時間って「教員」として働いていて「唯一」と言っていいくらいの貴重な時間です。別に私が生徒に好かれているとは思いません。元々好かれるために何かをしようという気もないですし。それでもこうやって話ができる。嬉しいなと思いますね。





 

あっという間に時間が過ぎています。当時の私が今の私を見たらどう思うか。価値観の部分でどう変わっているか。根本的は部分が変わっていないと思いますが、それはあくまで主観でしかない。原点だというのは間違いない。この子たちの前に担任をした子は今でも時々ですが連絡を取ったりします。めちゃくちゃ怒ったりしていましたが(笑)。

 

本当に幸せな時間でした。そこからまた歩いて帰ることになるのですが、元気になっていたので全く苦にならない。トータルで8㎞歩くことができました。キロ10分くらいなのでそれほど速いペースではないですが。こうやって「自分から行動をする」ことで何かを生み出すのだと感じました。それが「出会い」なのかもしれません。

 

何も感動しないblogですがこうやって「偶然」から自分自身がエネルギーをもらえました。それくらいの「プラス」のことは書いてもいいでしょう(笑)。誰かの心に響く内容はない。それが日常だと思っています。その日常には「奇跡的な出会い」が存在する。それを感じられただけで充分だと思っています。

 

満たされました。前向きにやっていけたらと思います。

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ポイント練習をする

2023-06-10 | 陸上競技

金曜日。中国大会の1週間前になります。この日は競技場練習。跳躍系にとってはしっかり跳べる最後の機会になるかもしれません。天気のこともあるので。できるだけ時間を確保してあげたいですね。

 

短距離系は通常通り。本当に短時間で終わるという感じにしていました。フリーアップのバトン。バトンに関してはまずまずかなと。「早出」に対する対応の話もしています。出た瞬間に「遠い」と感じたときにどうするか。ここで「頑張れば渡るかもしれない」という余計な考えは不要です。明らかに遠い場合にそんなことをすると失格をするリスクが大きくなります。傷口を最小限にするためにどうするか。渡す方も判断しないといけないですし、もらう方も「いつもより遅い」というのがあれば自分で少し緩めることが必要です。この辺りをもっと冬の間にできておくといいのかなとは思います。

 

ある程度はきちんと渡っています。もう少し精度を上げておきたい。本当はもっともっと時間が欲しいのですが、そんなことを言っても何も始まりません。できる限りのことをやって対応することが重要になるかなと。バトン練習ができるのは残り2回。前日も含めるともう少しありますが。細かい部分の確認、本人たちの感覚のすり合わせ。やれることは限りなくあります。ショートスプリントは面白いなと思います。走力だけではない部分が出てくる。4月当初のレースはバトンでかなりロスしていました。今はまずまずのレベルになってきています。まだできることはある。そう考えながらやっています。

 

そこから専門へ。ショートプリントはSDを数本。SDからの120mを1本。ショートハードルはアプローチと3台目まで。こここは浮いてしまう部分が出るので抑えながら。上半身の使い方も大きく影響してきます。どうしても起きてしまう。4歩で行く選手は抜き足を落とすのが遅い。これによりハードルの流れが止まってしまいます。ここは大きな課題。ヨンパは300mHを1本。この辺りは「強化」というよりは「感覚作り」かなと思っています。3年生はかなり感覚が鋭いので調整できますが、2年生2人は経験不足があります。まだまだ調整できない。その部分も考えて「実践的な練習」も入れています。1週間まですから流れができればいいなという感じです。400mの選手は300m1本。これがなかなか・・・。通常のレースよりも遅い。走り終わってからも元気。持っている力を出し切れないというのがあります。ここができればかなり面白いと思うのですが。

 

終わってからしばらくして短短は120m×3を80mウォークで。短長は150m×4を50mウォークで。短長は300mHを走り終わってからの時間差が出ます。最初に走った選手と最後に走る選手では8分くらいの差があるでしょうか。これは仕方ないなと思っています。その負荷の中でどのように走るか。中国大会の1週間前なのでここが強めの刺激の最後になります。あとは疲労抜きをしながらスピード刺激を入れておく。3年生のヨンパ選手はかなり走れていました。何度か書いていますが、ハードルはかなりうまいのであとは走力だけです。気持ちのコントロールをしてしっかりと結果を残してもらいたいですね。全体的にスピード維持はできていたと思います。これくらいの動きができれば中国大会での活躍が期待できるかなと思っています。

 

1年生に関してはバトンまでやって補強。まーこれまでと流れを変えないほうが良いなと思っています。今更走る量を増やしたところでどうにもなりません。リレーと100mを走る1年生は「100m限定」です。ショートスプリントはある程度やっていますし、トレーニングで基礎筋力の向上を図っています。「100m限定」であれば問題ないかなと。怪我をせずにスタートラインに立ってもらうことが最優先。もう一人は途中で「疲労感」で練習を抜けていました(笑)。ここは中国大会が終わってからでいいかなと。これまで一人でやっていた部分があるでしょうから「競技に本当に必要なこと」がまだ足りていません。今は中国大会で勝負することを考えていますから、細かい部分は別の機会に指導していこうと。

 

ほぼ計画通りに1週間前までの練習を終えました。これは本当に珍しいことです。特にやりすぎたということもありませんし、「やっておきたい」と思うことはほぼできたかなという感じです。準備はできています。あとは「心」の部分かなと。これがどれだけできるか。通常とは違う緊張した場面で「自分のやるべきことをやる」というのができるかどうか。無駄に緊張して力が発揮できないというのではこれまでやってきたことの意味がありません。いつも通り。やるべきことをやる。そこに尽きると思っています。

 

良い感じかなと思っています。土曜日は完全オフ。日曜日にスピード刺激を入れます。勝手に練習をやらないように何人かにはくぎを刺しています(笑)。焦りは何も生み出しません。やるべきことをやる。それだけです。

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