kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

最後の強い刺激

2023-06-09 | 陸上競技
水曜日のことを。

想像以上にバタバタしています。何故か分かりません。その影響かどうかは分かりませんが、頭が重く感じます。ずっとモヤがかかっているというか。あまりいい状態ではないのかもしれません。なんか本当にこのままでいいのかなという感覚があります。あれこれやることが多すぎるというのは間違いなくストレスです。その中でどうやって活動するのか。誰のために、何のために働くのか。大きな疑問を持ちながら・・・。

この日の練習はかなり気を使っていました。中国大会までにできることを考えた中でこの日が最大負荷になると考えていたので。その中で何をするか。かなり検討しました。少なくても多くても良くない。このバランスが微妙だと思っていました。多分、そこまで繊細に考えなくてもいいのだと思ってはいます。ある程度ベースアップしているので。低下していたであろう筋肉にも刺激を与えることができていました。スピード刺激も入れている。それであれば問題ない。が、この日の刺激がどれくらいが適切かはどうしても気になっていました。

この日は職員会議。グランドにはしばらく出ることができません。選手に任せている部分です。メニュー的にはこれまでも何度かやっている内容。軸づくりをしてからDM∞からのパートごとに分かれての練習。スプリント系はハードルドリルをやってからのスプリント。前回同様2本だけトーイングをしてからショートスプリントの40mと60m。ここはハンデをつけてですが、後で聞いたら後ろ側から出た2年生にロングスプリントの選手が抜かれたとのこと。これまでは抜かれないようにギリギリのハンデを設定していました。2年生が走れていたのでしょう。問題なし。

ハードル系は一歩ハードル→2歩ハードルという流れで。同じ1歩ハードルでも意識することを変えています。ショートハードルは「早く降りる」こと、ヨンパは「遠くから踏み切ること」を求める。特にヨンパの2年生は経験が足りません。どうしても踏切が近くなってしまって「上に跳ぶ」感じになってしまう。これが大きなロスを生んでいます。その点、3年生はかなり上手い。どれだけロスを抑えることができるかで勝負は大きく変わって来ると思います。まー見ていないのでどんな感じだったかは分からないのですが。

そこから走練習。短短は120m+60mを3本。グランドに行ったらハードル組は折り返しにハードルを準備していました。前回はヨンパの5歩ハードルと同じ設定でやっていましたが、低いと上手く跳べないということで自主的に正規の高さで3歩ハードルを準備していました(ひょっとしたら5歩ハードルの距離かも)。必要だと判断したのであればそれでいいと思います。短長は150m+120mを3本。ヨンパは折り返しの120mにランダムにハードルを設定するようにしました。これも先日kd先生と話している中で出てきた部分です。経験が少ないので「決められたパターン」であれば対応できます。しかし、条件によって色々なことが変わってくるので足が合わなくなることも増えてきます。県総体がそうでした。今回は意図的に「適当」に配置して自分で調整して跳ぶようにしていました。後で確認すると「難しかった」と。まーそれも試合で少しは生きてくればいいなと思っています。

私はこの練習の最後のセットのところで到着。ほとんど走るのは見れていません。どれくらいの調子なのか、感覚的にどうなのか。そのあたりのことを練習中に確認できるといいのですが。これは難しいことなのかもしれませんね。

8分休憩してから往復走。短長4往復、短短3往復。この準備が良くありませんでした。距離設定が微妙。それもこちらが「意図している」形にならない。時間のロスを最小限にするために往復走のマークの位置を設定しています。前回までできていたのに今回はできない。どういうことなのか。理解できません。時間を微妙にオーバーし始めていたので厳しく指摘しました。ここは重要な要素だと思っています。練習の本数もですが「時間設定」は重要です。同じメニューをやっても「時間設定」や「本数」が異なれば「全く違う練習」になります。ここはしつこく言っているつもりですがこういう部分の「甘さ」はあります。一生懸命にやっているのは確かです。しかし、細かいことを詰めてやるともっと強くなると思います。まだまだ。

終了後、1・2年生はシャフト補強。30mに設定しています。1年生は25m。3年生は補強サーキットでシャフトを使って負荷をかける。この日が筋力的にも大きな負荷をかけらえる最後の日だと思っています。あまり強い負荷をかけ続けると回復が間に合わなくなるので。「やればやった分だけ」というのであれば負荷をかけ続ければいいですが実際はマイナスになる。そこの判断は非常に難しいかなと。負荷が軽すぎると超回復の波が小さくなる。逆に大きすぎると間に合わなくなる。この辺りのさじ加減は重要になってくると思っています。

ここ数年間、シビアな勝負というのがありませんでした。自分の中で「陸上競技」との距離感が大きかったのもあると思います。その状態で「勝負をする」という時に何ができるのか。県総体以後に「現状維持」で勝負ができるのであればそれが一番無難だと思っています。しかし、現状そんなに簡単な話ではない。さらなるベースアップをしてから勝負の舞台に立たないと行けないと思っています。

最後に少しだけ話をしました。今回の中国大会に向けて。それから先に向けて。今年どこまで行けるか。3年生の力で下級生をインターハイに連れて行ってもらいたい。4継に関しては3年生が1人もいない状況なので「来年は」というのがあるかもしれません。しかし、今年インターハイを経験せずに来年いきなり「勝負する」というのは難しい。マイルも同様です。3年生が力を発揮して下級生を連れて行って欲しい。その話をしました。

更には「気合を入れすぎない」ことも。前日の練習でも感じた部分ですが。「結果を残す」ことを考えすぎて気持ちが強くなりすぎる。それにより自分の持っている力を発揮できなくなります。空回りする感じでしょうか。せっかく走れるようになっているのに自滅するのは避けたい。自分が力を出し切って戦ったというのではなく、力を出せずに自滅してしまったというのでは勝負にはなりません。勿体ないですから。それが顕著に出そうな部分があったので先回りしてその話はしておきました。私自身の経験も含めて。

あとはポイントになる部分で練習を入れていって終わりです。余計なことをせず。自分のやるべきことに集中してもらえたらと思っています。

記録として。
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火曜日の練習

2023-06-08 | 陸上競技
火曜日のことを。

日曜日に競技場で練習をしたので月曜日は休み。基本的には競技場での練習は最小限で十分だと思っています。「専門練習」という形が多いので競技場での練習になります。跳躍系は競技場でなければ跳べないというのもあるので。タータンで走る機会が増えると故障するリスクが増えます。スピードは上がるかもしれませんが、それ以上に負担が大きくなる。大切な試合にきちんとした形で出場するためには「怪我をしない」という状況を作ることが必要だと思っています。

そのため、練習に関しては「必要最低限」にすることにしていました。水曜日に強い負荷をかけたいと思っていたので、火曜日と水曜日でセットという感じでしょうか。走練習に関しては基本的には土の上でやる。余程のことない限りタータンで負荷をかけ続けるというのは棄権ですから。以前も書いたことがあります。「スパイク」も重要な要素になります。男子に故障が多くなる。この理由に「高級なスパイク」を履くことが大きいのではないかと思っています。良いスパイクを履いたら速く走れるかもしれません。しかし、それは「スパイクの力」ではないかと思っています。強い反発がもらえるスパイクを履くことでその反動は大きい。故障の原因になります。土であればそんな高級スパイクの出番はない。何度も言っていますが「スパイク」で走るのではない。基本的な能力を引き上げておかなければ勝負の舞台に立てなくなります。これはまたいつか書きたいなと思いますが。大学生や社会人選手のように筋力がしっかりしていたら違うかもしれません。

練習の話に戻します(笑)。練習に関しては最小限で実施するようにしました。タータンの負荷を考えながらです。軸だけやってフリーアップ。時間を決めて腰押しとチューブ5歩。前任校ではここで片足スキップと連続引き出しを入れてからチューブ5歩としていました。今は片足スキップを練習でやっていないのでこういうときだけやるのは違うかなと思って入れていません。腰押しの時に「ショートを入れていないので動かない」と言っている者がいました。約束としてはここまでに「ショートができる状況」までを作ってくる約束です。アップが足りないのかもしれませんが、自分で工夫してやっておく必要があります。「最低限」と言っても走るために必要な準備はするべきです。

いつも通りの流れで。10バトン、カーブ直線。この段階で「良く動いているな」と感じていました。前日が休みだったのでどうかなというのはありましたが、思っていた以上に動いている感じがしました。高校生は若い(笑)。ある程度の休養で回復するのだと思います。とはいえ、細心の注意を払いながらというのは変わりませんが。中国大会までの計画として「筋力回復」「スピード刺激」というのがありました。それがきちんとできて回復してくれれば「走れる」と思っています。

先週の「バトン」に関しては「大体で良い」と思っていました。大半の選手はめちゃくちゃ筋肉痛になっているのでどう考えても走れません。その中で「バトン」をどれだけやっても「最大スピード」での受け渡しはできません。「できない」からやらないのではなく「できるだけやっておく」という考え方でやっていました。実際の試合の時にこんなに筋肉痛でレースに出ることはありません。筋肉痛の時(それもかなり激しい)は「最大スピードは出ない」と思いますが、「最大スピードを出す」という姿勢は必要だと思っています。これが元気になった時には自然に動くようになるのだから。

バトンは先週と比べるとかなりまともになっていました。あとは足長の調整をしていかなければいけません。その日の調子をどう考えるか。かなりやってきていますが、まだまだ足りません。結局、スプリントが上がっても勝負を分けるのは「バトン」だと思っています。ミスなくバトンの受け渡しをする。トップスピードでの受け渡しをする。ここができるか。当たり前のことですがこれが当たり前にできないと勝負にならない。それだけは確かです。

その後、専門へ。ヨンパは200mHを1~2本やろうかなと思っていました。前半の流れを作るために。この練習に入るまで3年生女子がかなりスピードが出ていました。リレー練習でもかなりのスピードでした。これは良い感じだなと思っていたらハードルになったとたん「ガチガチ」の走りに。やりたい練習があったのですが硬くなりすぎて走れません。表情が「今日はやってやる」という感じになっていたので「これは気を付けないといけない」という感じでした。性格的なものもあります。「調子がいいから今日は絶対に前半から走る」という気持ちが強くなりすぎる。ある意味シンプルなんですが。力みがでる。本人が2本走るというので2本目が終わるまでは特に何かを言うというのはしませんでした。「この心理状態になったら走れない」というのを理解してもらいたかったからです。中国大会で気合が入りすぎたら間違いなく失敗します。気持ちが入ると硬くなるタイプなので。そのことをしっかりと伝えました。これは重要だと思っています。「良いとき」に話してもなかなか入らないと思います。「調子がいいのに流れが悪い」と感じたときだからそれが入るのかなと。このタイミングでよかったなと思います。

ショートハードルは3台目までを数本やって12台ハードルです。8mのインターバルで12台。やりなれないので最初戸惑っていましたが。本来であれば8.5mのインターバルで走ります。この距離設定は中学生用の距離ですから4歩で走る選手も「3歩」で走れる部分が出てきます。が、意味がないので「4歩」で押し切ります。狙いは「3歩で走る」琴ではないからです。1人は14秒5まで記録を伸ばしています。この状況で8mを3歩で走るというのはかなり厳しい。元々上手く刻めないタイプなので。だからこそ意図的に「刻む」練習を入れました。1本目は全くダメでしたが2本目3本目はかなり刻めていました、10台を超えたとことから刻めなくなってハードルにぶつけるような感じになっていましたが。ここも慣れだと思います。4歩で走る選手は逆足をどのように使うか。これも速い動きの中でやっておきたかったので。まだまだですが少し改善されつつあります。

ショートスプリント。安定して走れるようになっています。個人的にはハードルも好きですがショートスプリントも好きです。色々な工夫ができますし。積み上げていく感覚が良いなと思っています。この日のSDは潰れます。もっと言えば腰押しくらいからずっと潰れています。原因はすでに判明しているのですが。本人がSDの時になって始めて「2潰れます」と申し出てきました。その原因は何か。考えておく必要があります。構えの時の「腰の位置」がどうなっているのかは重要だと思っています。低ければ浮くし、高ければ潰れる。単純な話だと思っています。腰押しもチューブ5歩もその部分の確認のためにやっています。腰が高いので沈み込みながら出てしまって潰れる。単純な話です。こういう部分を見ること、指摘できることは面白いなと思いますね。

元々私自身はそれほど「キャパ」が大きくありません。一度に見ることのできる選手の数は限られています。できるだけ全員に声掛けをしようと思っていますが、その長短は間違いなくあります。それによって「不平等感」も生まれるのかもしれません。今は女子を中心に指導させてもらっているのである程度は対応できているかなと思っています。いつまで自分自身の「やる気スイッチ」を「ON」のままでいられるかだとは思います。

とりあえず火曜日のことを記録しておきます。これが中国大会に向けての「調整」の記録として意味があればと思っています。

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blogの存在意義2

2023-06-07 | 陸上競技

思うことを。前の続きというか補足というか。

 

「キジも鳴かずば撃たれまい」とこのblogの中で何回も書いています。自分の考え方や感じたことを公開するということは「批判の的になる」という理解が必要です。もともと、このblog自体は私の名前を公開しているわけではありません。どこかにリンクを張ってもらって大々的に宣伝しているというわけでもない。なぜか知られているという感じでしょうか。別に自分から「blogを書いています」という紹介をすることは皆無。

 

私の性格的に「敵を増やす」タイプだと思っています。忖度しないので。「おかしい」ことに対して「おかしい」という部分があります。もちろん、「仕方ないよね」ということがないとは言いませんが、長いものに巻かれることができない。こういう性格ですから100%、管理職になることはないと思います。そんな希望もありませんし、試験を受けることもありません。ましてや推薦する人もいないでしょう(笑)。

 

このblog自体はできる限り飾らずやっていきたいなと思って書いてきました。聖人君子ではない。そこは分かり切っていますが、「教員だから」というような色眼鏡で見られてそこを求められる。まーどうなんでしょうね。一個人として何かを発信することがどれだけ問題なのか。素直に感じたことを書き続ける。それが誰かにマイナスになるのかもしれません。それでも自分自身を保つためにやっている。

 

blogやfacebook、インスタなどは「情報発信」です。「こんないい生活をしていますよ」とUPしていく人の方が多いと思います。実際には異なる生活であっても「良い面」だけを示していくことができます。「悪い面」は発信しなくても問題はない。私のblogに関しては「悪い面」も含めて書いています。自分自身のだめだなと思うところも記載する。今の現状での課題も。それは「他者に受ける」かどうかではない。自分自身の「情報処理」のためにやっているという感じが強い。

 

指導をしていて「負けてしまえばいい」と書くこともありました。これは第三者からすれば「なんて失礼な指導者だ」という受け取り方になるでしょう。確かにそうだと思います。「勝ちたい」という表面的な部分に対して「勝てない」と突きつける。それは選手を傷つけるのではないかというとらえ方もあると思います。が、実際に「勝つため」に必要なことができていないのに「勝ちたい」と言葉にすることは本当に正しいのか。

 

一昨年の冬、「このままでは誰も個人で中国大会の予選を通過できない」という話をしました。実際、トラック種目で個人で予選を通過したのは1人だけ。女子のマイルは準決勝まで進みましたがインターハイには程遠く。1年生が決勝まで進みましたがこれは本人の資質によるもの。トラック種目でのインターハイ出場は0でした。「お前が否定的なことを言ったからそんな結果になったのだ」と批判する人もいるのでしょう。が、実際に「これは無理だな」と感じる部分がありました。そんなに簡単に上のラウンドに進めるものではない。客観的な意見は必要だと思っています。

 

「このままでは勝てない」という話をする。それでも行動の変化がない。「負けてはじめて気づく」こともあると思っています。大半は負けても気づきませんが。それなのに「みんな上の大会に進める」と褒めていくことがどれだけの価値があるのか。現実を突きつけることも必要なことだと思っています。それが選手にとってショックを受けるようなことであっても。そこを受け止めてから「何をするか」というのが重要だと思っています。

 

中国大会前。大半の選手が良い状態で練習を積めています。やりたい練習がほとんどできている。大きなけがをして離脱することもない。タータンでの練習を最小限にして負荷が強い時には土の上で走る。同時に負荷に負けないように体づくりを徹底する。それが「正しい」のかどうか分かりません。それでも昨年よりは「戦える」可能性があると思っています。何人がインターハイに進めるかは不確定ですが「戦える」という感覚がある中で中国大会を迎えることができるのだけは確かです。

 

別に私が何かをしたという気はありません。誰が関わっても同じようになっていたかもしれません。「勝てば官軍」みたいなところがありますが、別に誰かが「強くなっているね」なんてことを私に言うこともありません。それでいいと思っています。「勝つため」にやっているだけ。そこを求めているのであればそれに応じる。その代り「無理」なものに関しては「無理」だと伝える。可能性があっても取り組みや心の部分で「難しい」状況になることはよくあることです。そこも含めての「指導」なのかもしれません。

 

それをblogに書く。正解かどうかは全く分かりません。それでも「進んでいる道程」を記しておくことで誰かの役に立つかもしれない。同じように悩み苦しんでいる指導者が「共感」する部分があるかもしれない。いつも右肩上がりに記録が上がっていくということはありません。停滞するときも当然ながらやってきます。その時に何ができるか。いつも記録が出続けることを期待されるかもしれません。そんなに簡単な話ではない。それでも「戦う」ことを求めるなら「やる」しかないと思っています。

 

いろいろなやり方があると思っています。それにより協力してくれる人も出てくるし、批判的にとらえられる人も出てくる。万人に受け入れられるような生き方はできないと思っています。blogを書くことで何かが変わるとも思いません。書いても書かなくても同じような流れかもしれません。それでももうしばらくは書き続けたいなと思います。陸上競技のことを書くかもしれません。他愛もないことを書くかもしれません。それでもずっと同じスタンスでやっていきたいと思っています。何が正しくて何が間違っているか。

 

批判が増える世の中だと思います。blogを書くことに対して快く思わない方もいると思っています。それでもできることは続けていきたい。やれることをやっていきたい。何かを生み出すために。

 

中身はほとんどありません。お許しを。

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blogの存在意義

2023-06-07 | 陸上競技

思うことを。

 

いつもこの手のことを書いていますが。このblogが存在する意味があるのかどうか。私自身にとっては大きな部分です。自分が競技について考えていることを文字として示す。頭の中の整理をすることができます。それだけであればクローズにして自分だけで見れるようにすればいいという話もあります。公にすることで「リスク」が存在するのは目に見えています。表現の一部分を切り取って「誹謗中傷だ」と騒がれるかもしれません。そうなると面白くない。「事実」を書いたとしてもその背景にある部分が分からないので「攻撃的だ」と言われるかもしれない。

 

県総体のことについて触れる。それによりよくわからないけれどまたアクセスが増える。今世間を騒がしている「迷惑系ユーチューバー」のように「アクセス」されることでお金が発生するわけではありません。アフィリエイトのように宣伝も含んでいません。別に読まれても読まれなくてもよい駄文が綴られているだけ。そこに興味関心がある方がどれくらいいるのか。何を求めれアクセスするのか。これも私にはずっと分からな部分です。それはそれでいいのかなと。勝手に書いている者を好きに見てもらうというだけ。

 

県総体前後に「ハードル練習会はいつやるのか」という話を何人かにされました。結果を残した他校の選手たちが「ハードル練習会のおかけで」と言ってくれていました。そこに大きな価値があると思っています。感謝をされるためにやっているわけではありません。やっていることが「意味がある」かどうかだけです。昨年はこの時期、練習会を実施していました。今年度は私自身に余力がないためそこまで回せていません。中国大会で活躍することを望むのであればやはりここは重要なのかもしれません。全員がインターハイに行けるわけではありません。しかし、中国大会に進む選手は「PBを出したい」と思っているはずです。その力になれば幸せなのかなという気持ちがあります。

 

ハードル練習会をやる。ここに何かしらの「利権」が生まれるわけではありません。やったところで何かをもらうというのはない。昨年は図書カードををもらいましたが(笑)。手当としたら本当に微々たるものでしかありません。元々「お金がもらえるからやる」というスタンスではありません。本来であれば「指導料」が発生する部分だと思います。底辺の拡充とトップの育成を同時にやっていくことで「県内の競技レベルの向上」を図る。それが私自身の「やりたいこと」だと思います。ハードル種目に関しては技術種目の部分も多くありますからやっていくことで改善されていきます。基礎を教える部分がどれだけ重要か。その機会を作れるかどうかは大きな話だと思っています。

 

このblog。競技について考えるきっかけになればというのもあります。指導する人が少なくなっている今、「どのように指導するのか」について悩む人もいるかもしれません。その一助になればいいのかなと。別に認められたいという話ではなく。何度も書いていますが「部活動」がすべてではないと思っています。批判が多ければ「部活動」から離れて別の形でやればいいと思っています。こんなことを書き続けていると今の学校の保護者から大バッシングを受ける可能性もありますが。選手が強くなりたい、結果を残したいと思っている。それに対して「サービス」を提供する。それが今の私の役割です。私が思う「強くなる」「結果を残す」という部分に対して「賛同しない」という選手も保護者も第三者もいると思います。それが多くなれば退くだけかなと。今は多くの同年代の指導者がそんな感覚になっていると思います。無責任だと言われるのかもしれないですが。

 

今は「結果を残させてあげたい」と思っています。雰囲気的にも「戦う集団」になりつつあります。まー、県総体が終わって最初の練習の時にスパイクを忘れてくる選手もいますが(笑)。ここの「戦う意識」や「戦うための準備」が不足する状況では勝負にはなりません。ここが改善できるかどうかは重要なことだと思っています。10年前なら間違いなく激怒していたでしょう。「本当に戦うの?」と。今はしつこく言い続けますが激怒することはありません。良いことではないのかもしれませんが。結局は「自分自身」の問題。組織としてそれが許される集団であれば戦うことはできない。そこに対して「指導云々」が問われるのは違うかなと。こういうことをblogに書き続けることはプラスになるのかどうか分かりません。しかし、「事実」があってそれに対して私自身が「どう感じたのか」を示す場だと思っています。

 

このblog。誰かの役に立っているのか。まー好き勝手に書いているだけなので役には立たないでしょうね(笑)。それはそれでいいんだと思います。批判されることも増えるかもしれません。アクセス数が増えるような工夫はする気はありません。なぜこのblogを読もうと思うのかさえ分からない(笑)。最近は少し更新頻度も上がっていますが、ラーメン食べたとかエビがどうこうとかを書いているおっさんの独り言でしかありません。だからといって何かを変える気もない。これまで通り。スタンスは変えない。

 

歳を重ねたからといって「主張」が大きく変わることはないと思っています。特に今の私は「失うものもない」ですから。保護者の方が見ているかもしれません。選手の取り組みを応援してもらえればと思います。いつも「上手くいく」わけではありません。どちらかというと「失敗」もあるでしょう。そのことについてこのblogで触れるのは不適切なのかもしれません。しかし、そこに対しでどのように本人たちが行動を変えていくのかも重要なことだと思います。「結果」を出す。そのためにやれることはやりたいと思っています。もちろん批判も多くあると思っています。選手から嫌われている部分もあるでしょう。得意分野と苦手分野があるのでどうしても指導には偏りが出てくる。不平等だと言われたらそれを否定する要素はありません。申し訳ないですが。

 

上手くまとまりませんね。まーいつものことですが。自分自身について考えることができます。本質的な部分に触れながら。また書けたら書きます。多分。

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目の前のことを

2023-06-06 | 陸上競技
もう何年前になるでしょうか。この時期になると初めてインターハイに出場させてもらった時のことを思い出します。鳥取中国大会、大雨の中での400mでした。指導を始めて6年目だと思います。0からのスタートだったtokushoの陸上競技部でインターハイに進めたというのは本当に大きかった。

同時にインターハイに行けなかったヨンパとマイルに関しては悔やんでも悔やみきれない部分があります。とにかく私自身が「気持ちが出過ぎている」部分があったと思います。狙えるというのがあったのでこちらが前のめりになったいたと思います。kd先生に何度も諭されていました。どこかで無理をさせながらやっていたのだと思います。県選手権の前に準エースが軽い肉離れ、さらに足首を痛める。それでもインターハイが狙える位置にいました。

県総体のマイルは大会記録で勝ちましたが、準エースの故障は大きかった。ヨンパも勝っていましたし、県総体で総合優勝を果たしていましたがここでも無理をさせていたのかもしれません。そこからも無理をしながらやっていく。2年生が休みの日に広島に遊びに行って歩きまくって足が痛くなるという考えられないこともありました。

興味がある人は2010年の記事を見てください。これまで指導してきてもう二度とこんな気持ちで競技と向き合う選手たちとは出会えないと思っていた部分はあります。中国大会の決勝で初めて4分を切って7位。立ち上がれませんでした。これは全て私の責任だったと思います。最近は会うことも無くなっていますが今でもあの子達には申し訳ないと思っています。私がもっとしっかりしていればインターハイに行くことができた。沖縄インターハイを目指してやっていた部分。実現できませんでした。

今年。真反対の北海道でインターハイが行われます。そこに向けて何をするか。以前と比べてかなり自分自身が緩くなっているというのもあります。時々追い込む練習をすることはありますが、当時と比べると3分の1以下だと思います。それでも練習の増減やトレーニングバランスを考えることで当時よりも結果に繋がりやすくなっている気がします。私自身がギラギラしていないというのもあると思います。

やる時はやるけどやらない時はやらない。やろうとする選手を抑える。まーやらなくても大丈夫だよって感じです。春先1人足首を痛めて練習が積めなくなりましたが、それ以外は驚くほど順調に練習を積むことができました。理由はよくわかりません(笑)。まー無理する必要はないというスタンスでやっているからかもしれません。

何が違うのか。こちらが焦らないというのも大きく影響していると思います。きちんと練習ができて休むことができて。その辺りがきちんとできれば勝手に走れるようになるのかなと。指導する側が「何が何でもインターハイ」という無駄な気負いがあったら選手に伝染するのでしょうし。だからのんびり構えたいなと。緊張している選手たちに話しかけながら無駄にピリピリした雰囲気を作らないようにしたい。ランキング的にはギリギリな選手たちです。無駄に気負って「インターハイ行くためにやる」みたいになったら力が発揮できないのではないかなと思っています。

その分、練習計画に関しては細かく考えるようになっています。こういう性格ですから「雑」だと思われるかもしれませんが。状況を見ながら細かくやっています。計画を立てていても状況で本数を減らすことが多い。これ以上やらない方がいいなと判断して。この辺りのことを考えるのは本当に楽しいなと思いますね。計画を立てる時が一番楽しいのかもしれません。

そんな感じでここ数日間を過ごしています。振り返りと練習計画を立てる。ある程度決まってはいますが、やはり目の前の選手を見ながら変えていくことも増えていきます。10年前にはこんな余裕はなかったと思いますね。日々が勝負という感じでした。私自身が歳をとったというのあると思います。まー私だけが無駄に熱くなっても選手がやることですから。本人たちが強く望んで取り組んでいけば結果はついてくるのかなと。

あの当時の私自身に言ってやりたい。「無駄なエネルギーを使う必要はない」と(笑)。今が本当にうまくいっているのかは分かりません。それなりに力のある選手たちだからかもしれません。結果を残すために何をするか。選手がそれなりの結果でいいと思っているならそれなりなのでしょう。もっと上を目指すというのであればそれに見合うだけのことをやればいい。それだけです。

思っていた以上に冷静です。そして肩の力が抜けている。まー元々適当な人間ですから「何が何でもやる」という雰囲気を出すことで周りも変な空気感になるのでしょう。楽に行きましょう。気合いは必要なのかもしれませんが、それが前面に出過ぎるといいことは何もない。やってきたことをやるだけ。それ以上でもなく、それ以下でもなく。それなのにいきなりやる気を出しても意味がないのです。

ぼちぼち。もっと気合い入れてやれと保護者に怒られるのかもしれないですね。気合が入って何か変わるとも思いません。どちらかというと余裕がある方が良い力の発揮の仕方になると思います。ぼちぼち。これくらいの感覚の方が良さそうです。

まーまた書きます。ぼちぼち(笑)
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中国大会に向けて2

2023-06-05 | 陸上競技
前の記事の続きを。記録しておかないと忘れてしまうので。とはいっても見直すのか?と言われたら微妙ですが。自分の頭の中にあること、やったことを記録しておきたいというのがあります。それが誰かの役に立てば良いなとも思いますし。

土曜日は学校での練習でした。翌日が市民選手権のため中国大会に出場する選手も補助員で手伝います。そのため日曜日の午前中に女子が練習、午後に男子が練習という形になっていました。土日でセットという考え方です。かなりの疲労感があると思いますがここでやっておかないとダメだと思っているので。無難に練習をして「現状維持」で戦えるならそれでも良いですが、それほどの力はありません。チャレンジするのであればギリギリまでやらないといけない。

練習としては軸とバランスをやってからDM∞。これは必須だなと。毎日やるルーティンのような感じです。そこからはすぐに専門に分かれて練習。このパターンは県総体の前にもやっています。スプリント系はドリルをやってからトーイング。その後40mと60mで。ここは競争。1年生はこちらに入って練習してから補強。1人はこの週全く出来ていないので様子を見ながら。この子がどれくらい走れるかで47秒5が出せるかどうかが決まってきます。しかし、スタイルは変えない。少し走ってあとは補強。それで走れるようになると思っているので。

ハードル系は一歩ハードルをやってから2歩ハードル。そこからショートハードルは5歩ハードル、ヨンパは7歩ハードル。これを6本。少しの練習ですがハードルを跳ぶ時間は確保しておきたいなと。

全体的に身体がバキバキだと言っていました。筋肉痛がすごいようです。ここは狙い通りです。上手く走れないと言ってはいましたが関係なし。意識しないと走れないはずです。強制的にそういう状態を作っておく。これが回復すれば意識しなくても勝手に身体が動くようになる。筋力回復、スピード刺激を入れることは必要なことだと思っています。本数は減らさず実施。

そこから走練習。短短は120m +60m。ショートハードルは自分たちから申し出てきたので60mHに。これはヨンパの折り返しのために準備したものを跳ぶようにしました。高さが低いので感覚的に難しいようです。リード足は伸ばさなくて良いので早く降りて走るように指示。

短長は150m+120m。ヨンパは5歩ハードルで折り返し。最大スピードを出してから帰ってくる感じです。上述のように身体的にはしんどいはずです。それでもここでどれだけ最大スピードで負荷をかけられるかだと思っています。無難な練習で対応できるほど甘くないですから。目の前にニンジン🥕がぶら下がっています。ここでしっかりやらないとインターハイには届かない。可能性が十分にあるだけに気合いは入っていました。前のめりになりすぎないようにこちらが抑えていかないといけないでしょうね。私も大人になりました。

気持ちを盛り上げることは大切だと思います。私の役割はそこだと言っても過言ではない。が、その気になりすぎて前のめりになって「もっとやらないと」となるのだけは避けたい。選手は「やればやるだけ強くなる」と思うかもしれません。しかし、そんなことはない。メリハリを付けないとダメです。やろうとする部分はこちらで抑えながら。結果を出すためには細かいところまでコントロールしないといけないと考えています。

8分休憩してから往復走。短長は4往復、短短は3往復。ここはマイルも視野に入れているからです。基本的に長い距離で追い込むというのはほとんどやりません。300mは走ったとしても勝負の感覚を養うためだけ。300や250を何本も走るというのは今のスタイルには合わないかなと。やったらもっと違う結果になるのかもしれません。が、あまりやりたくないなと。女子なので長い距離を走りすぎると切り替えのタイミングが遅くなってしまう感じがあるので。よく走っていました。気持ちは強くなってきているかなと。

最後に下級生はシャフト補強、3年生は補強サーキット。筋力的な刺激も忘れずに。この日は都道府県駅伝の練習会もやっていました。中学校の先生から「インターハイに行ってくださいね」と声をかけてもらいました。選手たちも「ありがとうございます!」と応えていました。こういう一言で子供達は前向きになれます。ありがたいことです。かなりの疲労度はあると思いますが気持ちが前向きになれば良いなと。

日曜日は市民選手権の補助員。私も審判です。午前中は審判を免除してもらって補助競技場で練習。まだ筋肉痛が激しく残っているので走りについてはある程度でいいかなと。逆にバトンのことなどは徹底的にやっておく。必要なことだと思いますね。前日と合わせての練習です。バトンまでは全体で。

その後はメインを1本だけ設定していました。400であれば250m、ヨンパであれば300H。ショートスプリントはスタートと90m、ショートハードルは5歩ハードル。本数は増やさずにある程度のところで練習をしました。

300mHは県選手権の前よりもかなりタイムが良くなっています。3年生とは意思疎通が上手く行きませんでした(笑)「17歩を4回」という部分。これまでは3台目までを17歩でしたが、風の条件によっては4台目まで。このことを言っていると思っていたのですが本人は4回使うということで5台目まで17歩で。県総体の時も5台目まで行っていました。今後はこの辺りを考えておきたいなと。5台目まで行ったらラストが持つかどうか。それでも300Hは前回よりも1秒早い。まー分かりません。2年生2人は経験不足。疲労度はピークなのですがそれなりには走っています。62秒切りくらいを目指してもらいたいなと。

この日一番衝撃だったのはショートハードル。5歩ハードル。先日14秒5の大幅ベストを出した選手がめちゃくちゃ速い。見ているとすごい。浮くので上半身を使いながら抑えるように話しています。それが出来始めた直後から記録が上がっています。すごい話です。見ていて「14秒3は出そう」と本人に伝える。その後3年生が自分も見たいと寄ってきて走りを見た後に「14秒3は出ますね」と(笑)特に何かを合わせた訳ではありません。客観的に見てということです。

しかし、自信が持てません。中学の時、ベストを出したがそれ1本であとはほとんど走らなかったというのがあるようです。奇跡の1本だったと。根拠のない記録だったのでしょう。今はきちんと練習ができています。見ていて「走れるようになっている」というのがあります。客観的指標として走れていますし、技術的な変化もあります。この辺りのことが変わってくると本物になるかもしれません。ハードルを始めて半年。まだまだやれることはたくさんあります。

その後、補強を課していましたが私は審判があるのでメイン競技場へ。11時過ぎから15時半くらいまでほぼ休まずにスターターをやり続けました。いや、なかなかです。途中水分補給はさせてもらいましたが過酷すぎました。ヘロヘロになって帰宅しようと思っていたら途中大渋滞に巻き込まれて2時間かかりました。いや、本当にキツい。若くないのも原因だとは思いますが。

とりあえず中国大会に向けての前半はこんな感じでやりました。良いか悪いかは分かりませんが。筋力回復、スピード刺激を中心にという感じです。やれることは全てやりたいと思っています。
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中国大会に向けて

2023-06-04 | 陸上競技
今更ですが。中国大会に向けての準備について書いておきます。

県総体が終わってから2日間は休み。最終日にそれほど走っていない選手もいますが、ある程度の負荷をかけてきたので休ませたいなと。1年生はかなりの負荷になっていると思います。それも含めてやらない。今更焦って1年生の強化をしたところで意味はないでしょうから。1年生女子は2人しかいませんからこちらも慌てずに。

木曜日から練習再開。日曜日に市民選手権が実施されるのでこの日も練習することになりました。補助員などの関係です。そのため変則的に4日連続の練習にしなければいけない感じになりました。更に天気が崩れる予報になっていたのでかなり考えました。水曜日の空き時間はほぼ全て練習計画に費やしました。

中国大会に向けて。この辺りも指導する人によって考え方が異なると思います。ある程度の刺激を入れながら現状維持をする、少し強めの刺激を入れて強化する。人それぞれの考え方がある。私は意図的に「めちゃくちゃ追い込む」というのを選択しました。15日くらいしかない中でできることは限られています。前半は「筋力回復」と「高負荷をかける」という期間にしたいなと。私が「高負荷」というのだからそれなりに強い負荷をかけます。負担は大きいと思うのでバランを考えながらですが。

木曜日は徹底的に身体作り。小雨が降っていたので屋外でやるのは難しい。まー最初からそれほど走る気はなかったので問題なし。上半身下半身をやってからDM∞。過去最近DM∞を週に数回やるようにしただけで動きにキレが出ている気がします。私がそう思うだけなのかもしれませんが。動きながら鍛える部分は必要だと思っています。

そこから動きの基礎的なことをやって、小雨の中で10バトンと25並走はやりました。ここは技術的なことを求めるというよりは「身体を動かす」というのが一番の狙いです。トレーニングをしてから走る刺激を入れるというだけ。走るためにやっているのだから補強をしっかりやれば良いとは思いません。走りに繋がる刺激は入れておく。当たり前の話ですが。戻ってきてから補強サーキット。ピロティで実施。とにかく身体を動かし続ける。筋力の低下している部分を補うためです。

それで終わらずに。1.2年生はシャフト補強ABを40m、3年生はサーキット系トレーニング。普通なら補強サーキットで終わりますがやはりやめられない。全身筋肉痛になるくらいの負荷をかけておきたい。維持するだけならここまでやらなくてもいいと思います。しかし、維持で勝ち上がれるほど甘くない。再強化は必須だと思っています。県総体からワンランク上げないといけないですから。とはいえ、ここでめちゃくちゃ負荷をかけ続ければ良いというわけではない。だからこそ綿密な練習計画が必要になると思っています。意図的にめちゃくちゃ負荷をかける。筋肉痛になるのは想定内。その中で次からの練習をどうするかです。

金曜日は大雨の予報でしたが影響はありませんでした。他の県ではかなり雨が降ったようです。練習は走るメニューも含めてあれこれやっておきたいなと。1年生が体調不良により練習参加できていないのでバトンは他のメンバーで対応。走る練習を少しやっておきたい。が、グランドは走れないので仕方なくタータンで。2レーン分しかないのでかなり効率が悪くなります。計画していた以上に時間が取られてしまいました。やりたい練習があってそれに対してどう時間を使うか。

バトンに関しては筋肉痛などの影響でMAXのスピードが出せません。それで出の感覚や声かけのタイミングなどはやっておかないといけません。本来であれば「バトン」に関しては必ず細かいところまで意識してやっておかなければいけません。ここは大切。しかし、この日の優先事項は「最大スピードを出す」ことです。筋肉痛の中でも今出せる最大の動きをしておくことで回復した時に圧倒的に動くようになります。筋肉痛で動けないから走らないという選択ではなく、その状況の中でどう走るかというのが大きいと思っています。

そこから専門へ。スプリント系はタイヤを使った「加速段階T走」を。ハードルはドリルとハードル腿上げ、一歩ハードル、二歩ハードル。30分程度で。翌日にそれぞれの専門に分かれてやりたいことがあったのでそのための準備です。雨でも大丈夫なようにピロティでできるように考えていました。全てのことを考えながら。結構細かくやっています。最後にハードル股関節補強を。やりたいことがあったのですがそこまで届きませんでした。効率が悪くなるというのはやはり良くないなと感じます。

それでもこの二日間はやりたいことがある程度できています。筋力回復とスピード刺激。重い身体を無理やり動かすためのバトン走。それがどれだけの意味を持つかは分かりません。私の頭の中にあるイメージだけなので。

その後の練習のことはまた別に書きます。あくまで「再強化」のためです。負荷を増やしすぎでもダメ、足りなくてもダメ。ここはかなり楽しめる部分です。頭の中のイメージをどう具現化するか。
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近況

2023-06-03 | 陸上競技
本当にバタバタしています。県総体が終わってからそのまま帰宅。本当は舎監だったのですが流石に無理だなと思っていたので交替してもらっていました。

火曜日から通常通り授業があるので(当たり前)かなりのエネルギーを奪われます。合間に足を痛めた男子の治療をかなりやる。さらに放課後は外部から来校者があってそちらに対応。それが終わってから会議。もうヘトヘトになりながら舎監へ。かなりのダメージでした。

水曜日も授業準備と舎監。連続になっていました。定型業務もあるのでかなりハード。この二日間は練習を休みにしていたので選手は回復したかもしれませんが私は(笑)。もう洒落にならないくらい疲労感がまだありました。

この合間を見て火曜日は中国地区のランキング作成。あくまで目安にしかなりませんが、少しでも早く情報を伝えたいなと。多分選手は各県の結果を自分たちでみていると思います。しかし、ランキングとして示すことで今の自分の位置」を知ることができる。さらに「どれくらいの記録が必要か」もわかります。一緒に走ってみなければ分からないというのはありますが、全体の流れをみて「どれくらいの記録が必要か」を把握することはこれから先のモチベーションにつながると思っています。

さらに水曜日も合間を見て練習計画を立てる。中国大会までの日程の確認。逆算していつに何をするかを決めます。もう最初から分かりきっている日程ではありますが、やはり県総体が終わってからもう一度再確認していつどのような練習を入れるのかを考えます。それを早い段階で選手に示しておくことは必要だと思っています。視覚的に「何をするのか」がわかるというのは大きなことですから。

さらにこの合間を見て「気になる選手」に関しては個別に呼んで話をすることに。こちらの考え方を伝えておく必要があるので。本当は全員に対して個別対応をする方がいいと思っています。blogにも書いている「感情的になっていた選手」に対して私がどのように感じているか、これからどうするかというのを伝える必要があると思っています。

私自身は何が何でも指導をしたいと思っている訳ではありません。試合前に勝つチャンスを逃してしまう選手を目の前にすると、それならやらなくても良いなと感じます。本人が「勝ちたい」と思ってやっているならサポートしますが、戦う前にすでに負けているような選手に対してこちらがどれだけ力を注ぐのか。この辺りは私の中で譲れない部分です。私は指導を辞めても良いと思っています。それくらいの覚悟がなければ選手を戦えるレベルにすることはできない。今年ダメだったら来年やれば良いという感覚でやるなら、今の時点でやらない方がいいと思っているからです。

「勝とうとしていない」のであればこちらが何かを求めるというのは本人にとってもストレスだと思います。それに対して指導するのもストレス。お互いにストレスを感じないようにするためには「やらない」のが一番です。数年前とは部活動を取り巻く環境は大きく変わっています。インターハイに行くために何をするか。そこだけを考えておかないと「仕方ないか」ではこちらも妥協しないといけなくなります。もちろん、選手の競技レベルに応じて目標については考えないといけないと思っています。

そんなこんなで結局本当にヘロヘロになりました。途中目眩がするくらいの疲労感。それに加えてクラスの生徒の要望にも応えなければいけません。私だけこれだけヘロヘロなのか?という感覚も。いや、本当に半端なく疲労していました。

自分で勝手に忘れていたのですが木曜日も舎監でした。いや、流石にきつい(笑)県総体の後に3連泊で舎監というハードさ。どうしても眠りが浅くなります。更に寮生が練習のことに対して色々と聞いてきたので22時40分くらいまで対応。真面目に対応しました。私はスーパーマンではないので何もかもを完璧にできることはありません。どちらかというと足りない部分が多い。身体が一つしかないので全てをやるのは難しい。キャパオーバーしながらやっている感覚です。

金曜日も本当に追い詰めながら1日を過ごしました。我ながら良く保てているなという感じ。この日は21時くらいから5時くらいまでひたすら寝ていました。もう、起きておくことができないという感じでした。気絶する感覚でしょうか。

練習についても記録はしておきたいと思っています。今後のために。まー本当に今後も指導をするのかはこれから先また考えますが。今はやらないというのは難しいと思うので。

練習についてはまた別に触れます。本当にヤバい感じがあります。ぐったりです。ひとまず記録として。
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県総体~陸上競技~

2023-06-03 | 陸上競技

思うことを。

 

何か一つのことに対して「真剣」に向かい合えたか。基準が「過去の自分」ではない。「目標」とする「結果」に対してどれだけ「取り組めたか」が問われていると思います。能力が高ければ「それなりの努力」でも「結果」は出ます。しかし、それが本人にとっての100%の「結果」なのか。持っている力を本当に出し切れたのか。「気持ち」で出し切れないというのでは勿体ないなと思いますね。

 

最近書いたのか、選手に話したのか記憶が定かではないですが。陸上競技はシンプルな競技です。試合当日までにどれだけ準備をするかで決まると思っています。「身体づくり」と「基礎体力」、それに加えて「スピード」「スピード持久」などを強化する。スタブロの出の感覚やバトン、ハードリングなどの「技術」要素を加えていく。それが試合を迎えるまでにどれだけできるかだと。その部分で「結果」の8割くらいは決まってきます。試合になっていきなり競技力が上がるということは考えらえないからです。残りの2割は「当日のアップ」だと考えています。きちんと身体が動くアップができるか。必要なことができているかどうかは大きな話だと思っています。どれだけ「準備」をしてきても「アップ」ができなければ「結果」は出ないと思います。

 

「準備」と「アップ」で100%になる。ここでほとんど結果は決まってきます。先日の女子400mの準決勝や4継の予選が良い例です。その日までに「準備」はきちんとてきていましたが、「アップ」の部分で失敗をしています。それがきちんとできただけであっという間に記録が向上する。同じメンバーで同じ流れの中で49秒5と48秒2ですから明らかです。料理に例えられることもあると思います。「準備」は材料を集めてきて調理をする段階です。きちんと準備して腕のいい料理人が調理をするとおいしい量にになる可能性が高まります。しかし、最後の「味付け」「仕上げ」を失敗すると取り返しのつかないことになります。競技も最後の最後の微妙な火加減や味付けで全くの「別物」になります。「準備」ができていても「仕上げ」が上手くいかなければ結果的に「失敗」になります。「準備」と「アップ」はセットだと思っています。


この時点で準備ができていない選手が大幅なベストを出すとは考えられません。これまできちんとした練習が積めていて結果が出せなかったという選手がいるかもしれません。そうであればもう一度アップの部分を見直す必要があるのではないかなと考えています。当たり前すぎて書く必要がないのかもしれませんが。


しかし、今回の結果を考えた時に「準備」「アップ」では決まらないなと改めて感じました。どれだけ「準備」と「アップ」ができても「心」の部分がきちんとしないと全てを台無しにします。「根性論で指導するのか?」と言われるかもしれません。まー根性論でもなんでも無く「事実」を書いているだけなのですが。全てのレースが終わってから感情的になって涙を流すことはあるかもしれません。嬉しいなら問題はないですが、「ダメだった」「上手くいかなかった」という負の感情をもって涙を流す。それにより次のラウンドは間違いなく失敗に終わります。マイナスのイメージが自分の中で強くなるからなのかなと思います。気合いでなんとかするとかではなく、競技との向き合い方、心構えの部分が大きく影響するのだと考えています。


一度「負のエネルギー」が生まれるとなかなか打破できなくなります。「負けるのではないか」「上手く走れないのではないか」という不安が自分が本当にやるべきことを見失ってしまう。そうなると準備してきたことが全て台無しになる。これは取り返しのつかないことなのかなと思っています。かなり気持ちのコントロールが上手い選手でなければ切り替えることができない。もっというと試合場面で「負けること」「上手くいかないこと」を考えるような精神状態になること自体が良くない。


これは普段の練習からやっておかなければいけない。練習中に上手く走れない、やりたいことができないというので涙を流す選手。思うように走れない時に気持ちが後ろ向きになる選手。補強などのしんどい場面で自分で妥協してしまう選手。それは間違いなく試合の場面に出てくると思っています。人は良い時にはそんなことは考えません。勝手に身体が動く部分があるからです。しかし、試合の時に頭によぎった「不安」は混乱を生み出します。上手くいかないのではないかというのが大きくなるからです。


だからこそ普段の取り組みが大切になる。練習で上手くいかない時にどうやって気持ちを切り替えるか。思い通りに走れない時にどうこう切り替えるか。しんどい場面で生まれる負のイメージをどう払拭するか。全ては試合に向けての準備です。そう考えたら「トレーニング」面だけではない「心」の部分も含めてどのように練習の中で鍛えていくかというのが必要だ思います。そこができない限り「高い緊張感」のある場面では力が出しきれない。


今回の県総体。陸上競技の本質的なことを考えることができたと思います。何をしておかないといけないのか。これまでやって来たことだけではこれから先やっていけないなとも。これまでとは異なるスタンスを考えていかないといけない。私の中の常識はこれから先通用しないかもしれない。「勝つためにやる」というスタンス。そこだけは崩したくないなと思います。「負けるため」に練習をするわけではありません。相手に勝つ。過去の自分に勝ってPBを出す。そこが目的でなければいけません。


人によっては「勝てなくても人として成長すれば良い」と考えるかもしれません。私も「人間的な成長」は必要不可欠だと思っています。しかし、そこがメインになってしまって競技力が上がらないというのでは本来的な競技とは異なって来ます。教育の場だ思います。が、躾をするだけの場面ではない。スパイラルのように絡み合ってやっていけないと意味がなくなります。


あくまで「勝つために」という考え方でやります。この手の考え方に関しては批判も出ると思います。こうやってblogに書くと言葉の裏側にある意味などは上手く伝わらないかもしれません。しかし、この記事の内容は「真理」だと思っています。当たり前のことですがそこまで突き詰めてやっていけるかどうかは大きい。それをやるにはこちらも覚悟が必要です。どう行動するか。ここに尽きます。


上手くまとまりませんが。

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県総体~関連事項~

2023-06-02 | 陸上競技

県総体について。

 

今回の大きな目標の一つは「ハードル全種目制覇」「ハードル全員中国へ」でした。なかなかできるものではありませんから。女子に関しては「順当にいけば問題なし」という状況でした。男子は微妙な所が。

 

県総体前の最後のポイント練習。男子の400mHの練習。200mHを実施しました。これは男子も女子も一緒。本当であれば7台目くらいまでの切り替えまで行っておきたかったのですが、バックストレートがかなり向かっているというのもあって5台目までとしました。その際、男子選手は5台目が届かなくて跳ぶのを止めました。ここがすべてを物語っているのではないか。そう感じました。本当に試合であればどうするのか。「風が強いから届かなかった」であきらめるのか。そんなことはないはずです。それなのに跳ばない。ここに関してはかなり指導しました。

 

一生懸命にはやります。しかし、本当に大切な所を押さえてない。その状態でどれだけ練習をしても効果は上がりません。「外してはいけない」ところを「外してしまう」と大切な場面でも「外す」と思います。試合前のポイント練習がきちんとできなければ駄目だと思っています。「何とかなる」というのではなくて「事前に準備する」という意味です。その日が「ポイント練習」になると分かっている。それなのにそこに合わせてこれない。「県総体」があるのは分かっている。それならそこに合わせないといけません。負けるべくして負けたという感じですね。

 

ショートハードルのほうも同様。1年生が出場しました。ほとんど専門的なことはやっていません。最優先事項は「走力アップ」と「身体作り」だと思っているからです。あまり早い段階で「技術論」に特化してしまうといいことにはなりません。ある程度「走れるようになる」ことが重要。が、この子もなかかな練習が積めません。ポイント練習の日も練習できず。本当に練習ができていない。そうなると勝ち上がるのは厳しい。

 

県総体では110mHで2人が決勝に残りました。ある意味、健闘だと思っています。3年生男子、400mHの練習が中心になっていますからショートハードルの練習回数は少ない。それでももう少し走れないといけません。1年生は何とか決勝に残りましたが17秒03。上のレベルで戦うことを考えると最低でも今シーズン中に15秒台に入らないといけません。まずは練習が積めること。ここは大きなことだと思います。それができないと先には進めない。

 

話がそれるかもしれませんが。

 

私自身の考え方が「正義」だとは思っていません。間違っていることもたくさんあるでしょう。が、どこかに偏って考える気はありません。全体を考えてどうするか。自分自身が「やるべきこと」だと判断した時、何をするかだと思っています。男女のハードルを見ます。が、本人たちがどれだけそこに対して「意識」があるか。そこが重要だと思います。

 

こういう話をすると選手は「意識が低いから」「意識を高くする」と口にします。では、その「意識」とは何かだと思います。抽象的な話をするというのは良くない。私は「頑張る」という言葉を極力使わないようにしています。これほど「抽象的」で測定困難なことはないからです。具体的に「何をするのか」を明確にできないようであればやはり「結果」は出せないと思います。具体的に「自分の現状」を把握する。そこに対して「何をするのか」を明確に示す。一つずつ細分化して「必要な要素」を優先順位をつけてやっていく。ここだけだと思っています。「過去の成功例」にとらわれない。目の前の選手が「どういう状況なのか」というのもあ博していかなければいけません。

 

何度も書いています。「中国大会に行く」「インターハイに行く」「日本一になる」というそれぞれの目標。これが絶対的な「正義」だとは思いません。選手によっては「県総体が終わるまで競技を続ける」ことが目標かもしれません。それでもいいと思っています。その代わりそこに向けて「後悔しない」という取り組みが必要です。朝のアップの途中にある学校の選手が「今日の打ち上げが楽しみ」と話していました。ここは私の感覚とは合い入れない部分ではありますが、その子たちにとっての「陸上競技」は「エンジョイするための手段」なのだと思います。みんなで集まって「楽しく練習をする」こと。県総体に出場すること。それが終わってからみんなで打ち上げに行って「楽しかったね」とワイワイ話す。それも一つの「関わり方」だと思います。どちらに振れるかだけの話。周りから見れば私のような考え方で「競技をする」というほうが「あの人何?」となるでしょう。立ち位置が変われば見えてくる景色も全く違うのです。

 

県総体で何を得たか。何を失ったか。それは人それぞれだと思います。そこに「意味」があるかどうかは本人たち次第なのだと思っています。それ以上でそれ以下でもない。skyも全員が上の大会に進めたわけではありません。何を目指すかにもよります。試合で力が発揮できない。それは「仕方ない」ことなのかもしれません。しかし、本当に「準備」ができていたか。「心」の部分がどうだったか。この辺りが大きなカギを握っていたのではないかなと思っています。「次しっかりやればいい」というのは私の中では「きれいごと」だと思っています。1年生だろうが3年生だろうが「県総体」は「県総体」です。この大会で6位以内に入って上を目指す。そこは根底としてあると思っています。

 

書いていたら長くなりました。本筋とは違うことを書いているかもしれませんが。もう少し書きたいことがあるので別に書きたいと思います。

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