碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

Eテレ「青春舞台2011」は本当に熱かった

2011年09月05日 | テレビ・ラジオ・メディア

昨日(4日)午後、NHK・Eテレで「青春舞台2011」を見た。

高校演劇全国大会(「演劇の甲子園」と呼ばれる)の模様と、優勝した学校の作品を上映するものだ。

NHKの説明によれば・・・

毎年夏、全国高等学校総合文化祭の一環として行われる高校演劇全国大会。地区予選には約2100校もの演劇部が参加し、都道府県大会・全国8ブロック大会を勝ち抜いてきた12校のみが全国大会に出場出来る。今年57回目を迎える全国大会の開催地は福島県だった。しかし、東日本大震災の影響で、県内での開催を断念。代替会場として、香川県丸亀市の会場が何とか決まった。

・・・のだそうだ。

自分たちの体験を芝居の中に投影した作品が多い。

さすがに全国の上位12校だけあって、ダイジェストを見るだけでも、力作ぞろいであることがわかる。

舞台の上で、彼らが必死に表現している姿を眺めているだけで、なんだか泣けてきて、困った(笑)。











今週の「読んで書いた本」 2011.09.05

2011年09月05日 | 書評した本たち

この一週間は忙しかった。

軽井沢でのゼミ合宿に続いて、札幌での番組出演もあったからだ。

そんな移動ばかりの日々の中で読んだ本は・・・

佐々木譲 『密売人』 角川春樹事務所、
海堂 尊 『救命~東日本大震災、医師たちの奮闘』 新潮社、
土屋賢二 『幸・不幸の分かれ道~考え違いとユーモア』 東京書籍、   
すがやみつる『仮面ライダー青春譜~もうひとつの昭和マンガ史』
ポット出版、
青島広志 『音楽家をめざす人へ』ちくまプリマー新書などなど。


・・・佐々木さんの<道警(北海道警察)シリーズ>の新刊を、舞台となる札幌に滞在しながら読んだのが印象的だ。

軽井沢で、堀辰雄の『風立ちぬ』を読むようなものだろうか。

やったことはないけど(笑)。


さて、今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。

真山 仁 『コラプティオ』 文藝春秋
鈴木 遥 『ミドリ「さんとカラクリ屋敷』 集英社 
松田賢弥 『角栄になれなかった男』 講談社
矢野誠一 『昭和食道楽』 白水社
高山正之 『白い人が仕掛けた黒い罠』 WAC
石巻日日新聞社:編 『6枚の壁新聞』 角川SSC新書


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(9月8日号)に
  掲載されています。




そうそう、この『週刊新潮』のBOOKSページ、「私の名作ブックレビュー」に松本深志高校時代の同級生で、旅行作家の下川裕治君が登場しています。

彼が挙げているのは、森下典子さんがお茶をめぐって書いた『日日是好日』(新潮文庫)でした。