碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

日韓共同制作ドラマ『赤と黒』はクセになる

2011年09月07日 | テレビ・ラジオ・メディア

連日、というか連夜、NHK BSプレミアムで放送中の日韓共同制作ドラマ『赤と黒』を見ている。

<幼少期に養父母から引き離され、巨大財閥の後継者として育てられたシム・ゴヌクはDNA鑑定で別人と判明するや野良犬のように捨てられる。人生をメチャクチャにした財閥ファミリーに復讐するためにゴヌクは手段を選ばない。2人の娘を恋の虜にし、2人の息子は破滅のふちに追いやられる。そんなゴヌクが心ひかれる女性ジェインは、財閥の御曹司ホン・テソンと恋に落ちる。複雑に絡み合う運命の歯車。果たしてその行き着く先は・・・>


韓流ドラマをめぐって、今、あれこれ議論があるのは承知の上ですが(笑)、本格的な作りのものは原産地がどこであれ、やはり面白い。

ベタな内容といわれようと(笑)、シナリオ・役者・演出という総合力で堂々と視聴者を引っぱっていくのだ。

原題は「悪い男」で、確かにそのほうがしっくりくるかも。

シム・ゴヌク役のキム・ナムギルは、暗い強さと甘さの両面を上手く演じている。

ムン・ジェイン役のハン・ガインは、ちょっと(ごひいきの)ソン・イェジンを思わせたりして、好印象だ(笑)。

まだまだ序盤戦なので、これから参入でも十分間に合います。