碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

最近観た映画⑤ 『探偵はBARにいる』

2011年09月18日 | 映画・ビデオ・映像

数日前の公開で、楽しみにしていた1本。

舞台は、大好きな街・札幌。

原作である東直己さんの小説「ススキノ探偵シリーズ」の愛読者だ。

大泉洋さん主演というのも大きい。

先日、プロデューサーとして制作した番組「鈴井貴之 原点回帰」の鈴井さんは、大泉さんたちが所属する事務所の社長なのだ(笑)。

で、観てみたら、予想以上によく出来ていて、ほっとしました。

そりゃまあ、探偵映画としては、いろいろ突っ込みどころはありますが(笑)。

大泉さんはもちろん、相棒役の松田龍平がいい。

ノンシャランとした万年大学生でありながら、格闘技はびしっと決めるあたりが嬉しい。適役。

とにかく、夜のススキノの空撮が出てくるだけで、泣けてきそうになり、困りました(笑)。

最近観た映画④ 『ゴーストライター』

2011年09月18日 | 映画・ビデオ・映像

これは良かった。

ロマン・ポランスキー監督、健在なり。

主人公は、元英国首相(ピアース・ブロスナン)の自伝を請け負った名無しのライター(ユアン・マクレガー)。

この自伝がクセモノで(笑)、いろんなことが起きる。

えーと、本格サスペンスです。

映画の中で、ほとんど青空を見ることはなく、ずっと曇り空や雨だったりするのだが、それが物語のトーンを象徴しているのだ。

じっくり見せるテンポがいい。

カメラを振りまわしたりしない、FIXの映像がいい。

説明し過ぎないことで、じわじわと高まるサスペンス性。

男たち2人もいいが、元首相の妻であるオリビア・ウィリアムズも、不思議なセクシーさでよかった。

これ、映画好きにはおススメ。

私も、もう一度、観たいと思ってます。


       <この映画を観たチネチッタ川崎>


















最近観た映画③ 『シャンハイ』

2011年09月18日 | 映画・ビデオ・映像

解説によれば・・・

「日本軍が真珠湾を奇襲する直前の1941年の上海が舞台。反日の抵抗勢力を、テロで封じようとする日本軍。日本軍と国民政府を二股にかける青幇(チンパン)と呼ばれる秘密結社が暗躍する。そこに日本とアメリカの諜報活動が絡んでくる。縦糸となる時代背景に、上海で運命のように出会った男と女の関係、愛の葛藤が、横糸として紡がれる」。


で、実際には、当時の上海の雰囲気は味わえるのですが、お話自体は、「うーん、こんなもんなのかなあ」という読後感(笑)。

もう少し、奥行きのある物語を構築して欲しかった。

でも、まあ、世界のケン・ワタナベの新作を見たからいいや、という1本。

そうそう、国際派女優・菊地凛子さんも出ています。

アヘン中毒のワケあり女(ずいぶん似合う)という役柄で、あまり台詞はありません(笑)。

最近観た映画② 『カーズ2』

2011年09月18日 | 映画・ビデオ・映像

最初の『カーズ』も、もちろん観ています。

主人公のライトニング・マックイーンもいいけど、レッカー車のメーターが大好きだ(笑)。

今回は2人(2台)で「ワールド・グランプリ」に参加。

舞台の一つはTOKYOだったりする。

「007」ばりのスパイ・アクションも見どころだった。

メーターって、ほんと、いいキャラクター(笑)。


最近観た映画① 『マイティ・ソー』

2011年09月18日 | 映画・ビデオ・映像

最近というには時間がたってしまったけど、ケネス・ブラナー監督作品『マイティ・ソー』。

神様たちが主人公ってところが、何だかすごい(笑)。

しかも追放されてやって来たのが人間界なのだ。

そこで出会うのは天文学者のナタリー・ポートマン。

アカデミー賞女優、こういう作品にも出ちゃうんですね(笑)。

神の国から人間界に送りこまれた強烈な“刺客”たちとの戦い。

いや、神の国でも死闘が。

というわけで、両方の世界で、ハンマー振りかざしの壮絶バトルが展開されます。

「何も考えずB級SFアクションを楽しもう!」という1本でした。