あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

五社英雄監督の「御用金」を見て

2012-08-09 07:55:55 | Weblog

闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.291

佐渡の金山から北船で運ばれてくる御用金を福井小浜近辺の貧しい藩が、日本海沿岸で横取りしようとたくらみ、漁村の人々を皆殺しにする。

その不正許すまじとひとり立ち上がった仲代達矢が、妻の司葉子や村の娘浅丘ルリ子、幕府の隠密中村錦之助などの協力を得て親友の家老、丹波哲郎を雪中の決闘で斃すというアホ馬鹿時代劇。

強欲な権力者である幕府対搾取される哀れな民衆という古典的な対決の構図を後生大事に振りかざして悦に入っている五社監督の強引できめの粗い演出はいかにも無神経そのもので不愉快だ。

ただ1ヶ所厳しい冬の寒さにかじかむ手を乳房の辺りに引き入れて温めてやる司葉子の愛情表現だけは心に残った。



三党協議党は最低だが橋下慎太郎ファシスト新党は史上最悪だろう 蝶人

コメント
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