柴又駅の寅さん像
寅さんの背中のちょっと先に見えるのが
妹さくらさんの像です。
お盆休みの最中、
映画『男はつらいよ』で有名になった
柴又に出かけました。
柴又駅からは
川魚料理店や団子屋、煎餅屋さんなどで
賑やかな
「帝釈天参道」を通り
柴又 帝釈天
正式名称は 共栄山 題経寺
つい、
御前様の笠智衆さんを思い出します。
映画では帝釈天の中は出てきませんが
大庭園(邃渓園=すいけいえん)は
広大で美しく
彫刻ギャラリーは圧巻。
有料にはなりますが
参拝の際にはおすすめです。
帝釈天は「彫刻の寺」と言われるほど
境内のお堂は彫刻で飾られています。
写真では伝えきれませんが
彫刻の細かさと立体感に圧倒されます。
あまりの見事さに感動して
お寺を離れても
暫く興奮がおさまりませんでした。
そんな帝釈天をあとにして
昼食に向かいました。
川魚料亭 川甚 (かわじん)
葛飾区柴又7丁目
鰻 重
向こうに見えるお重は
夫がお願いした大盛り。
鰻重は、並・上・特上とありますが
せっかく遠くまで来たんだから
ちょっと良いものが食べたい…。
だけど、特上は高すぎるし…。
てなことで、
『上』をお願いしました。
ふっくら美味しい。
お腹もいっぱいになり
すぐ目の前にある
映画でお馴染みの土手を上がり
「矢切の渡し」を目指しました。
土手の上から
矢切の渡しがある江戸川が見えます。
矢切の渡し
♪ つれて逃げてよ…
ついておいでよ… ♪
ではじまる
歌謡曲「矢切の渡し」ですが
これが、その「矢切の渡し」です。
川幅150mの江戸川を
小さな渡し舟が往復しています。
本来だとアッという間に着く距離ですが
舟は蛇行しながら
ゆっくりゆっくり進みます。
さすが川風は気持ち良かったです。
柴又側から見ると
これが川向こうにある船着き場で
私たちは行きませんでしたが
徒歩30分ほどの所に
伊藤左千夫の「野菊の墓」があるとか。
それにしても、つくづく感心しました。
それは、
「矢切の渡し」作詞家の
石本美由紀さんにです。
特に三番の最後の歌詞は
♪ 揺れながら艪が咽ぶ 矢切の渡し
息を殺して身を寄せながら
明日へ漕ぎだす別れです ♪
この川とこの舟を見て
よくこんな歌詞が書けるものだと
感心しきりでした。
「あー、来て良かったわね」
なんて話しながら
帰りも柴又駅までテクテク歩き
参道で名物の草団子などを買いました。
草だんご (髙木屋老舗)
寅さんの実家
「とらや」(のちに「くるまや」)の
モデルになったことで知られています。
バター焼き芋ようかん(い志ゐ)
本来は
ロールケーキが有名なお店です。
やわらかくて香りの良い草団子も
バターで焼いた香ばしい芋ようかんも
どちらも美味しいものでした。
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