アエラ7/4号 子どもの貧困特集など読むべき記事多し が 今日は沖縄問題

2016-06-30 10:34:45 | 政治
アエラ7/4号
そもそも 部活問題に魅かれて購入。
しかし、子どもの貧困が特集され読むべき記事多いな~
と思ったが・・・
今号には
6月19日に沖縄で開催された
元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾!
被害者を追悼し海兵隊の撤退を求める県民大会
(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)
についての記事が
53P 佐藤優の7DAYS と
60Pから63Pに 県民大会で米軍軍属事件に抗議 の
2つ掲載されていた。

佐藤氏は、記事中
「今回の事件に直面して、沖縄の全米軍基地をなくす意外に、
人権侵害を阻止することはできないのだという認識を
圧倒的多数の沖縄人が持つようになった。」
と県民大会に参加し感じ取ったことを書いている。


被害女性の父のメッセージは
「なぜ娘なのか。なぜ殺されなければならなかったのか。
全基地撤去、辺野古新基地建設に反対。県民は一つになれば可能」

大学生の女性は
「もしかしたら私だったかもしれない」

同じく大学生の男性は
「憲法がうたう国民に県民は含まれているのか」と
問うたという。

同じ会場には『私も米軍レイプの被害者』と言うボードを掲げた
オーストラリア出身の女性がおり
横須賀市で被害にあい裁判で勝利したが加害者が帰国
でも、探し当て米国で裁判をおこした。
その中で米軍自身が加害者に帰国を促した事実が判明したと・・
この女性は、12年間も戦い続けた理由を
「一人の人間に対する不正義は全ての人への不正義。
沖縄で被害が続いていると知り、二度と被害者を出したくなかった」
と語ったことも報道されている。

記事はなぜこうした事件が起こるのかなどについて
米軍の中の沖縄蔑視の教育があることも指摘している。
が、
概ね共感できるこの記事中
私が とても奇異に感じたのは
ジャーナリスト・大谷氏の指摘と称する部分である。
曰く
「自民党が欠席し、一部の党派が主催する、選挙公示日目前で、
この大会を取り上げると『公平性を担保できない』という大義名分を、
私は認める気はないが一部のマスメディアの側に与えてしまった」
というコメントである。
驚いた!
自民党が参加しなかったことが非難されるのではなく
参加させなかった主催者が非難されているの?

言いたいことはたくさんあるが一つだけ…

マスコミが非難すべきは、
否! ジャーナリストと呼ばれる人々が非難すべきは
参加しなかった自民党沖縄県連の姿勢そのものであろう。

そしてこの大会を取り上げなかったマスコミにたいし
マスコミの中から批判があってしかるべきである。

報道しなかったマスメディアは結局
自民党からの、かの圧力、『公平』に屈したか
若しくは
もともと県民の思いに共感しなかったということだけであろう
と私は思うのみである。

大学生の
「被害者は私であったかも」という思いは、
米軍基地のある東京多摩地域の我が娘であってもおかしくないという私の思いと共通である。

そして本土の私たちに
「安倍晋三さん、本土にお住いの皆さん、加害者はあなたたちです。
しっかり沖縄に向き合ってください」
と叫ぶ沖縄の若者たちに応える義務も負っていると思うのである。

米軍基地は、本土にも沖縄にも置かせないという選択こそが
土地を奪われ、命も奪われ、人権も侵されるなどの諸悪の根源を絶つ保障なのだと
本土に住む我々が理解することである。

その実現へのカギも今戦われている参議院選挙であろう。

県民の思いに背を向ける自民党はもとより
その自民党の票をあてにするために県民大会に参加しなかった公明党も
「辺野古基地推進を唱える自民党の候補と積極的共闘をしたいという沖縄の公明党はほとんどいません」
と言いつつ、県民の苦しみに背を向けた罪は50歩100歩である。
だって、選挙が終われば
辺野古新基地建設推進の政権内にとどまるのであるから!
憲法違反の「安保法制」推進に突き進み、憲法改悪を掲げる自民党と歩調を合わせるのであるから!

佐藤氏が紹介しているが、翁長知事は挨拶の結びに
「ぐすーよ(皆さん) まきてぇーないびらんど(負けてはならんよ)
わったー(我等)うちなーんちゅぬ(沖縄人の) くゎんまが(子や孫)、
まむてぃいちゃびら(守っていこう)
ちばらなやーさい(がんばらんばね)」
~文中の訳は佐藤氏の訳を参考に福田が付けた~
と呼びかけたという。

我々もよ~く考えて
戦争しない国 
憲法を守る国会・政府 
法治国家を守る選択に進みたい!