きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

最高裁裁判官の国民審査 辞めさせたい人に× 広報に情報

2021-10-26 07:18:49 | 解散総選挙(2020年~2021年)
最高裁裁判官の国民審査 辞めさせたい人に× 広報に情報
31日投票の衆院選と同時実施

31日投票の総選挙とあわせて行われる最高裁判所裁判官の国民審査。裁判官にふさわしいかを主権者である国民が審査する制度で、辞めさせたい裁判官に「×」をつけ、何もつけなければ信任となります。「×」以外の「○」やほかの文字を書き込むと無効です。今回は全15人の裁判官のうち2017年の総選挙以降に就任した11人が審査の対象です。今年6月、最高裁は選択的夫婦別姓を認めず夫婦同姓を強制している状態を「合憲」としましたが、11人のうち「合憲」としたのは4人、「違憲」は3人(うち1人は「合憲」の結論に賛同)でした。
昨年12月、最高裁は、死刑が確定した袴田巌さんの再審(裁判のやり直し)を認めなかった東京高裁の決定を取り消し、審理を差し戻しました。これについて「再審を開始すべきだ」としたのは1人でした。19年参院選の選挙区で最大3倍の格差が生じた「1票の格差」をめぐる判決(20年11月)で違憲としたのも1人でした。


最高裁の各裁判官が示した判断
 深山卓也三浦守草野耕一宇賀克也林道晴岡村和美長嶺安政
【選択的夫婦別姓】
夫婦同姓の強制
合憲違憲だが
合憲に賛向
違憲違憲合憲合憲合憲
【19年参院選選挙区】
1票の格差3倍
合憲違憲状態条件付き
合憲
違憲合憲合憲 
【袴田事件】
再審開始せず
   再審開始すべきだ再審開始せず  
※安浪亮介、渡邉恵理子、岡正晶、堺徹各氏はこれらの裁判後に就任


日本民主法律家協会はホームページで、国民審査を受ける裁判官の情報をまとめたリーフレットを公開しています。略歴や主な裁判情報は各世帯に配布される国民審査公報で見ることができます。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年10月25日付掲載


地方裁判所から高等裁判所と、国や企業を相手取って闘う裁判で、原告側が勝訴することがあっても、最高裁で逆転敗訴ってことがよくあります。
だから、最高裁の裁判官はみんな悪いって思い込みがあるかもしれませんが…。
実際の判例をみて、個々審査しないといけませんね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気候対策 総選挙の大争点に... | トップ | 2021年総選挙 目で見る... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

解散総選挙(2020年~2021年)」カテゴリの最新記事