きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

防衛白書を読む④ 島しょ部への攻撃対応 口実に自衛隊を増強

2020-08-21 07:30:50 | 平和・憲法・歴史問題について
防衛白書を読む④ 島しょ部への攻撃対応 口実に自衛隊を増強
2020年版「防衛白書」は、「島しょ部に対する攻撃への対応」として、南西地域の軍事体制強化をうたい、鹿児島県・奄美大島に警備部隊などを、沖縄県・宮古島に警備部隊、地対空誘導弾部隊や地対艦誘導弾部隊を配置したと説明。今後は、沖縄県・石垣島にも「初動を担任する警備部隊などを配置することとしている」と記載しました。
南西地域に関する一連の自衛隊ミサイル基地建設には、地元住民から強い反対の声があがっていますが、これを無視した強硬姿勢を示しています。



陸上自衛隊ミサイル基地建設に反対して行進する市民ら=2月11日、沖縄県石垣市

基地建設をめぐり、宮古島では、「弾薬庫は建設しない」と住民をだましてミサイル部隊の駐屯地内に弾薬犀を建設。石垣島では、基地建設が自然環境や生活環境にどう影響するのか入念な調査・説明をせずに工事を強行するなどといった大問題が起きています。
白書はこうしたことにはふれず、住民の不安や懸念にまったく応えていません。
それどころか、島しょ部への攻撃対応を口実に、自衛隊増強に加え、長射程から攻撃できる能力を持ち敵基地攻撃に転用可能な高速滑空弾の研究や、輸送艦の改修、垂直離着陸機V22オスプレイの導入など大軍拡路線を強調しています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年8月16日付掲載


中国艦船による尖閣諸島への領海侵犯などを口実に、石垣島や宮古島への自衛隊の配備。
より中国を刺激することになります。外交と対話をもっと進めるべき。

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