2014年09月11日 モスクワ発
[カムチャツカ国境警備局がカニ密漁トーゴFOC船を拘束]
2014年9月11日、ロシアFSBカムチャツカ国境警備局は、オホーツク海においてカニの密漁を行ったトーゴFOC船"Катрапс"(カトラプス)を拘束したと発表した。
当局所属警備艇"Антиас"(アンチアス)が、オホーツク海で未登録不審船を発見し呼び出した。
この不審船は応じず、全速力でロシア排他的経済水域の外側へ向かい逃走を試みたが、当局の追跡を受け停船した。
当局職員は、不審船を検査し、船名"Катрапс"、トーゴ船籍で母港ロメ、船主はベリーズ登記と確認、船内からカニ製品の破片を発見した。
また、当局職員は"Катрапс"船内の活カニを運搬するための専用設備を確認した。
しかし"Катрапс"はこれらの活動を認める許可を得ておらず、当局はペトロパブロフスクカムチャツキー港へこれを連行した。
なお、"Катрапс"の乗組員は、ロシア人11名、ウクライナ人2名、計13名で構成されていた。