2014年09月16日 ノルウエー発
[ノルウエー養殖大手“マリンハーベスト”がチリ破産施設買収へ]
ノルウエー養殖漁業サーモン大手“マリンハーベスト”が、チリ同業で破産手続中の“Acuinova Chile S.A.“の資産を買収すると発表した。
この買収資産は、年間4万トンまでのHOG(head on gutted:有頭内臓除去)製品の生産を可能にするとしている。
また、買収資産は、ふ化場、スモルト施設、1次2次処理施設、そして36の海面使用許可で、来年2015年には約1万5,000トンのHOG生産を見込んでいる。
買収額は1億2,000万ドルで、今年2014年第4四半期中に手続きを完了するとしている。
(報告担当者 原口聖二:禁輸措置を迂回し、チリ等を経由してロシア市場へ養殖サーモンを供給する可能性の背景として、“マリンハーベスト” の存在が、ロシア業界から指摘されている)
(関連過去情報)
2014年08月12日 モスクワ発
[ノルウエーは制裁報復措置を迂回してロシアに養殖サーモンを供給するだろう]
養殖事業も抱えるロシア最大水産グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)は、経済制裁の報復としてノルウエーからの水産物の禁輸措置がとられたが、チリやフェロー諸島を経由して、養殖サーモンのロシアへの供給が続くだろうとの予想を明らかにした。
特に“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が指摘したのは、本社をノルウエーにおく“マリンハーベスト”の活動で、同社は、ノルウエー、チリ、フェロー諸島、カナダ、スコットランド、そしてアイルランドに養殖サーモンの生産拠点をもつ、世界最大の生産者に位置づけられている。
また、“マリンハーベスト”は、加工拠点を12ケ国、販売拠点を18ケ国におき、サケマス世界市場占有率が25%-30%に達しているとされる。
(以下マリンハーベストジャパン株式会社HPから)
“マリンハーベスト”について
2006年12月29日、Marine Harvest N.V. ,Panfish ASA, Fjord Seafood ASAの3社が合併し、本社をノルウェーにおく新たなマリンハーベストグループとなりました。
世界6カ国(ノルウェー、カナダ、チリ、スコットランド、アイルランド、フェロー諸島)に生産拠点を持ち、12カ国に加工・販売拠点を持つ世界最大規模の養殖会社です。
社名
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マリンハーベストジャパン株式会社 (英文名 Marine Harvest Japan Inc.) |
本社所在地
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〒104-0045 東京都中央区築地6丁目19番20号 ニチレイ東銀座ビル9階 TEL 03-6684-5231 FAX 03-6687-0970 |
設立 |
平成7年4月26日 |
従業員数 |
約100名 |
資本金 |
4億円 |
代表者 |
代表取締役 チャールズ・シン・チ・ウー |
事業内容 |
養殖サーモン・養殖加工サーモンの加工・生産・販売 |
事業所
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【大阪支店】 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目3番7号 理想新大阪ビル6階 TEL 06-6350-8388 FAX 06-6397-6106 【成田工場】 〒286-0046 千葉県成田市飯仲45番地 成田総合流通センター 食品関連棟 B棟 201号 TEL 0476-20-0231 FAX 0476-20-2280 【関西工場】 〒598-0061 大阪府泉佐野市住吉町5番5号 TEL 06-6350-1301 FAX 072-458-6114 |