2014年09月24日
サハリン発
[密漁の疑いのあるロシア人船長が日本で拘束される]
2014年9月23日、夜、トーゴFOC船のロシア人船長が日本の排他的経済水域においてカニ9トンを密漁した疑いで稚内の海上保安部に拘束されたと、在札幌ロシア連邦総領事館が発表した旨、SakhaNewsが伝えた。
このトーゴFOC船はДжет (JET*写真は報告担当者が2014年5月稚内港にて撮影)、ロシア人船長は、アナトリー・ロマザノフ43歳。
なお、ロマザノフは、密漁容疑を否認しているとされる。
2014年09月24日 北海道新聞(夕刊)
ロシア人船長を逮捕【稚内】
稚内海保は24日、漁業主権法違反(無許可操業)の疑いで、トーゴ共和国船籍の漁船「JET」(91トン、乗組員8人)を拿捕(だほ)し、船長でロシア人のアナトリー・ロマザノフ容疑者(43)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は23日午後10時40分ごろ、宗谷岬から約57キロ東、宗谷管内猿払村沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内でカニかご漁を行った疑い。
稚内海保によると、巡視船がバトロール中、カニ漁をしている同船を発見。
停船を促したが逃げたため、約2時間追跡し拿捕した。船内にあったカニは逃走中に海に捨てられ、残っていなかったという。
ロマザノブ容疑者は「操業していない」と容疑を否認しているという。
2014年09月23日 ムルマンスク発
[リトアニアが漁船拘束に抗議]“ демонстрацией российской силы”
2014年9月21日、リトアニア外務省は、漁船“Juros Vilkas”拘束にかかる行動について、在リトアニア・ロシア大使館に抗議を申し入れた。
ロシアFSBムルマンスク国境警備局は、同年9月19日、15トンのズワイガニをバレンツ海ロシア排他的経済水域において密漁したとしてリトアニア漁船を拘束したが、リトアニア側は、国際水域での操業であり、海洋法に関する国際連合条約に違反していると指摘、拘束されている漁船と乗組員の解放を求めている。
なお、リトアニア首相アルギダス・ブトケヴィチュースは、“ロシアの実力組織のデモンストレーション” (демонстрацией российской силы)だと批判する声明を事件確認直後に発表した経緯にある。
2014年09月19日 モスクワ発
[ムルマンスク国境警備局がバレンツ海ズワイガニ密漁リトアニア漁船を拘束]