ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

2024年極東地方キンコ・ナマコTAC設定勧告 沿海地方激減評価  横行していた密漁の影響を排除できない

2023-04-19 20:39:16 | 日記

 

2023年04月19日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[2024年極東地方キンコ・ナマコTAC設定勧告 沿海地方激減評価]

ロシア科学研究機関は、今般、来年2024年の極東地方沿岸のキンコ・ナマコのTAC設定勧告を発表した。

キンコは8,355トンで前年となる今年2023年比12.4%減となる。

特に、沿海地方は大幅な72.6%減の396トンだが、前年となる今年2023年設定の1,445トンは、昨年2022年の2,234トンより35.3%削減された数量であり、これと比較した時、2年間で82.2%の激減評価となる。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、この大きな資源評価のブレについて、トロール調査の技術的な問題の可能性もあるが、横行していた密漁の影響を排除できないと指摘している。

現在、沿海地方沿岸の修正された商業対象当該資源量が3,961トンと算定されており、資源保護のため開発率10%を与え396トンを勧告したと説明している。

なお、ナマコは、前年となる今年2023年比微減の79.9トンの勧告で、この内、南クリール沿岸が98.6%となる78.8トンを占めている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年極東地方エゾバフンウニTAC設定勧告が発表される

2023-04-19 20:36:22 | 日記

 

2023年04月19日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[2024年極東地方エゾバフンウニTAC設定勧告が発表される]

ロシア科学研究機関は、今般、来年2024年の極東地方沿岸のエゾバフンウニのTAC設定勧告を発表した。

前年となる今年2023年とほぼ同じの7,972トンとなっている。

なお、この内、南クリールが6,061トン、76.0%を占めている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

шок! 米国が北極海域での商業漁業開始の準備をする  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-04-19 05:00:31 | 日記

 

2023年04月19日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[米国が北極海域での商業漁業開始の準備をする] шок! 

ロシア、米国など北極海沿岸国と日本、EUを含む計10の国と機関は、2018年10月、地球温暖化で氷が解けて海表面が広がる北極海中央部の公海での商業漁業を禁止する協定に署名、2021年、これが発効している。

協定には、ロシア、米国、カナダ、デンマーク、ノルウエーの北極海沿岸5カ国のほか、日本、中国、韓国、アイスランド、そしてEUが参加している。

今般、アラスカ漁業当局は、当該モラトリアムを含めた北極海域の商業漁業を開始するための調査研究予算として、同州から100万ドル、連邦政府から200万ドルの予算配分を受け取る予定だと明らかにした。

アラスカ漁業当局は、水棲生物資源の魚群形成が北に移動しており、他国漁船団もこれを理解していると指摘、アラスカとしても漁業と沿岸地域の発展のための機会をとらえるべきだと言及して、ロシアや他国が漁業機会を求め、これらの海域に出漁する時、我々は沿岸にとどまりたくないと加えている。

ロシア業界紙(WEB)が伝えた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする