2023年07月02日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[2023年度漁期 日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカTAC設定 27.7%削減]
韓国漁船による自国EEZでの新年度漁期となる2023年度漁期(管理期間2023年7月-2024年6月)のTAC当初設定は、前年度の2022年度漁期の8万5,590トンより27.7%減の6万1,900トンとなる。
韓国海洋水産部が発表した。
前年度の2022年度漁期のスルメイカの漁獲実績(最終集計中)はTACの3割強の2万7,000トン程度と見込まれている。
韓国漁船による自国EEZでの新年度漁期となる2023年度漁期の全体のTACは、15魚種、18漁業種を対象として、42万7,065トンで、前年度漁期の45万659トンより5.2%減となっている。
なお、新年度漁期となる2023年度漁期から、スルメイカについて、西海南部海域における沖合釣りと中型トロール2艘引き操業をTAC管理の対象とすることを目的に、試験運用が開始されることになる。