ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

#40 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 北東部下院議員 漁場保護法案提出

2023-07-09 17:23:37 | 日記

 

2023年07月09日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[#40 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 北東部下院議員 漁場保護法案提出]

日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。

2023年6月23日、米国下院議員ジャレッド・ゴールデンは、北東部沿岸沖合の洋上風力発電開発プロジェクトからロブスター漁場を守るための“北東漁業遺産保護法”(Northeast Fisheries Heritage Protection Act)案を提出した。

この法案が承認署名されれば、ロブスター管理区域 1 (LMA 1) での洋上風力発電開発プロジェクトが禁止されることになる。

メイン湾の沿岸沖合が、豊かなロブスター漁場であるにもかかわらず、洋上風力発電プロジェクトが検討されており、ジャレット・ゴールデンは、LMA1でのプロジェクトを禁止することで、メイン州の何世代にも引き継がれたロブスター産業に関わってきた家族やコミュニティを維持することが可能となるとしている。

法案にはメイン湾の洋上風力発電プロジェクトの環境審査プロセスに関する連邦調査を開始することにも言及している。

メイン州ロブスター協会(MLA)、メイン州沿岸漁業者協会、そして、ニューイングランド漁業者協会はいずれもこの法案への支持を表明している。

 

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2023年漁期ロシア太平洋サケマス操業 未だ漁獲ゼロ 北海道隣接サハリンの北部沿岸に動揺が広がる

2023-07-09 13:21:22 | 日記

 

2023年07月07日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[2023年漁期ロシア太平洋サケマス操業 未だ漁獲ゼロ 北海道隣接サハリンの北部沿岸に動揺が広がる]

今年2023年漁期、太平洋サケマス操業のはしり、北海道に隣接するサハリン島への資源来遊が見えず、動揺が広がっている。

現在、サハリン州(サハリン・クリール地域)での操業は北クリール沿岸に集中しており、サハリン島北部沿岸では、操業が開始された同年7月1日からいまだに主要魚種の漁獲がない。

同年7月5日までに、北クリール沿岸では、カラフトマス1,250トン、シロザケ430トン、ベニザケ100トン、そしてギンザケ10トン、計1,790トンが生産されているが、サクラマスを除きサハリン島北部東西沿岸では、まだ漁獲が記録されていない。

 

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