2011年10月24日 サハリン発
[サハリン国境警備局がグルジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2011年10月20日、グルジアFOC船“Русно”(ルスナ)を拘束したと発表した。
2011年10月18日、当局所属哨戒機がテルペニヤ岬周辺のロシア排他的経済水域をパトロール中、“Русно”を発見し停船させた。
当局職員が“Русно”を検査したところ、専用漁具と約10トンの活カニが発見されたが、これらの漁業活動を認める許可証は所持していなかった。
(以下参考過去情報 "Русно"事件)
2009年08月11日 カムチャツカ発
[FSBカムチャツカ国境警備隊がグルジア旗密漁船を20時間追跡後拘束]
カムチャツカ沖合において、FSBカムチャツカ国境警備隊は、逃走するグルジア旗を掲げた密漁船を20時間にわたり追跡し、最終的に警告射撃を発砲し拘束した。
FSB北東管区国境警備局によると、この未確認漁船は、ベーリング海に配備された監視船"Аргал"(アルガル)の呼び出しに反応せず、無視をして、検査を回避するために全速で逃走を開始した。
その後20時間におよぶ追跡が行われ、現場へ向かったFSB所属航空機アントーノフ72が警告射撃を行い、未確認漁船を停止させた。
国境警備隊員が検査を行い、この漁船の船名は"Русно"(ルスナ)であり、グルジア船籍で、乗組員はロシア人であることが分かった。
"Русно"からは、カニを漁獲するための漁具と活カニが発見されたが、本船は漁業活動にかかる許可等を所有していなかった。
また、"Русно"の船長は、規定された航海日誌を記録しておらず、所定のチェックポイントも不通過だったとFSB北東管区国境警備局は指摘した。
"Русно"はさらに詳しい検査を受けるため、監視船"Аргал"により、ペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
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