夕べの雨も上がり、早朝に立ち込めていた雲も、高い空へと昇っていった。
少し肌寒いが、野良仕事にはちょうど良い陽気だ。
4日間留守にしている間に、代かきをして置いた田が干上がって硬くなってしまったので、今日はそのやり直しをした。
耕運機で掻いた後、トンボとジョレンでならす作業は何度もやり直しをしたので、泥も十分練れて良い田が仕上がったと思う。
家から500mほど離れた田んぼへは、1輪車に作業道具やおやつ、飲み物などを積んで往復している。
大八賀川を渡り、蓮池の脇を通る小道は、毎日猪に掘られて穴ぼこだらけになっている。
無農薬・有機栽培を目指しているが、雑草や害虫は防除できそうだが、猪が最大の難敵になりそうだ。
電気柵が主流になりつつあるが、小さな田には大げさ過ぎるので、収穫の時期までに方策を考えなければならない。
山里の農作業は、いつも余分な仕事を強いられる。
今日は休み休みの野良仕事で、夕日が沈む頃まで、のんびりと田んぼで過ごした。