名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

朝の散歩

2010年02月01日 | セカンドルーム

 

決まった散歩コースがあるわけではないが、朝は人家から離れて山の方に向かうことが多い。
のんびり犬を連れて散歩をしている姿を、人に見られるのが何となく気が引けて、人のいない山の方に足が向く。
都会では早朝のジョギングやウォーキングは普通の風景だが、このあたりでは散歩をする人の姿を見かけることは無い。
普段の仕事以外にも冬は雪かきをし、夏は草刈をするなど休みなく働いているので、それ以上体を使うことを避けているのかも知れない。
隣の家に回覧板を届けるのにも、軽4輪に乗って来るくらいで、仕事に備えて体力を温存しているようだ。
その結果高齢者も春になれば、元気に日の出から日没まで野良仕事に明け暮れる。
それを見習った訳でもないが、最近は趣味の登山のために体を鍛えることは止めてしまった。
日ごろのトレーニングは、若い時はそれなりの効果はあったが、今は辛い思いをしても、衰えた筋力や体力が向上したという実感は全然ない。
骨身を削って余分なエネルギーを浪費するよりは、体力を温存しておいた方が、ハードな登山にも耐えられるような気がする。
老化が止まる訳でもないので、衰えた分は装備やスポーツサプリメントでごまかしている。
それはそれとして、散歩の習慣がないこの集落で歩くのは、季節ごとに、又その日や時間によって変わる風景に惹かれることと、近所の人たちとのコミュニケーションの場になっているからである。

 


昨日は猫やなぎを見つけたが、今朝は杉の実が膨らみ、今にも弾けそうな様子を見つけた。


段々畑の池の氷が解けて、緋鯉が雪覆いから出て泳いでいた。
そんな何気ない風景から、春を感じて喜んだり、再び雪と氷に閉ざされて悲しんだりしながら春を待っている。

   「飛騨の山里暮らし」 2月号をUPしたのでご覧ください。

コメント (10)
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