昨夜は雨が降ったようで、圧雪された路面がシャーベット状になり、屋根の雪もたっぷり水を含んでしまった。
午後からは本降りになりそうなので、昨日やり残した屋根の雪下ろしをすることにした。
雨水を含んだ雪は重くて粘りもあるので、すくっては投げ飛ばすことが出来なくなってしまった。
切り込みを入れてブロック状にし、シャベルに載せながら滑り落とす作業は、昨日に比べると随分手間が掛かった。
大屋根のてっぺんまで登りながら、庇部分の雪を下ろし、また下りながら同じ作業を繰り返して、予定通り終えることが出来た。
昨日は指先の感覚が無くなるほど冷たかったが、今日は大汗をかくほどであった。
気温が高くなったこともあるが、水を含んだ重い雪のせいだろう。
山里に暮らし始めた頃は、その日の仕事をやり残して失敗したことが多々あった。
このあたりの人は、明日の事が分からない限り、雨が降ろうが夕暮れが迫ろうが、やり切ってしまう人が多い。
こんなライフスタイルを見習っているつもりでも、いつも先送りして後悔ばかりしている。
仕事以外でも、メールマガジンなどのタイトルを見て、役に立ちそうだから後でゆっくり読もうと思った事を、再び開いて読むことは無い。
その場で必要の無いものをため込む無駄を省けば、やるべきことが見えてくるように思う。