昨日の午後、高山を出て名古屋に向かった。
途中の道路状態は悪く、融けた雪がシャーベット状で滑り易く、雪がでこぼこに固まったところではハンドルを取られてしまう。
カーブや坂の多い「せせらぎ街道」は危険と思って、中部縦貫道「高山IC」から東海北陸道「飛騨清見JC」経由で行くことにした。
チェーン規制も無く通常走行が出来たが、荘川あたりは濃霧が発生して、50kmの速度制限がしかれていた。
気温の上昇による霧の発生で、「ひるがの高原SA」で休憩していても寒さは感じなかった。
冬のせせらぎ街道では、過去に度々苦い経験をしている。
カーブの下り坂でスリップして、ガードレールにぶつかる自損事故や、吹き溜まりに突っ込んだ車を避けようとしてブレーキを掛けたが止まらず、僅か数センチのところで停止して事なきを得た。
通常の走行では、ブレーキもハンドル操作も感覚通りに動いてくれるが、凍結や圧雪状態の道は、四輪駆動車も冬用タイヤも安全とは言い切れない。
雪道に慣れた地元の人たちは、制動距離が伸びることや、ハンドルも思い通りにコントロール出来ないことを知っているので、事故を起こすことは少ない。
トヨタ車がリコール問題でゆれているが、より安全性の高い車を作って欲しいが、ユーザーも必要な技能と知識を持って運転することを問われそうだ。