昨日は西の空を茜色に染めて、夕日が沈んでいった。
今朝は晴れるだろうと期待していたら、けっこう激しく雪が降っていた。
小止みになるのを待って、散歩に出かける頃は、黒い雪雲を割って東の空がわずかに明るくなってきた。
飛騨地方の天気予報は、今日一日曇りと伝えていたが、どうやら外れそうだ。
この地方は、日本海側の影響と山岳地帯特有の変わりやすい気象が入り混じっているので、予報がとても難しいようだ。
むしろ、ここに住む人たちの、山にかかる雲や風の動きを読んだ観天望気の方が当たるような気がする。
硬く絞まった雪の上に、新雪が5~6センチほど積もって、キュッキュッと靴の鳴る感触が気持ち良かった。
雲が切れて日が差し始めると、裏山の枯れ木の白い花が、きらきらと輝き始めた。
朝食が終わった頃は、青空がいっぱいに広がり、久しぶりに陽光が眩しい朝を迎えた。
来週からは、春の暖かさが期待できると天気予報が伝えていたが、これだけは当たってほしい。