名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨の春は天気も気まぐれ

2012年03月21日 | セカンドルーム

 

今朝起きたら雪が舞っていた。
お彼岸過ぎの雪は珍しくないが、北風に巻き上がる軽い雪はまるで冬のようだ。

昨日の飛騨地方の天気予報は、春先特有で午前中は晴れ、午後は曇りで夕方から雪と報じていた。
目まぐるしく変わる天気でも、近くの低い山なら行けると思い、早起きをして冷や飯でおにぎりを作って出かけた。


乗鞍岳西麓に広がる高原には、牧場や飛騨高山スキー場、青少年交流の家などがある。
登山やハイキングコースが整備され、季節ごとに変化する自然の景観を楽しむことが出来る。


家から近いこともあって季節を問わず度々訪れているが、特に残雪期は木漏れ日が暖かいし静かなので、森の奥深くまで分け入って楽しんでいる。
雪の無い時期は藪が深くて入れないし、真冬は軟らかい雪でスノーシューが必要だが、今は雪が固く締まっているのでつぼ足で自由に歩ける。


野生動物の領域に入って足跡を辿ったり、彼らの落し物を見つけたり、巨大なサルノコシカケや冬芽の膨らみを見つけるのも楽しみの一つである。
日陰の気温はプラスになることは無いが、春の陽光が降り注ぐ日向の温もりは気持ちが良い。


木の根元の雪だけが溶ける「根開き」は、春の訪れを知らせてくれる。
休眠していた木が目覚めて水を吸い上げるようになると、幹の温度が上がり根回りの雪を溶かすという。
春を感じる残雪期の森の表情をご覧ください。

 

コメント (8)
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