名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

高山へ

2010年08月16日 | セカンドルーム

 

4泊5日のお盆休みを名古屋で過ごして、今日高山へ戻ってきた。
名古屋を出る時は30℃を越す暑さで、車内のユキは早くも喘いでいた。
一宮ICから高速に入ったが、名神も東海北陸道も渋滞は無かった。
途中、長良川サービスエリアに立ち寄ったが、うだるような暑さで早々に引き上げた。

 

せせらぎ街道の西ウレ峠あたりの温度計は24℃を指し、林間の風が爽やかだった。
ここまで来ると都会の熱気が遮断されて、木陰にいれば暑さを感じることは無い。

ユキも水辺で一息入れて、ようやく元気を取り戻した。
お昼前に家に着き、気になっていた田畑を見回ったが、異常は無かった。

 
田んぼの水口付近の稲の穂も出揃い、育ちの早い穂はお辞儀をし始めた。
稲の成長は全体的に早いようで、順調に行けば9月中旬には稲刈りが出来そうだ。
畑も動物除けの柵で囲ったので、荒らされることは無かった。


夕食と明日の朝食の分を取ってきたが、一人ではとても食べきれない。
ご馳走をたくさん食べてきたので、しばらくは畑の作物だけで間に合わせよう。

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精霊送り

2010年08月15日 | セカンドルーム


今日は、それぞれの家族が別行動で、食事や買い物を楽しむために街へ出て行った。
パパたちも明日から仕事が始まるので、最後の家族サービスを楽しんできたようだ。
暑さが厳しい真昼に、出かける元気も無いないので、涼しい部屋で高校野球の観戦をすることにした。
保育園兼民宿みたいな生活が、高山以来続いていたので、今日は良い休養日になった。
午後に戻ってきた子供達は、暑さに関係なく外で遊びまわっている。


夕方から精霊送りで松明を焚き、お供えや飾り物を真菰にくるんで、お寺まで届けてきた。


むかしは、船に乗せて川や海に流していたが、環境の問題もあって風情のある姿は、もう目にすることは無い。

テレビのニュースを見ていたら、帰省ラッシュの新幹線や高速道路の状況を伝えていた。
インタビューで、実家でゆっくり過ごしてきたとお父さんが答え、おじいちゃんやおばあちゃんと遊んできたと子供達も楽しそうに応じていた。
核家族化が進む中で、いつも見慣れたほほ笑ましい風景が続いていることにほっとする。
年に数回のことで、爺婆もサービス精神を発揮して楽しんでいるが、二世帯三世帯が寄り添って暮らすのは、ちょっと窮屈な気もする。
出来ることなら、今ぐらいの距離感を持ちながら自立したいと思っているが、いつまで続けられるかが悩ましいところである。
精霊を送りながら、次のライフスタイルを決めなければと思ったが、これも結論が出ないまま先送りとなった。

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お墓参り

2010年08月14日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は、日差しは無かったが、湿度が高くて蒸し暑い一日だった。
娘の三家族を連れてお墓参りに行ってきた。
IT企業に勤める次女の婿ちゃんだけは、お盆休みも無く深夜まで働く忙しさで参加出来なかったが、総勢13人で賑々しく出かけた。
お盆のお墓参りは、毎年瑞穂区にある菩提寺と、平和公園墓地へ行っている。

 
平和公園には一人娘だった母方の墓地が残っているので、母が亡くなった後も世話をしている。
わが家は娘達も嫁ぎ、いずれ世話をする人間が居なくなるので、その後のことをお寺と相談しようと思っているが、いまだに腹が決まらない。
そんなことより自分の墓を残すこと自体が、同じような問題を次の世代に託すことになるので、問題が大きい。
民法上、家制度がなくなった以降も、檀家や墓には○○家先祖代々の思想がそのまま残っているのも不思議なことだ。
お盆やお墓参りで、家族が集まるのは良いことだが、既に若い世代に祖父母や曽祖父母の影は薄く、墓も寺も存在感はあまり無いようだ。
お盆の習わしや墓のあり様が変っていく中で、自分の処し方を考える良い機会になったが、毎度の事ながら結論は先送りになってしまった。

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わが家のお盆

2010年08月13日 | セカンドルーム

  

お盆を名古屋で過ごすため、昨日の午後高山を発って名古屋に来た。
帰省ラッシュで、道路が混雑するかと思っていたが、高速道路の渋滞も無く、いつも通りの時間で着くことが出来た。
今日は、昨夜から泊まりに来ていた孫娘二人の手伝いで、仏壇の掃除をし、盆提灯を出したり、高山産のナスやキュウリでご先祖を迎える馬を作ってお盆の準備をした。
そこへ浜松に住む長女一家が加わり、例年通りの賑やかなお盆がスタートした。
午後は、それぞれ別行動でお盆休みを楽しむことにした。

毎年この時期に、学生時代の仲間と恩師を囲んで集まっているが、今年も名駅のホテルで開かれたので出席してきた。
毎年感じることだが、91歳になられた先生との年齢差が縮まっていくように思えてならない。
現役の頃の20歳の年齢差は、ずいぶん大きく感じたが、お互いにリタイアした後は、それ程の差を感じることも無くなり、この10年間で逆転してしまった部分も見受けられた。
ごく最近まで公職につかれ、いまだに車に奥さんを乗せて買い物に行かれるなど、家にこもることなく、社会との接点を持ち続けているのが元気の秘訣かもしれない。
ひと頃仲間内で、義理堅い先生は声が掛かれば無理をしてでも出られるのではないかと、話し合ったこともあったが、これは杞憂で、教え子との交流を楽しんでおられるようにも見受けられた。
学生時代には教室で教わり、いまだに人生の手本まで身近に示して貰い、有意義なひと時を過ごすことができた。


夕方に、たいまつを焚いてご先祖を迎え、賑やかな我が家のお盆が始まった。

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奥飛騨巡り

2010年08月12日 | セカンドルーム

 

 

昨日は奥飛騨の観光スポット巡りをしてきた。
台風の影響で、お天気はぱっとしなかったが、車で移動中に降って、目的地に着くと晴れるというラッキーな繰り返しだった。
スタートは、明治の初めに建造された豪壮な農家造りの「匠の館」で、古い農具や民芸品、併設の「森の水族館」を見物してきた。
館内には、昭和の高山の街並みを再現したジオラマが展示されていた。
日の出から日没後の花火で終わるストーリーで展開され、古い町並みと妙にハイテクな組み合わせが面白かった。


その近くの釣り場で岩魚を釣って、塩焼きにしてもらった。


炭火でじっくりと焼いた岩魚は、頭から尻尾まで丸ごと食べられ、香ばしくておいしかった。

 


今日のメインは奥飛騨温泉郷の露天風呂で、たくさんある中から選ぶのは難しいが、平湯の穂高荘倶楽部「山がの湯」へ行ったが、これが正解だった。
宿泊客がチェックインする前の時間帯で、大きなお風呂を貸しきり状態で楽しむことが出来た。


帰りに立ち寄った平湯峠は、霧に包まれて肌寒かったが、子供たちは雲をつかむと大はしゃぎをしていた。


夕食後は、防虫スプレーやヘッドライトで完全武装して裏山に入り、カブトムシの捕獲用の仕掛けを楢の木に吊るしに行った。
網の中に焼酎に漬けたバナナを入れておくと虫が寄ってくるので、5ヶ所に仕掛けておいた。
今朝見に行ったが、残念ながらいずれも不発であった。
夕べの雨が邪魔をしたようで、昆虫園児の期待にまたもや応えられなかった。


畑の収穫のほうはしっかり出来て、ナス、キュウリ、トマト、インゲン、エダマメ、スイカ、メロン、トウモロコシをいっぱい持って、一緒に名古屋へ向かうことにした。

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子供たちの田舎体験

2010年08月11日 | セカンドルーム

 

昨日の午後と夕方に、それぞれ二組のお客が名古屋からやって来た。
もう一組は小学校の行事で来られなかったが、それでも山里は久しぶりに賑わった。
台風の影響なのか、雲間から太陽が顔を出したかと思うと、突然雨がザット降るという不安定な一日だった。


菜園の夏野菜がちょうど食べごろ迎え、ナス、キュウリ、トマト、枝豆、トウモロコシ、ささげなどを一緒に収穫をして食卓も大賑わい。
夜は昆虫が好きな幼稚園児と、カブトムシやクワガタを探しに行ったが、残念ながら見つからなかった。
山里でも、子供が入れる安全な場所で昆虫を見つけるのは難しかった。 
星座観察をするつもりの小学生も、漆黒の空で何も見えなかった。
光の無い暗夜に、飛び交うホタル見物をして、今日の田舎体験は終わったが、子供たちは十分楽しんだようだ。

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椅子の座を編みながら高校野球観戦

2010年08月09日 | セカンドルーム

 

早朝は曇っていたが、間もなく青空が広がり、爽やかな朝になった。
田んぼを見回りに行ったが、水口(田に水を取り入れるところ)以外の稲穂はほぼ出揃った。
冷水が直接あたる場所は、他の場所に比べると1週間ほど成長が遅れるようだ。
ウグイスが涼しげにさえずっているが、今年はセミの鳴き声を聞かないまま秋が来そうだ。


ユキも草の感触を楽しみながら昼寝をしているが、炎天下でも熱中症?の心配はもう無いだろう。

 
明日は名古屋から天使たちが遊びに来るので、部屋やトイレなどの大掃除をした。
部屋数だけは民宿なみにあるが、日ごろは座敷を使うことも無く、玄関も通り過ぎるだけなので、めったに掃除はしない。
蜘蛛の巣だらけの部屋に泊める訳にもいかないので、こんな時は家をきれいにする良い機会になっている。

家がさっぱりしたところで、高校野球のテレビ観戦をしながら、椅子の座編みをすることにした。
先日塗装が終わり、少しずつ編んでいたが、夜はテレビを見ながらの作業なので、あまり進んでいない。
今日も昼食をはさんで、2試合が終わったところで、横編みが三分の一ほどしか出来なかった。
接戦で目が離せなかったせいもあるが、ぼつぼつ根気と集中力で編まないと、お客さんに叱られてしまう。
応援していた中京と早実が勝って、次の対戦が楽しみだ。

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山里の猟師

2010年08月08日 | セカンドルーム

 

立秋を過ぎて、夜明けの時間が少しずつ遅くなり、5時になってようやく辺りが明るくなってくる。
東の山から太陽が顔を出すのは7時ごろだが、今朝は日の出前に朝焼けで空が赤く染まっていた。
ここで見る朝焼けは、濃い絵の具を塗ったようで、夕焼け空のような爽やかさは無いが、気持ちを奮い立たせるようなエネルギーを感じる。
朝焼けは天気が崩れると言われているが、これは当たらないようだ。
今日一日は雨が降ることも無く、うす曇で過ごしやすかった。

実りの秋が近づき、イノシシの動きが活発になってきた。
農道や休耕田が掘り起こされ、田んぼの近くで足跡を度々見かける。
まだ稲に実が十分入っていないので、田は荒らされていないが、警戒は怠れない。
今日も近くに仕掛けられていた箱罠に、大きなイノシシが入っていた。
今シーズンも20頭ほど捕獲されているが、今日のイノシシは丸々と太った大物だった。


100キロほどありそうで、4人がかりでやっと軽トラの荷台に積むことが出来た。
哀れな姿を見るのは忍びないが、イノシシの被害は深刻で、山里の農業を守るためには止むを得ない処置である。
もし、この1頭が田んぼに入ったら、半年の苦労がすべて無になるし、やる気をなくして耕作を放棄することにもなりかねない。

趣味や楽しみで野生動物をターゲットにするハンターもいるが、山里の猟師は犠牲になった動物の霊を慰めながら、使命感に燃えて被害を食い止めている。

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田んぼの雑草と昆虫

2010年08月07日 | セカンドルーム

 

昨夜はかなり激しい雨が降り、雨樋から溢れた水が軒下をえぐるほどだった。
短時間で止んだが、最近はスコールのような雨が突然襲ってくる。
たっぷり水気を含んだ野山からは、日が昇ると霧が立ち上っていく。


薄日が差し始めても一頃の暑さは和らぎ、ユキは日向でも平気で寝そべっている。

田んぼに入って雑草を抜き取っているが、稲の出穂と競いながらタベも穂を出している。
種を落とす前に取らないと、稲に混じったり繁茂してタベだらけになってしまう。
今年は、中耕除草機を使ったので、去年に比べて雑草はずいぶん少なくなったように思う。
タベ以外の雑草は、稲の勢いに負けて消えていく。


農薬を使わないので、田んぼにはいろいろな昆虫が集まってくる。
立秋を知ってか、アキアカネが稲に止まって羽を休めていた。


稲穂を狙って、イナゴも急に目立つようになった。
子供の頃は、イナゴの佃煮をよく食べたが、今は食べる人を見かけない。


カマキリは身を潜めて、近づいてくる昆虫を捕食しようと身構えている。

小さな蜘蛛も巣を張って、ウンカなどを捕らえようと、手ぐすね引いて待っている。
カマキリや蜘蛛は、カメムシやイナゴ、ウンカなど、稲の害虫を食べてくれるので、大発生は起こらない。
雑草や昆虫たちは、静かな田んぼの中で、微妙なバランスを保ちながら活発に動いている。

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名古屋から高山へ

2010年08月06日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て高山に向かった。
太陽がギラギラと輝き、朝からうだるような暑さだった。
せせらぎ街道に入って、ようやく窓を開けて涼風を入れることが出来た。

 
暑さにあえぐユキも、清流で水遊びをして、元気を取り戻した。
いつものように、街道沿いのそば処「清見庵」で、ざるそばの昼食をとった。

 
飽食?の後に食べるそばは、ほんとうにうまいと思う。
特にここのテラスは、森を抜けてくる風が爽やかで、そばの味をいっそう引き立ててくれる。

 
お昼過ぎに家に着き、田んぼを見回ったら、稲の花がたくさん咲いていた。
稲の花は天気の良い日に朝から咲き始めて、午後2時頃には閉じてしまう。
気温も30℃前後まで上がらないと花粉を飛ばさないので、今日の暑さは受粉活動には恵みの天気だ。
これから1週間ほどかかって、花が咲きそろうので、この期間に長雨や台風などが来ると収穫に影響する。
畑も名古屋へ行く前に動物除けの囲いを作ったので、無事に育っていた。

今晩のおかずを取りながら、焼きなすと、わかめとキュウリの酢の物を作ることに決めた。

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猛暑の名古屋で

2010年08月05日 | セカンドルーム

  

昨日は猛暑日の名古屋で慌しく過ごしたが、夜も昼もエアコン無しでは過ごせない。
高山では、肌寒い夜もあるが、真夜中まで蒸し暑さが続く名古屋の夏は耐え難い暑さだ。
畑で取れたスイカやナス、キュウリなどをダンボールいっぱいに詰めて持ってきた。
それを目当てに、近くに住む娘達が、子供を連れて訪ねてきた。
0歳から小学4年生まで5人も集まると、保育園並みの賑やかさで、暑さがいっそう増幅するが、それを気にしない元気さが羨ましい。
赤ん坊然としていた子が、早くもはいはいを始め、成長の早さにも驚かされる。

 

その間に、注文を受けていた、桐の木箱を納品してきた。
これは、神社の祭礼の山車で使われるお囃子用の小太鼓を入れる箱である。
市の文化財に指定されているので、それなりの総桐で印籠組みの作りである。
 

夜は悪友連と、名駅のミッドランドスクエア 44 階にある、スターダストラウンジを皮切りに、日付変更線あたりまで遊びまくった。
夕暮れ時に44階に上り、8時過ぎまで夜景を楽しんだが、ここは人気スポットで満席状態だった。
暑気払いのつもりが、そうはならない猛暑名古屋の一日だった。

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また「ムジナ」?の襲撃

2010年08月03日 | セカンドルーム

 

今朝も畑を荒らされていた。
メロンとスイカは藁をかぶせてネットで覆っておいたので無事であったが、トウモロコの幹を押し倒して、実を食い散らかしていた。
ひげも少し青く、まだ実も熟していないので大丈夫と思っていたが、9本も倒されていた。


いずれも未熟で不味かったのか、一部をかじっただけで残していた。
行儀の悪い食べ方は、ムジナの仕業といえども許せない。
このあたりでは「ムジナ」と呼ばれ、畑を荒らす悪者とされているが、タヌキやアライグマとよく混同される。
むかし、刑法の授業で聴いた、「たぬき・むじな事件」を思い出すが、昔から識別が難しい動物のようだ。
この事件は大正時代に、むじなを仕留めた猟師が狩猟法で禁止されているたぬき捕ったということで逮捕された。
大審院まで争った結果、たぬきでなくむじなと信じて捕った猟師に無罪判決が下った。
事実誤認の判例として、当時はよく取り上げられたが、今も講義で引用されることがあるのだろうか。
話がそれてしまったが、現場の目撃や証拠が無いまま、ムジナと決め付けてしまったが、手口を見る限り、事実誤認は無いと思う。


下見に来たのかもしれないので、急遽ネットで防御柵を作った。

蛇嫌いの人は以下は飛ばしてください。
食事の準備をしている時、隣のおばあさんが大声で呼ぶので、何事かと思って下りて行ったら、マムシを足で押さえつけていた。
つかむ物が手元に無いので、鎌を持ってきてくれと頼まれ、大急ぎで鎌と鳶口を持って現場へ戻ってきた。


子供の頃、蛇を殺すとたたると言われていたが、マムシは人に害を加えるので、このあたりでは見つけたら生け捕りにするか、殺すことになっている。
マムシが欲しいかと言われたが、とても生け捕りにする勇気は無いので、成仏してもらうことにした。


水路の近くはマムシが潜むので、草を刈って見通しよくしておいたので、おばあさんが見つけたが、ここで野菜などを洗ったりするので気を付けねばならない。
どちらが鎌で首をはねたかは内緒だが、刑法36条の規定で、おばあさんともども共同正犯の罪は免れるだろう。
いろいろなハプニングがあったが、夏野菜のお土産を持って、これから名古屋へ。

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野生動物との攻防

2010年08月02日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、真夏の太陽がギラギラと照りつける暑い日となった。


今朝、畑を見回っていたら、食べごろの一番大きいプリンスメロンだけが、動物に食べられていた。
明日名古屋へ行くので、お土産にしようと藁で隠しておいたが、ムジナに見つけられてしまった。


熟していないメロンは無事だったので、鼻で嗅ぎ分けて選んでいるようだ。
田んぼの方に気を取られ、畑が手薄になっている隙を突かれてしまった。

稲の出穂が始まり、集落では猪の侵入に備えて緊張感が高まり、防御策が急ピッチで進められている。

イノシシが罠に入り易いように、誘導路が刈り払われたり、イノシシ柵作りが済んでいない家は、トタン柵や電気柵の設置に余念が無い。


しも手の田んぼをやっているおじいさんが、柵作りをはじめたので手伝うことにした。
この田は山と隣り合わせで、山から谷川へかけてイノシシの通り道になっており、いつも他より頑丈で高い柵を作っている。


先の尖った重い鉄棒を地面に打ち込んで穴を開け、そこへ支柱の鉄棒を2本立てて、その間にトタンを2段に積んでいく。
山すそから谷川まで、延々と柵を築く作業をしていて、「七人の侍」の野伏せりと百姓の攻防を思い出した。
昔と変わらぬ百姓魂で柵作りが営々と続けられているが、山里を救ってくれる強い浪人が現れないだろうか。

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稲の出穂

2010年08月01日 | セカンドルーム

 

好天続きで稲は順調に育ち、出穂(しゅっすい)が始まった。


まだ一部の稲だけの「出始め」であるが、あと1週間前後で「出揃い」となる。
この時期は特に水分を必要とするので、湛水状態を保ちながら、天候を見て間断かんがいを続ける。
この期間の水管理が、米の収穫量や品質・食味を大きく左右すると云われているので、今が米作りの重要な時期である。
出穂が出揃って、45日後を目途に刈り取り時期を迎える。
あとは、風水害や病害虫、害獣の被害が無ければ、今年もおいしいお米が取れそうだ。

今日は集落総出の草刈りと、水路や河川の清掃が行われた。


午前7時半に公民館に集合して、持ち場や注意事項の説明の後、それぞれの場所で作業が行われた。
兼業農家の日曜日は、田畑の仕事が忙しい時であるが、どこの家も集落の行事を最優先に参加する。
一軒でも欠ければ負担が増えることを知っている人たちの支えで、過疎のコミュニティが成り立っている。


わが組の持ち場は、水路や道路に覆いかぶさる雑草の刈り払いと清掃である。
雑草が生え放題の道路の両側は、町へ越して行った人たちの田畑の跡である。

猛烈な暑さで草刈りはきつかったが、水路も見えるようになり、道路にかぶさっていた草も無くなってすっきりした。
住んでいた頃は、きれいに刈ってあったと思うが、今は草刈りのためにわざわざ出掛けて来ることは無い。
集落の人たちの共同作業で、辛くも維持されているが、善意だけで支えきれない日が、いずれ来るような気がしてならない。

 「飛騨の山里暮らし」 8月号をUPしたのでご覧ください。

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