Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

浦和レッズ、ヘグモ監督を解任

2024-08-27 19:38:00 | 浦和レッズ
今日はサッカーから優先順位トップのネタが来ました。ここまで13位と、優勝とは遠く離れ、しかも降格圏まで8点差と油断できない位置の浦和は、ノルウェー人監督ヘグモ氏を解任し、昨年まで指揮を執っていたスコルジャ氏を再度監督に呼び戻す人事を行いました。ヘグモ監督はノルウェー女子代表を率いてシドニー五輪金メダルの実績があり、ノルウェーA代表でも指揮の経験があります。浦和としては切り札とも言えた監督でした。

ヘグモ監督は、浦和に来る前は、スウェーデンリーグのBKヘッケンで、スウェーデンリーグ優勝と結果を出していました。このヘッケン時代の4-3-3を浦和に持ち込み、しかもキーマンであるアンカーのグスタフソンも一緒に来日するという、フロントのバックアップも得ました。昨年はリーグ最少失点だった浦和の堅守を生かしながら、攻撃面での進化を期待されていました。

事実、キャンプの練習試合で連戦連勝だった浦和の前評判は高く、優勝候補筆頭に推したマスコミもありました。しかし、シーズンが開幕すると、4-3-3のシステムの弱みを相手に狙われて結果が出せない日々になります。浦和対策として相手の定番だったのは、2トップにショルツとホイブラーテンのパスコースを限定させて、グスタフソンにボールを出させないようにすると浦和に攻め手がなくなるというものでした。

また、昨年までの浦和の堅守は、今季は脆くも崩れてしまいました。4-2-3-1だったスコルジャ前監督から、4-3-3のヘグモ監督の戦術に移行すると、どうしても中盤の枚数が1枚減ったデメリットが出てしまいました。そのため、中盤で相手にボールを持たれることが多くなり、そのひずみをCBのショルツとホイブラーテンの2枚で何とかしろと言うのでは、彼らCBも辛いでしょう。

そのため、ようやくシーズンも中盤になって、ヘグモ監督は4-2-3-1にシステムを変更します。それでも、今度はショルツの退団によるCBの弱みを補強できず、逆転負けの湘南戦や、大量失点で敗れた札幌戦など、チームが脆くも崩れたような負け方も見られました。ヘグモ監督を解任するとすればこんな試合かなと、札幌戦のときに感じたので、あまり驚いてはいない解任劇です。

町田戦は池田伸康コーチが代行で指揮を執り、その後スコルジャ監督が監督に戻ります。スコルジャ監督の退任理由が家族との時間が欲しいというもので、浦和と喧嘩別れしたのではないので、いつかはあると思っていましたが、今の復帰とは思いませんでした。延期分の柏戦と川崎戦を連勝できれば降格圏からは離れることができますが、まずはチームが落ち着いて、混乱せずに試合をこなせるようになって欲しいものです。
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重馬場に強い(ブライアン・リンセン)

2024-08-26 20:31:10 | 浦和レッズ
土曜日の川崎戦は前半終了後に雨天中止と残念な結果に終わりましたが、この試合で先発出場していたFW、ブライアン・リンセン選手に注目して試合を見ていました。リンセンはオランダ人で、2022年に浦和に加入する前のシーズンで、オランダリーグのフェイエノールトで13得点を挙げており即戦力の期待を受けていました。

しかし、彼のデビュー戦となった、パリ・サンジェルマンとの親善試合で暗雲が立ち込めることになります。後半から出場したリンセンは、一本強烈なシュートを放って期待させたものの、わずか8分でスライディングの際にどこかを痛めたようで負傷交代し、このシーズンはほとんど出番がないままで終わることになりました。パリ・サンジェルマンの親善試合に行っていた人だけが、彼の良いシュートを見られた、幻のプレーで終わる可能性もありました。

翌2023年、4-2-3-1が基本戦術だったスコルジャ監督は、当初1トップでリンセンを起用しました。しかし、周りとのコンビネーションが合っておらずゲームから消される場面も目立ったリンセンは2試合でスタメンを外されるようになります。その後は本来得意でない左MFでの起用もあって、172cmと上背もないことからヘディングでも勝てず、「このFWはどこがいいんだろう」とサポーター的には思う選手でした。

また、今季何試合かあったスタメンの機会で彼を見た印象では、そんなに驚くようなスピードを持っているわけでもないです。しかし、辛抱強く彼を見ていると、ようやくどこがいいか見えてくるようになりました。それはゴール前で競れるフィジカルの強さです。相手DFとの1対1で、時にはファウルを取られるものの、そう簡単には潰されない強さがあります。

土曜日のゲームでは、雨が降ってグラウンドコンディションが悪かった埼玉スタジアムで、彼だけは前から相手DFを追い回すことができていました。なるほど、これが彼が欧州で通用してきた武器だったのかと思えました。既に3年目で、そろそろ結果を出さないと契約が微妙な頃ですが、そのフィジカルで勝ち点を拾い、浦和の苦境を救って欲しいものです。
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またも豪雨にたたられる(8/24浦和対川崎)

2024-08-25 14:01:18 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのホーム川崎戦は、前半終了後に雷雨のため中止になりました。最近、浦和レッズのホームゲームは雷雨にたたられることが多く、7月は湘南戦でキックオフ延期、札幌戦で後半開始が遅れ、柏戦が中止になっています。またも、3度あることは4度あるという天候には、サポーター的にはかなり堪える結果です。

序盤は浦和が押し気味に試合を運び、左SBの大畑が上がったところに正確にボールを配球できる強みを見せてきました。4-3-3の川崎は、どうしてもボランチのグスタフソンのところにマークに行きにくい布陣ということもあって、グスタフソンが長いボールでゲームを作れました。川崎はCBが足りないチーム事情のようで、本来SBの佐々木がCBに入っていました。

その隙を狙うというのは浦和の試合運びに表れており、浦和はペナルティーエリアの脇の「ポケット」と言われる場所をドリブルでえぐる攻めを見せました。序盤、前半1分に関根のシュートがGKチョン・ソンリョンを脅かした場面と、前半3分に大久保のシュートがポストを叩いた場面などに、浦和は先制点の可能性を感じさせ、出入りの激しい試合になりそうな予感が漂いました。

前半10分ほどから、埼玉スタジアムは激しい雨が降ってきました。それでも、最初のうちは試合に影響するほどではなく、前半22分に右SB石原のクロスが流れたところを大畑が折り返し、中央にいた渡邉凌磨がワンタッチで押し込んで浦和に先制点が入ります。埼玉スタジアムは水はけの良いスタジアムなので、多少の雨なら何とかなるだろうと思えました。

しかし、この雨は降り続き、埼玉スタジアムのピッチが次第にぬかるむようになってきました。井上のバックパスがGK西川の手前で止まって川崎FWに拾われそうになったり、ぬかるんだグラウンドに足を取られたホイブラーテンが相手FW山田に抜かれたりなど、グラウンドが良い状態なら起こらないようなプレーが続出するようになります。

もし、この試合を強行するなら、ロングボールを蹴り合う大味なサッカーで勝負せざるを得ないと感じていました。そのため、運営側がこの試合を中止した判断は仕方ないでしょう。選手が怪我をしないためというのが判断の理由のようですが、この試合が延期されたことで、終盤戦の浦和が過密日程に苦しむことにもなり得るでしょう。

そのため、後半がなかったので、生観戦恒例のマニアック分析はなしです。

















































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川崎戦プレビュー

2024-08-23 21:34:35 | 浦和レッズ
明日、浦和レッズはホーム埼玉スタジアムで、川崎フロンターレと対戦します。川崎はここまで8勝10分9敗の成績で13位です。10位浦和とは勝ち点1の差と同じくらいの位置の両者の対決になります。鬼木監督が8年目と長期政権となっている川崎ですが、毎年のように主力選手を欧州に引き抜かれる今のJリーグでは、安定して強さを維持するのは難しいタスクだと感じます。

川崎のデータを見ると、42得点38失点と、1試合平均1点を大きく超す得点数はあるものの、失点数がそれに近いためなかなか上位に行けないチーム事情と推察できます。また、CBの大南をベルギーリーグに引き抜かれており、DF陣は浦和もそうですが苦しいチーム事情があります。CBのメンバー構成を見ると、誰か一人は本来SBの選手がCBをやらざるを得ない状態です。

チーム得点王はFW山田が11得点を挙げています。マルシーニョも6得点を挙げており、FW陣はやることはやっているようです。浦和としてはこういう相手には打ち合いにはしたくないところで、ロースコアの勝負に持ち込んで勝ち点3を確保したい試合になります。もちろん、浦和もDF陣はショルツ、酒井宏樹が抜けておりギリギリの陣容で、DFに負傷者が出ると本職でない選手が守ることになるでしょう。

浦和は前節、鹿島とのアウェイ戦を0-0の引き分けでしのぎました。本来サブGKの牲川が、西川の出場停止という千載一遇の機会で良いプレーをしており、こういう新しい力が出てくるとチーム間競争がいい形で回っていくと思われます。また、明るいニュースには写真のチアゴ・サンタナが鹿島戦で途中出場できたことがあります。このチーム得点王の復帰は、苦しい時にロングボールを収めてくれるので大きいです。

もっとも、最近は浦和レッズのホーム戦の度に雷雨にたたられており、明日も天気予報は不安なデータを示しています。何とか無事に試合ができて、できれば浦和が勝利してくれれば、夏バテ気味の自分には大きな力になります。
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落ち着いていた牲川(8/17鹿島対浦和)

2024-08-17 22:24:27 | 浦和レッズ
今日の浦和レッズのアウェイ、鹿島戦は0-0の引き分けに終わりました。ゲームの序盤は浦和がうまく試合を運んでいた印象です。鹿島が攻めてくるところを安居や大久保が相手ボールを奪ってからのカウンターでチャンスを作り、惜しくも関根や渡邉凌磨が決められなかったものの、この戦い方を続けていれば勝てそうだという印象もあった試合でした。

この日は前節の西川のレッドカードによる出場停止で、GKは牲川がJ1初スタメンでした。序盤でミスをすると大崩れするリスクもあると気にしていましたが、師岡のシュートを正面で止めたことで、流れを呼び込んで欲しいと思えるだけのプレーをしていました。牲川はずっと西川の陰の存在だったサブGKなので、準備は難しいですが、少なくとも試合を作れる状態にはしてきたことはわかりました。

前半は渡邉凌磨のシュートがクロスバーをヒットするなど、あと一歩のところが味方してくれなかった浦和ですが、前半で負傷した大久保に代わって中島翔哉が後半の頭からトップ下に入り、ボールが収まるところを見せてきます。あとはFWのところですが、この日はスタメンのリンセンがゲームにうまく入れておらず、リンセンのファウルでゲームが止まる場面も多かった印象です。

そのため、リンセンout松尾inの交代を打ち、松尾を1トップで起用してきますが、鹿島もさすがは強豪で、グスタフソンからボールを奪ってからのカウンターで鈴木優磨が抜け出す決定機を作られます。この、決定的なピンチで、GK牲川が鈴木優磨が股抜きを狙ってくることを読んでおり、足でシュートを止めてピンチを防ぎます。

さらに、鈴木優磨からの展開で仲間がDFライン裏に抜け出て、一旦ゴールと判定されそうになる微妙な場面も作れましたが、これはVARの結果、わずかにオフサイドラインを越えていたという判定になってノーゴールになります。この判定にも救われた浦和は、最後チアゴ・サンタナも投入して攻めたものの、正直しのぐのが精一杯だった終盤戦を乗り切って0-0の引き分けに終わりました。

それでも、長年のライバル鹿島に勝ち点3をやらないことも重要な試合です。試合前はどうかとも思っていた牲川は、最高のプレーで期待に応えてくれました。鹿島側も浦和側も、ほぼ満員になっていたゴール裏の熱気も、この苦しいゲームで最後まで両チームの選手が動けた、一つの要因だったように思えます。
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鹿島戦プレビュー

2024-08-16 19:37:27 | 浦和レッズ
明日、浦和レッズはアウェイのカシマスタジアムで、鹿島アントラーズと対戦します。鹿島はここまで14勝5分7敗の成績で2位につけています。11位と低迷する浦和相手には鹿島の立場では勝っておきたい試合になるでしょう。鹿島はそれまでのブラジル路線とは異なる、欧州の監督であるランコ・ポポビッチ氏を起用しており、ここまではFW知念のボランチ転向など成果を出しています。

データを見ると43得点32失点で、1試合平均1点を超えている守備はそれほどではないですが、それを上回る得点数でこの位置につけています。チーム得点王はFW鈴木優磨の11得点ですが、右SBの濃野が7得点を挙げてチーム2位、MFの名古が5得点など、いろんな選手が点を取っていることがこのチームの強みというのは伝わってきます。

これに対し、浦和は前節、正GK西川がレッドカードを受けておりこの鹿島戦は出場停止です。それまでのサブGKである写真の牲川がスタメンで出場することになるでしょう。天皇杯やルヴァン杯、ニューカッスルとの親善試合などで何度か試していましたが、J1ではリーグ戦初スタメンになる牲川に、西川ほどの安定感を期待するのは正直酷かもしれません。

もっとも、西川のレッドカードの原因となったパスミスをしたDF井上など、起用を見直す可能性がある選手は何人かいます。そのスタメン選考などで、鳥栖とのアウェイ戦よりはチーム力を上げられる可能性はあります。もし、井上の代わりに佐藤がスタメンとなれば、ホイブラーテンが苦手にしているDFラインからのつなぎで、攻撃につながる守備ができるようになるでしょう。

もちろん、現在の順位やチームの勢いを考えると、鹿島に分がある試合でしょう。それでも、前回の埼スタでの鹿島戦では、武田という予想外のヒーローが誕生して引き分けに持ち込みました。そういう、意外なことが起こる可能性があるカードなので、サポーター的には可能性は十分あるという思いを持ってテレビ観戦したいと思います。
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何とか取れた勝ち点1(8/11鳥栖対浦和)

2024-08-12 21:37:36 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのアウェイ鳥栖戦は、1-1の引き分けに終わりました。浦和は理由はわからないもののCFのチアゴ・サンタナがベンチからも外れていたので、CFには本来ウイングの二田を起用し、右MFに大久保、左MFに関根、トップ下に渡邉凌磨、ダブルボランチに安居とグスタフソンという並びでスタートしました。しかし、この布陣はデメリットの方が多く出てしまいました。

やはり、二田では上背が足りないので、GK西川がロングボールを蹴ってもヘディングで競り勝つことができません。また、この日の浦和は4バックの鳥栖の逆サイドに一人フリーの選手を作る戦い方を見せてきました。左SBの大畑が主にその役割を担いましたが、大畑がクロスを入れても真ん中の選手に合わせることができず、膠着状態で前半を0-0で折り返します。

浦和のヘグモ監督もこの状況は問題と見て、CFを二田から松尾(写真)に交代させてきました。松尾も本来ウイングの選手ですが、それでもロドリゲス監督時代に1トップもこなした実績があります。投入直後に切れのある動きでシュートを放つと、相手CKからのカウンターで相手DFに競り勝ってシュートを決めて、浦和に値千金のゴールを決めることができました。

しかし、この試合はその後が大変でした。この日は右SBの石原が1対1で競り負ける場面が目立っていましたが、鳥栖のロングボールをCBの井上がヘディングでGK西川に返そうとしたボールが短くなり、相手FWマルセロ・ヒアンに拾われてしまいます。西川は思わずヒアンを手で引き倒し、PKとなり西川がレッドカードで退場することになります。

浦和ベンチは関根を下げてサブGKの牲川を投入し、このPKに備えますが、牲川にとってのJ1初出場がいきなりPKは荷が重く、ゴールの枠内に正確に蹴られて同点に追いつかれます。それでも、浦和のGKはここまでずっと西川が君臨しており、こういう退場は牲川にとって千載一遇の好機です。一生に一度かもしれないこのチャンスを、カウンターで相手FWヒアンが独走した決定機を止めたことで大いにアピールしました。

最後、縦パスで抜け出した松尾が相手GK朴に止められて、最後の鳥栖の攻勢をしのぎ切った浦和は、何とか最低限の勝ち点1を確保しました。次節の鹿島戦に向けては、西川が出場停止になるGKや、ミスをしたDF井上など、不安なところも出ましたが、こうして勝ち点を拾う戦いができないと今後も苦しいので、少しは意義があったと思いたいです。
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伊藤敦樹、浦和退団

2024-08-11 13:09:37 | 浦和レッズ
昨日のサッカー関連では、写真の浦和MF伊藤敦樹の海外挑戦に伴う浦和退団が発表になっていました。移籍先はベルギーリーグが有力と言われています。25歳という彼の年齢を考えると、欧州に挑戦するとすればこのタイミングしかないという判断は仕方ないと思います。もちろん、ベルギーリーグにとどまらず、イングランドやスペインなどにステップアップできればとも思っています。

今回は伊藤敦樹の記憶です。伊藤敦樹は浦和のユース育ちですが、ユースから直接トップに上がることは叶わず、流通経済大を経由しています。ボランチが本来のポジションですが、流通経済大時代はチーム事情でSBやCBでもプレーしました。大学卒業後、地元浦和育ちで当時の主力選手のサインを全部持っていたというサッカー小僧は、念願の浦和のトップチームからのオファーで入団します。

プレースタイルはボランチの位置から思い切って上がっていく運動量が売りです。守備の選手としては異例ですが、試合前は守備の練習でなくシュート練習をしています。そのため、ダブルボランチの相方がパスを出せるアンカータイプだと、うまく前でボールを受けられるので機能します。当時の浦和では、岩尾やグスタフソンと組んだときに、より持ち味が出る選手です。

また、ボランチにしては得点力があるのも武器です。彼が点を取るときは、良いポジションを取ってボールを引き出したパターンが多いです。さすがにPKはあまり得意ではない様子ですが、それでも「良い位置にいる」のもサッカーセンスの一つなので、それを欧州でも生かして欲しいものです。代表デビューも果たし、トルコ戦ではゴールも決めています。

彼の目標は「代表定着し2026年のW杯に出場する」と聞きます。もちろん、今はただ海外にいるだけでは代表には呼ばれない時代なので、ベルギーリーグでポジションを確保するだけでなく、リーグMVPクラスの活躍をすることが代表に呼ばれる条件でしょう。結構高い壁ではありますが、海外に挑戦できる機会はそうはないと思われるので、このチャンスを生かして欲しいものです。
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広かったGKの守備範囲(7/31浦和対ニューカッスル)

2024-07-31 21:46:26 | 浦和レッズ
浦和レッズの親善試合、ニューカッスル(イングランド)戦はLeminoの無料放送で見ました。結果は1-4と浦和にとっては惨敗です。もちろん、この試合は勝敗は度外視して良い試合なので、サブGKの牲川を起用したり、CBのホイブラーテンをベンチから外すなど、ヘグモ監督はいろんな選手にチャンスを与える采配を見せました。彼ら若手が、どこが通用して、どこが通用しないか見つけられれば有意義な試合でしょう。

浦和は、ボランチに入っているグスタフソンのパスで裏に走る形を、この試合では表現したいように見えました。普段のJリーグでは相手が二人がかりでマークに来て消されることもあるグスタフソンですが、ニューカッスルはシーズン前の準備試合なのでコンディションはまだトップではなく、そういう運動量を必要とする戦術は出してきませんでした。

開始3分でニューカッスルFWイサクに個人技で持っていかれて失点した浦和ですが、グスタフソンのパスと、両サイドの二田、大久保のスピードはニューカッスルを多少慌てさせるレベルでした。左サイドを崩した松尾のパスを、中央の二田が合わせて同点に追いつくと、グスタフソンのパスに反応した右SB石原が相手DFに倒されてPKになった場面が、浦和にとって多少勝負になっていた時間でした。

PKキッカーは伊藤敦樹でした。しかし、この場面は相手GKポープの力量を見ることになります。伊藤敦樹のシュートコースを読み切って右へ跳んだポープは確実にこのシュートを止めて、浦和に勝ち越し点を許しませんでした。この場面以外でも、高いDFラインを引くニューカッスルDFの裏に浦和が走ろうとするところに、ポープが驚異的な身体能力を見せて前に出て止める場面も目立ちました。

しかし、このチャンスを逃すと浦和にはもうチャンスは来ませんでした。スローインを受けた伊藤敦樹がボールを奪われるミスから、DF二人を置き去りにする個人技で最後はマーフィーが決めて1-2とされると、その後は選手を次々入れ替えた浦和に対しニューカッスルが60分までに2点を取って、このゲームはほぼ決まりました。

ニューカッスルはシーズン前の準備試合なので、60分を過ぎるとリザーブリーグの若手も出して調整させて、最後は余裕さえ感じる内容で試合を1-4で終わらせました。右SBトリッピアー、FWゴードンら主力選手の一部が来日していないニューカッスルでも、やはりレベルは違うと感じざるを得なかった試合でした。
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札幌戦マニアック分析

2024-07-23 21:50:17 | 浦和レッズ
武田を下げてチアゴ・サンタナを入れて4-4-2に布陣を変更した浦和ですが、この布陣で何がやりたいか、少なくともピッチを見る限りでは全く見えませんでした。前半決定機を外していた松尾を、チアゴ・サンタナとの2トップにして残したのは何か狙いがあったのでしょうが、武田が交代したことでDFラインの裏にパスが出なくなり、この2トップは孤立して浦和はまったく攻めがつながらない展開になります。

この、浦和の最悪の時間を利用したのが札幌でした。もちろん、浦和の弱点は敵将ミシャは十分にわかっており、大畑が五輪代表で不在のため代役に入っていた急造左SBの関根のところは狙われる運命にあります。そこを崩されてクロスを駒井が合わせて0-3にすると、バイタルエリアでの安居のトラップミスを拾われての鈴木武蔵のゴールで0-4とされます。

浦和が、4人を一気に交代させて流れを変えに行ったのは、0-4となってからで遅きに失した手でした。それでも、堀内のアンカー、左FWに本間、右FWに二田、CFにチアゴ・サンタナという、半ば破れかぶれで打った4-3-3が、意外にも機能し始めます。札幌にカウンターを食らってしまうとフィジカルに難がある堀内では止めるのは難しいので、賭けですが、左SBに回っていた渡邉凌磨のクロスを二田がヘディングシュートを放って、クロスバーを叩いたあたりから「もしかしてこの急造布陣、機能するかも」と感じられました。

もっとも、浦和が1点を返したのは77分と、試合も終盤に入ってからでした。渡邉凌磨が蹴ったCKがチアゴ・サンタナの頭に合って、ようやく1-4となり、浦和は最後の攻勢に出始めます。何か起こるかもと思わせたのは、左クロスからの二田のシュートが相手GKの狭いニアサイドを抜いてゴールとなり、2-4となったあたりでした。

浦和はCKも何本か取り、何とかチアゴ・サンタナの頭に合わせようとボールを次々と入れ始めます。そのチャンスに井上が相手DF岡村に足を踏まれる反則でPKになり、これを伊藤敦樹が決めて3-4になったときは、埼スタを埋めたサポーターも同点のような奇跡を期待したことでしょう。結果的にそれは起こらず、3-4で浦和敗戦となりましたが、サポーターが盛り上がるという意味の成果はありました。

それでも、後半の立ち上がりにひどい試合をしてしまったことは見逃しません。途中から出た二田がアピールしたような成果こそあったものの、意図が見えない交代を打ってしまったヘグモ監督の采配は疑問でした。もし、浦和が監督交代に踏み切るとすればこういうタイミングなのだろうと、少しサッカーニュースを意識的に見るようにします。





























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