歴史の街川越

昨日、秩父は歴史を大切にすると書きましたが、埼玉で歴史ファンが行く町と言えば川越ですね。川越は荒川の舟での輸送と、江戸の北の守りの要所なので、親藩大名の松平氏を置いていました。見沼代用水建設にかかわった松平伊豆之守信綱のような、有名な藩主も出しています。

そのため、川越には徳川家光生誕の間が、江戸城から移築されて残っています(喜多院内)。江戸城は火事で焼けているため、川越に移したから現存していることになります。あと、川越と言えば忘れてはいけないのが、川越城本丸御殿です。残念ながら、現存している本丸御殿は江戸時代のものよりだいぶ小さいですが、質素を美徳とした江戸時代の面影を残す、貴重な建築物です。

あと、「通りゃんせ」の「ここはどこの細道じゃ。天神様の細道じゃ。」という歌詞は川越の三芳野神社が由来と言われています。実際に通ってみたら、石畳が引いてあるところが「細道」でした。最近は行っていませんが、歴史と言えば川越と、今でも連想ができます。