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まさかの試合(2/24ゼロックス浦和対G大阪)

2007-02-24 20:20:12 | 浦和レッズ
昨日、よほどのことがない限り叩いたりはしないと書きましたが、その「よほどのこと」が起きてしまいました。ブルズカップのザルツブルグ戦は、前半は寝ていたとよく形容される内容ですが、バイエルン戦は相手の技術で崩されてフリーの選手を作った失点でした。ザルツブルグ戦のミスなら修正可能でしょうが、バイエルン戦のミスだと苦しいです。

その後者が実際に、しかも国内のチーム相手に起きたという事実は重いです。横浜FCの関係者がこの試合を見ていれば、浦和に隙ありと自信を持つでしょう。これはまずいというのが私の感想です。具体的に書くと、ボールの納まりどころがないです。昨年までの浦和の強さは、ワシントン、ポンテ、小野伸二、山田などボールが持てる選手が多く、周りの上がりを待てることが理由です。

この日は、ワシントンもポンテも自慢のボールキープがほとんどできませんでした。山田はボールを持ってもミスが多く、外側にいる右アウトサイドの平川としかボールを交換できませんでした。小野伸二がまあまあでしたが、一人では攻撃はできません。

最初はちゃんと守れていたDFラインも、攻撃陣がフィニッシュまで行ってくれないと次第に守り疲れてきます。また、ネネが変にオーバーラップを狙って、DFラインに穴を開けるのも気になりました。確かに浦和最大の決定機はネネのアーリークロスでしたが、こういうチームの状態が悪いときは確実にDFラインのバランスを保って慎重に戦って欲しいです。

ネネのオーバーラップが原因とは断言できませんが、ネネが上がると阿部勇樹が左ストッパーのカバーに追われることになるので、それが最終ラインが崩された理由の一つでしょう。相手側から見ると、左MFの二川が絶好調でした。空いたスペースにどんどん走り込み、2点目のゴールでは見事な個人技を見せました。それにしてもやられ過ぎですが。

新潟戦までに合わせればいいと以前に書きましたが、この日の内容では横浜FC相手でも楽観はできません。オジェックが好調な選手をうまくピックアップして、その場しのぎでもいいから試合を拾っていけないと、相当苦しい戦いを強いられる可能性もあります。
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