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レッズの戦術史

2007-02-06 20:45:59 | 浦和レッズ
オフネタとして、過去の浦和レッズのシステムに少々触れてみます。古株のレッズサポなら、レッズと言えば3-5-2のイメージが強いと思います。歴代監督で、在任期間を通して4バックで戦った監督は、原監督(1998-99)、斉藤監督(2000)の二人しかいません。それは、ブッフバルト、井原、ゼリッチ、闘莉王とカバーリングを得意とするDFが数多く在籍したからでしょう。

また、良く言われる事実は、4バックのSBをこなせる選手が少ないこともあります。特に、左SBの専門家は、過去をたどっても城定、路木くらいしか記憶にありません。ただ、同じ3-5-2でも、監督の性格によって攻撃的なチームか守備的なチームかは分かれます。その基準となるのが、両アウトサイドとダブルボランチの役割です。

オフト監督時代は、左アウトサイドに守備重視で平川を起用しています。(平川を左で使うと、左足でクロスを上げられず得意の縦への動きが出せないため、守備重視と言っていいと思います。)ギドの時代になると、左アウトサイドは三都主となり、一気に攻撃的なイメージになります。

それでは、前回のオジェック時代となると、左アウトサイドは杉山で、両者の中間です。ただ、当時はダブルボランチの広瀬と土橋があまり前へ行くタイプではなく、一般に言われている通りのカウンターサッカーでした。攻撃はバイン、福田、岡野の3人に任され、彼らの突破を止めきれなくなった相手がファウルして、数多くのPKを得て勝つことが多かったチームと記憶しています。

しかし、今回のオジェックサッカーは、メンバー的にも3バックの採用は確実ですが、昨年の得点王のワシントンがいる以上、ワシントンにボールを納める遅攻が多くなると思われます。トップ下を2枚置いて、後ろからワシントンをサポートするか、2トップにして横からワシントンにパスを出すかのどちらかを予想します。

また、今の浦和は、相手が特別な対策を考えてくるチームになりました。昨年は、その対策を打ち破れず引き分けに持ち込まれた試合も見られました。オジェックに求められるのは、その対策を見破ってこちらから仕掛ける対策です。それができれば、間違いなくリーグ優勝ができるはずです。そんなサッカーを期待しています。
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