Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ネネの攻撃参加

2007-02-27 20:39:04 | 浦和レッズ
ゼロックスのときに気になったネネの攻撃参加について少々。同じオーバーラップでも、闘莉王とネネではだいぶタイプが違います。闘莉王のオーバーラップは、空いているスペースに自らドリブルで上がり、シュートを打って終わるものが多いです。攻撃をしっかり切ってくれるから、戻る時間的余裕も確保できるし、仲間にも安心感を与えてくれると思います。

これに対し、ネネのオーバーラップは、左足の精度の高いクロスを狙うケースが多いです。確かに、ゼロックスで唯一の決定機になったワシントンのシュートは、ネネのアーリークロスです。ただ、ネネは自分でドリブルを狙う個人技はないようです。大体、オーバーラップするときは周りの味方に預けてパスが戻ってくるのを待ちます。

こういうタイプの攻撃参加は、後ろにいる味方が相当サポートしてやらないと、無駄なオーバーラップになります。川崎Fのボランチ谷口が、オーバーラップしてパスを待つタイプですが、中村憲剛が後ろに残ってパスを出すことが多いので機能しているという成功例はあります。

ただ、ゼロックスでのネネのオーバーラップは感心できません。理由は後ろにパスを出すタイプの選手が長谷部不在でいなかったからです。ネネのオーバーラップは結果的にはパスが来ないで無駄に終わることが多かったです。また、チーム状態が悪い今、ネネのオーバーラップをサポートする態勢は整っていません。

そういうTPOをわきまえないオーバーラップが、ネネには多い気がします。埼スタ最後の敗戦の大分戦(2005年9月)でも、負傷明けでコンディションの悪かったはずのネネが、無理にオーバーラップを狙って裏を突かれています。そのため、もし今後もネネを使うつもりなら、オジェック監督にはネネに上がるなという指示を出してから使って欲しいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする