日本戦が始まる前の時間で、イングランド対アルゼンチンも見ていました。イングランドは2連勝でトップで、勝てば決勝トーナメント進出が決まります。これに対し、1勝1敗のアルゼンチンは負けると1次リーグ敗退が決まる一戦です。この両者は、1982年にフォークランド紛争で戦争をしたこともあって仲が悪く、この試合にもそういう因縁カードらしさは出ました。
試合はいきなり、アルゼンチンのPGで先制点が入ります。36歳で初めてのW杯という、SOウルダピジェタのキックでした。もっとも、イングランドというチームはバランスが良く、FWにもバックスにもいい選手が揃っている強さがあります。その3点のビハインドは気にならないと、左ウイングのメイに回してのトライで5点を取って逆転します。
このゲームがイングランド優位に動くことになったのは、序盤で出たアルゼンチンLOラバニーニの一発退場でした。相手CTBファレルに対し、首付近にタックルに行ったという理由でTMOになり、危険なプレーは取り締まるというレフェリーの方針ということもあって退場となり、アルゼンチンは残り60分以上を14人で戦うことになります。
これでイングランドに余裕が出ました。このカードは両者の仲の悪さも出て、乱闘寸前の小競り合いもありましたが、それも時間を使える手段のうちと、イングランドは割り切っていました。リスクは冒さずピンチになったらタッチキックで逃れ、ラックからサイドに展開すると数的優位が使えるというメリットを生かして、試合巧者ぶりを遺憾なく発揮しました。
また、イングランドは左WTBメイの陸上選手並みのスピードや、LOイトジェの接点の強さなど強みもはっきりしています。そういう長所を使いながら、無理せずに試合を運んだイングランドが、39-10でこの試合をきっちり勝ち切りました。
イングランドに課題があるとすれば、名キッカー、ファレルのキックの不調です。序盤、PGやGを4度外しキッカーの変更もあり得ましたが、ベンチは信頼して最後までファレルに任せました。最後の2本が入ったので復調のきっかけはつかんだかに見えますが、フランス戦などの接戦ではマイナス要素になり得るので、それは課題として残りましたが。
試合はいきなり、アルゼンチンのPGで先制点が入ります。36歳で初めてのW杯という、SOウルダピジェタのキックでした。もっとも、イングランドというチームはバランスが良く、FWにもバックスにもいい選手が揃っている強さがあります。その3点のビハインドは気にならないと、左ウイングのメイに回してのトライで5点を取って逆転します。
このゲームがイングランド優位に動くことになったのは、序盤で出たアルゼンチンLOラバニーニの一発退場でした。相手CTBファレルに対し、首付近にタックルに行ったという理由でTMOになり、危険なプレーは取り締まるというレフェリーの方針ということもあって退場となり、アルゼンチンは残り60分以上を14人で戦うことになります。
これでイングランドに余裕が出ました。このカードは両者の仲の悪さも出て、乱闘寸前の小競り合いもありましたが、それも時間を使える手段のうちと、イングランドは割り切っていました。リスクは冒さずピンチになったらタッチキックで逃れ、ラックからサイドに展開すると数的優位が使えるというメリットを生かして、試合巧者ぶりを遺憾なく発揮しました。
また、イングランドは左WTBメイの陸上選手並みのスピードや、LOイトジェの接点の強さなど強みもはっきりしています。そういう長所を使いながら、無理せずに試合を運んだイングランドが、39-10でこの試合をきっちり勝ち切りました。
イングランドに課題があるとすれば、名キッカー、ファレルのキックの不調です。序盤、PGやGを4度外しキッカーの変更もあり得ましたが、ベンチは信頼して最後までファレルに任せました。最後の2本が入ったので復調のきっかけはつかんだかに見えますが、フランス戦などの接戦ではマイナス要素になり得るので、それは課題として残りましたが。