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耐えた勝利(10/23広州恒大対浦和)

2019-10-24 22:10:56 | 浦和レッズ
昨日のACL準決勝、浦和のアウェイの広州恒大(中国)戦は1-0で浦和が勝ち、決勝進出を決めました。もっとも、内容を見ると押された試合を辛うじてしのいだものです。広州恒大は前3人に外国人選手を置いた3-4-3が機能しなかった第1戦を受けて、元ブラジル代表MFのパウリーニョとブラジル人FWタリスカを4-1-4-1のインサイドハーフで起用してきました。

特に、パウリーニョはこの起用で元気が出たようで、ボールが持てる彼の特性を生かして中盤でさばいて、タリスカの持つシュートレンジの長さを利用した戦い方を見せてきました。広州恒大は初戦を0-2で落としており後がないので、思い切って攻めに出た事情もあり、浦和はシュートを何本も浴びる苦しい展開でした。タリスカの決定的なシュートがポストを叩いていなければ相当苦しい展開になったでしょう。

この押された展開で、浦和にとって痛いイエローカードが出ます。GK西川がゴールキックの再開を遅らせたという理由で遅延行為を取られ、警告累積で決勝第1戦のアルヒラル戦を出場停止になることになりました。それだけ、西川はファインセーブ連発で押されており、その苦しさが遅延行為という形で表に出たのでしょう。

浦和はいつもの3-6-1ですが、アンカーの青木の負傷欠場でベテランの阿部勇樹がスタメンでした。パウリーニョとタリスカが目立つというのはこのボランチのところに負担がかかっているのは間違いなく、苦しい浦和はシャドーの長澤を守備に参加させてしのぐ場面もありました。それでも、浦和にとってこの展開は予想していたようで、「できるだけ長い時間0-0でしのぐ」とゲームプランを語っていた選手もいました。

試合はその通りになりました。右アウトサイドの橋岡が相手DFに対して仕掛け、相手DFとの駆け引きに勝った興梠がファーサイドでフリーになってヘディングで押し込んで先制点を得ました。これで、広州恒大は逆転には4点が必要な条件に追い込まれ、アンカーにいたベテランの鄭智を下げて攻撃的な選手を入れますが、攻撃は空回りするようになり、焦り始めて無駄なファウルで浦和に時間を使われる悪循環に陥ってきました。

最後は、浦和は5-4-1気味に下げて時間を使い、しっかり逃げ切って1-0(トータルスコア3-0)で勝利して決勝進出を決めました。この試合だけを見れば満足できる結果ですが、やはり西川が出場停止になる決勝第1戦は不安です。サブGK福島に、どこかで出番を与えておかないと、いきなりアウェイのリヤドで使うのは危険すぎますが。
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