Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

最後の落とし穴(10/18浦和対大分)

2019-10-21 21:35:16 | 浦和レッズ
浦和の先週金曜日の大分戦、ロスタイムの失点で0-1で敗れるという衝撃的な結果だったので、あまり考えないように週末はラグビーばかりを見ていました。そのため、だいぶ記憶は怪しくなっていますが、大分戦の記憶を書きます。大分は3-6-1のチームで、浦和とはミラーゲームの関係で、同じポジションの選手の戦いで勝った方が勝てるゲームと予想しました。

いきなりゲームは動くかに見えました。7分に大分のシャドーの選手が意表を突いてヒールキックでスルーパスを出すと、マーカーの槙野を振り切った松本が決定的なシュートを放ちます。しかし、これは左ポストを叩き、しかも跳ね返りがGK西川のところに来るという、大分にとっては二重の不運でノーゴールになります。

これで、このゲームはうまく行っていないとみた浦和が、アウトサイドに早めにボールを出して前でボールを持とうとしてきました。しかし、この日は右アウトサイドの橋岡がU-22代表の南米遠征帰りというコンディション面を考慮されてベンチにも入らず、右アウトサイドに関根、左アウトサイドに宇賀神というスタメンでした。この宇賀神のところが攻撃面では機能せず、なかなかチャンスを作れなかった浦和は0-0で前半を折り返します。

後半になると、大分の動きが落ちてきました。大分は3-6-1と表記されるものの、多くの時間で5-4-1気味に自陣にブロックを作って浦和の攻撃を手詰まりにさせようとしてきました。しかし、浦和はCKを中心に多くのチャンスを得て、大分に14本のシュートを浴びせてチャンスをうかがいます。ノーゴールになったのは相手GK高木が当たっていたからです。

浦和にとって、負けたより痛かったのはシャドーの武藤雄樹の負傷交代です。競り合った際に手をついたプレーから肩を脱臼した様子で、もちろんプレー続行は不可能でファブリシオと交代します。ここまで、武藤、長澤、ファブリシオの3人でなんとかシャドーを使い回していた浦和ですが、この負傷で汰木を使うか、長澤とファブリシオで最後まで押し切るかしか手がなくなります。

最後の大分のゴールは、浦和にとってはリスクマネジメントの失敗でした。シュートを何本も打っていたタイミングなので、クリアボールに対する対応がミスになり、相手MFに頭でつながれるという好プレーで対応が遅れました。最後はファーサイドの後藤がフリーでクロスを頭で合わされ、浦和としては痛すぎる勝ち点0に終わりました。

今節は下位チームで敗れたチームが多かったので、降格圏との勝ち点差は4と変わらず、順位も12位と辛うじて状況の悪化は免れました。それでも、これからの広島、鹿島、川崎の3試合で最低でも1勝が必要な状況で、上位チーム相手での勝利はかなり厳しいと思われます。ACLで決勝進出の望みがあるのが救いですが、残り5試合は祈るような思いで見ることになるでしょう。
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ウェールズ対フランス

2019-10-21 16:45:34 | 他スポーツ
写真はウェールズが追い上げるきっかけになるトライを決めた、アーロン・ウェーンライト(6番)です。

ラグビーW杯準々決勝、ウェールズ対フランスも見ていました。ウェールズの前評判は高く、予選リーグでは豪州を破り4戦全勝で首位通過です。これに対し、フランスは最終戦のイングランド戦が中止になったので3戦全勝ですが、敗退したアルゼンチンやトンガに苦戦しており、ウェールズ優位と予想されるのは仕方ないところです。

しかし、序盤はフランスの方が持ち味を発揮していました。フランスのラグビーは「シャンパンラグビー」と表現され、バックスを生かした展開力で勝負するチームです。その展開力の前に、ウェールズは何度も大きなゲインを許し、ぎりぎりのところで守るのがやっとの前半戦でした。フランスのキッカーのヌタマックがキックを2本外していなければ、前半で勝負を決められていた試合かもしれません。

また、フランスの良さはオフロードパス(タックルを受けながら出すパス)もあります。先日、日本代表がスコットランドを破った要因となったオフロードパスを機能させたことが、前半を19-10とリードして折り返す優位性につながります。しかし、その優位性は後半、一つのプレーで失われることになります。

それはフランス5番(バハマヒマ)の一発レッドでした。フランスが押し込もうとしたモールで、相手選手に故意に肘打ちしたという理由で危険なプレーとなり、TMOで映像を確認して退場が決まりました。これで、フランスは後半の30分近い時間を、一人少ない14人で戦うことになりました。それでも、リードしているのはフランスなので、どこまで少ない人数で我慢できるかの勝負になりました。

フランスはフランカーを一人減らす道を選び、スクラムでの劣勢を覚悟しながらラインの人数を維持してきました。これで、ウェールズはボールをキープして攻めますが、最後のところでノックオンなどの反則で攻撃を完結できず、フランスの逃げ切りが現実味を帯びてきた最後のプレーが勝敗を分けました。

フランスボールのスクラムをウェールズが押し込んでターンオーバーし、スローフォワードか微妙なパスを受けたリザーブのNo8モリアーティがトライを決めます。判定は微妙でTMOとなりましたが、トライが認められて決勝点になりました。コンバージョンをビガーが決めて1点勝ち越し、そのままウェールズが20-19で勝利しました。

4強が出そろうと、イングランド、NZ、ウェールズ、南アフリカと強豪ぞろいです。やはりW杯のような長期戦では、それなりのチームが勝ち上がっていくものなのでしょう。そこに食い込みかけた、日本代表は誇りに思っていいと思います。
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