今日の西武ライオンズは、初回に楽天に6点を奪われる最悪の立ち上がりを、中継ぎ陣の頑張りで食い止めている間に打線が少しずつ点を返して、6-6の同点に追いついて引き分けました。ロッテが勝利したことで、2位はロッテとなりましたが、明日のロッテとの直接対決にCSを賭けることになります。この時期に、こんな大一番があるとは予想していませんでしたが、今季も2番に入りバントを決めている源田壮亮選手を取り上げます。
源田は大分県の出身で、大分商業から愛知学院大学、トヨタ自動車を経てライオンズにドラフト3位で入団してきます。大分商業時代にもプロの誘いはありましたが、育成選手としての契約だったので、大学社会人を経由することにしました。もっとも、源田はショートの守備では高く評価されていましたが、トヨタ自動車時代の打順は9番でした。
社会人野球の9番打者の打撃がプロで本当に通用するか?と思うのは当然の発想で、打撃は課題とされていましたが、ドラフト時点で西武の評価は「走と守は持っている」と即戦力の評価をしていました。辻監督は源田の育成に自信を持っていた様子で、社会人時代は足を生かそうとするあまり当てて走る打撃だったスタイルを、強く引っ張って1,2塁間を狙う打撃に改造を試みました。
この改造が当たりました。左打者の源田の場合、進塁打となる右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張る打撃が必要だったので理に適っていました。辻監督も源田については親心を見せ、敗色濃厚の場面で打席が回ってもあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋を見て欲しいという配慮もしていました。
この源田の成長で、ライオンズで長年課題だったショートのポジションが固定できたメリットは大きく、しかも打順も2番と上位なので、育成次第でこういう選手を主力選手にできる野球の面白さを感じます。今季はキャプテンとなり、投手がピンチを招くとマウンドに行って声を掛ける、チーム全体のことも考えられる選手です。
今季は3連覇を逃したライオンズですが、明日の決戦は今季最後の大事な試合になります。勝ってCSに行き、日本シリーズを賭けて戦うのは得難い経験なので、そういう立場にいる楽しさも感じて、悔いのないようにプレーして欲しいと期待しています。
源田は大分県の出身で、大分商業から愛知学院大学、トヨタ自動車を経てライオンズにドラフト3位で入団してきます。大分商業時代にもプロの誘いはありましたが、育成選手としての契約だったので、大学社会人を経由することにしました。もっとも、源田はショートの守備では高く評価されていましたが、トヨタ自動車時代の打順は9番でした。
社会人野球の9番打者の打撃がプロで本当に通用するか?と思うのは当然の発想で、打撃は課題とされていましたが、ドラフト時点で西武の評価は「走と守は持っている」と即戦力の評価をしていました。辻監督は源田の育成に自信を持っていた様子で、社会人時代は足を生かそうとするあまり当てて走る打撃だったスタイルを、強く引っ張って1,2塁間を狙う打撃に改造を試みました。
この改造が当たりました。左打者の源田の場合、進塁打となる右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張る打撃が必要だったので理に適っていました。辻監督も源田については親心を見せ、敗色濃厚の場面で打席が回ってもあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋を見て欲しいという配慮もしていました。
この源田の成長で、ライオンズで長年課題だったショートのポジションが固定できたメリットは大きく、しかも打順も2番と上位なので、育成次第でこういう選手を主力選手にできる野球の面白さを感じます。今季はキャプテンとなり、投手がピンチを招くとマウンドに行って声を掛ける、チーム全体のことも考えられる選手です。
今季は3連覇を逃したライオンズですが、明日の決戦は今季最後の大事な試合になります。勝ってCSに行き、日本シリーズを賭けて戦うのは得難い経験なので、そういう立場にいる楽しさも感じて、悔いのないようにプレーして欲しいと期待しています。