Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

神戸戦プレビュー

2020-11-15 21:32:34 | 浦和レッズ
今度の水曜日、浦和はアウェイのノエビアスタジアム神戸で、ヴィッセル神戸と対戦します。神戸のACL出場のための変則日程の試合で、忘れてしまいそうな日程なので、テレビ観戦を予定している方は忘れないように気をつけてください。浦和も神戸も中3日と、厳しい条件の試合なので、両チームともメンバー変更が十分に考えられます。

神戸は浦和の二つ下の11位です。前節はホームで下位に沈む湘南ベルマーレと対戦し、0-2で敗れています。このチームは監督交代が頻繁で、フィンク監督が退任してGM補佐の三浦淳寛氏が後任監督になる人事の後ということで、なかなか継続してチームを作れていないデメリットが出ています。それでも、MFイニエスタを始め、豪華メンバーを揃え機能したときのサッカーは止められない強さがあります。

湘南戦でイニエスタはフル出場し、他にもフェルマーレンや西、酒井高徳らベストメンバーを投入しており、このメンバーで湘南に敗れたことは衝撃を持って受け止められているでしょう。それでも、スタメン組の疲労を考えると、この浦和戦は思い切ってメンバーを落とすのではと予想しています。

浦和も、前節の横浜FM戦で2-6という惨敗を喫しています。好調だったメンバーを変えずに戦ったのが裏目に出た印象で、立ち上がりの動きの緩慢さを横浜FMの若手主体のメンバーに狙われました。浦和も、メンバーを思い切って変えるとすればここがちょうどいいタイミングで、CBデンやMF柴戸、MF青木やFWレオナルドなど、ベンチスタートやベンチ外のメンバーを試すなら今です。

浦和にとって、ノエビアスタジアムは鬼門でなかなか勝てていない苦手な地です。そういう場所で、研究されていないメンバーが出てくる試合は立ち上がりが難しいでしょうが、前節の失敗を生かして序盤をしのぎ、勝負を少なくとも後半に持ち込んで欲しいものです。平日の夜にテレビで見ている浦和サポに、情けない試合だけは見せないで欲しいと、願わずにはいられません。
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日本版ゼロトップ(11/13日本対パナマ)

2020-11-15 21:16:21 | ワールドサッカー
金曜夜のパナマ戦、ようやくビデオを見ました。日本代表のメンバーを見て布陣がイメージできなかったですが、南野を1トップに置く3-6-1でした。この日はFWの大迫が招集できなかったこともあって、本来MFの南野をFWで起用してきました。もっとも、FWの位置にいるのは南野とは限らず、三好や久保建英がトップの位置にいることもありました。日本版「ゼロトップ」です。

これに対し、パナマは4-4-2で後ろ2ラインをコンパクトに保つサッカーでした。中盤でパスを回すサッカーで日本に後ろを向かせる場面もあり、前半のシュート数は日本3本に対しパナマ9本と上回りました。また、2トップの一角だったガブリエル・トーレスが変則的なFWで、シュートレンジの長さを生かそうとしてFWの位置から下りてくる動きに日本の対応は遅れました。

GK権田が間に合ってセーブしたため、失点はしていないものの、Gトーレスには多くのシュートを浴び、DFラインと中盤の連係という意味では課題が多く残る前半戦になりました。また、攻撃でもロングボールでパナマDFの裏を狙い過ぎて、組み立てる動きが足りなかったという課題も見られました。

そんな今一つの内容の試合が変わったのは、後半頭の橋本拳人out遠藤航inでした。遠藤が少し引いて、DFラインからのパスを引き出す動きを始めてからでした。これで流れができた日本は、中盤でパスが回るようになり、いいときの日本らしいパスサッカーのリズムが出てきました。結果的に決勝点となった南野のPKも、遠藤がさばいて久保がパスを出し、走り込んだ南野が相手GKメヒアに倒された結果のPKです。

もう一つ、ゴールという明確な結果にこそつながっていませんが、流れが変わった交代があります。南野、久保out浅野、鎌田inです。どうやら相手は浅野のスピードを知らなかった様子で、浅野を走らせると面白いようにDFラインの裏を取れました。この独走が、ペナルティエリアの外で相手GKメヒアのファウルを呼び、メヒアは退場、パナマはMFを下げてサブGKを入れざるを得なくなります。

こうなれば日本のゲームでした。一人少なくなったパナマは前からプレッシャーに行けなくなり、日本がパスを回してチャンスをうかがう展開となり、試合は1-0で日本の勝利に終わりました。3-6-1という、やり慣れていない布陣にどう挑むかには注目していましたが、選手交代で流れが変わったのは一つの成果でした。守備時には5-4-1気味に引かされる場面もあり、すべての時間で機能し切れたわけではないですが、オプションとして考えられる結果は出たと思います。
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元大関琴奨菊、現役引退

2020-11-15 20:15:03 | 他スポーツ
今日、写真の元大関琴奨菊が現役引退を発表しました。大関から陥落後も腐らず、平幕で頑張っていましたが、先場所に負傷が原因で大きく負け越して、今場所の番付は十両でした。それでも、幕内復帰を目指して土俵に上がりましたが、ここまでの成績は1勝5敗と黒星が先行し、本人も「勝てなくなった」ことを引退の理由に挙げています。

琴奨菊は本名が「菊次一弘」で、その本名から「菊」の一文字を四股名に入れています。彼の代名詞に「がぶり寄り」という、上体を揺すりながら寄る技があります。これは、元横綱琴桜の先代佐渡ヶ嶽親方の指導で、「お前は(この技を得意にしていた)琴風と体型が良く似ている。」と勧められ、本人の努力で身に着いた形です。

相撲ぶりは左四つです。もっとも、彼の場合はがっぷりにまわしを取って寄るのではなく、左の差し手を入れることができればそのまま速攻で寄って行けるスピードがありました。大関陥落後こそ、寄りながら土俵に落ちることもありましたが、全盛期はこの速攻で横綱を破ることもできた名大関でした。大関在位は32場所と、長く大関を保った力士です。

彼の活躍で思い出すのは、2016年の初優勝です。当時は白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱が揃って出場していた場所ですが、その3横綱をすべて破っての「自力優勝」でした。このときに、左を差しての速攻相撲が冴えており、この優勝が日本出身力士として、栃東以来10年ぶりの優勝になりました。当時、この優勝と自身の結婚が重なったので「日本一幸せな人」とちょっとした話題になりました。

もっとも、彼の土俵は怪我との戦いでした。大胸筋を断裂しながら痛みをこらえて勝ち越すなど、ギリギリの勝ち越しもあり、大関を守ることが手一杯だった印象もあります。彼の記録に、稀勢の里との対戦回数66回があります。ちょうど、稀勢の里と同じ時期に上位に上がり、お互い毎場所対戦する位置にいたことで実現した記録です。

7度目のカド番をしのげず大関を陥落しますが、「子供がわかるまで取りたい」と、36歳になる今まで頑張ってきました。最後はふくらはぎを肉離れして、またも負傷で相撲人生を断たれた悔しさはあるでしょうが、長く現役を務め多くの後輩に良い影響を与えてきました。親方になっても、良い影響を与えられる存在でいて欲しいです。
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