Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大相撲九州場所総括

2021-11-28 21:30:09 | 他スポーツ
大相撲九州場所は、写真の横綱照ノ富士が15戦全勝で6回目の優勝を果たしました。照ノ富士は今年1年間で6場所中4場所を優勝していますが、意外にも全勝優勝は初めてで、これから強い横綱への道を歩んでいく途中です。照ノ富士の良さに、外四つで勝てるというものがあります。インタビューで本人が言うには「器用ではないので大きな体をぶつけていくしかない」と、上体の力を軸に相撲を組み立てています。

これだけ、相手にもろ差しを許しても危なくない力士は初めてで、外四つで両上手を引き付ければ十分な形にできます。相手が小兵なら「きめ出し」でも勝てる力士で、そういう「大きな相撲」で勝てるのは彼の武器にしていって欲しいです。今の照ノ富士に勝つには、2日目に大栄翔が健闘したように、低い突き押しで持っていくしかないように思えます。

九州場所は涼しい気候もあって波乱が起きにくい場所で、かつての大横綱千代の富士が得意にしていた場所でした。照ノ富士と貴景勝のマッチレースになりそうなところに、平幕阿炎が割り込む健闘を見せましたが、結果は順当でした。照ノ富士は優勝回数二桁を目標にしており、一時的でも「照ノ富士時代」を作れれば、横綱として十分な成功でしょう。

大関貴景勝は9日目まで全勝をキープして意地を見せましたが、照ノ富士より先に下位相手に星を落として優勝争いから脱落してしまいました。貴景勝は押し一本の力士なので相撲を安定させにくいですが、本人はこだわりを持っており、今照ノ富士に対抗できそうなのは貴景勝だけです。今年の初場所で横綱昇進のチャンスがありながら途中休場した苦い過去もありましたが、まずは優勝して足がかりを作りたいところです。

大関正代は9勝6敗と「いつもの成績」に終わりました。地元の九州場所で勢いがあるかに思えましたが、今の正代では大関を守るのが手一杯な印象は受けます。かつての魁皇が8勝7敗が続いたこともありましたが、当時魁皇は晩年で、正代はまだ若いのですからこの状況を抜け出せるようにしないといけないはずです。

三役争いでは、小結逸ノ城が5勝10敗、霧馬山が6勝9敗で平幕落ちします。明生が7勝8敗で小結に止まりそうで、空く枠は二つになりそうです。そこに入るのは西前頭2枚目の隆の勝が11勝4敗、東前頭筆頭の大栄翔が8勝7敗で有力視されます。西前頭筆頭の若隆景は8勝7敗ですが、番付運が悪く東前頭筆頭に止められそうです。
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トーマス・デン、浦和退団

2021-11-28 20:49:12 | 浦和レッズ
浦和は、DFトーマス・デン選手が契約満了で退団することを発表していました。デンは豪州人で、U-23豪州代表キャプテンと将来性は十分でしたが、本人が言う限りでは今季は負傷続きでプレーできませんでした。生まれはアフリカですが、豪州の市民権を取得したことで豪州で育ち、負傷が良くなれば豪州代表で見る可能性もある選手です。

プレースタイルはスピード型でした。上背はさほどなかったので、その分をDFライン裏への「競走」で負けないことでCBを守っていた選手でした。浦和には昨年加入して、4-4-2の2ラインを引くサッカーを標榜した大槻監督時代に、槙野、岩波とCBのポジションを争っていたCBでした。スピードを武器にするタイプは異色なので、負傷がなければもっと戦力になってくれたことでしょう。

攻撃力も持っていました。時には右SBでも出番があり、唯一のゴールとなったホーム神戸戦での弾丸ミドルシュートの破壊力はさすがでした。ポストに当たって入った、ラッキーな得点ではありましたが、フリーになる出し抜く上手さは今後にも期待できると思っていました。五輪予選があったのでチーム合流が遅れたハンデはありましたが、コロナによる開幕の遅れで、7月となった異例のシーズン再開で戦力になることができました。

まだ24歳と年齢的には若いので、母国復帰も含めて移籍先を探すことになります。まずはプレーできる状態にまで回復させて、そこからの復活の可能性はまだ持っています。豪州人では、浦和ではあまり活躍できなかったナバウトが復活して代表入りまでできるようになった例もあり、五輪代表の実績から豪州国内では評価が高いでしょうからチャンスはあります。

日本という環境を気に入ってくれた、心優しい彼との別れは残念ではありますが、チームはこれからも進んで行かないといけません。また、ACLや豪州代表で彼の姿を見ることを楽しみに、遠くからですが彼の幸運を願っています。
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名古屋戦プレビュー

2021-11-28 18:59:01 | 浦和レッズ
清水戦の敗戦は残念でしたが、浦和は今週末の土曜日にアウェイでの最終戦、名古屋グランパス戦があります。既に、川崎の天皇杯優勝時にACL出場権が転がり込んでくるリーグ4位の目もなくなってしまった浦和ですが、あと1試合リーグ戦が残っており、次の天皇杯準決勝C大阪戦に向けてチーム状態を上げるためにこのゲームを利用したいところです。

名古屋は浦和の一つ上の5位につけています。こちらは天皇杯は既に敗退しており、リーグ戦で4位に入っての他力ACL出場権が目標という立場です。4位鹿島とは勝ち点1差なので、勝てば可能性があるので、モチベーションは持っていると思われます。リーグ戦の成績は19勝8分10敗で、44得点30失点と失点数の少なさでこの順位につけているチームと想像がつきます。

チーム得点王はシュビルツォク、マテウスの7得点です。特にポーランド人FWシュビルツォクは前回の対戦時には加入していなかった新戦力で、ダイジェスト映像で見る限りではいい位置にいることで点を取っているワンタッチプレーヤーのようです。岩波、ショルツのCB2枚はこのシュビルツォクと柿谷の2トップへの対応が多くなり、清水戦のような攻撃参加の回数は減るでしょう。

会場は豊田スタジアムです。ここは風通しが良くないスタジアムで、例年夏場に対戦が組まれて、暑さで浦和は苦しんできた敵地ですが、12月の試合ということで気にする材料は減ります。この相手にはマテウス、相馬勇紀、前田直輝らスピード型のMFがいて、彼らの突破も浦和が苦しんできた要因の一つです。

もっとも、浦和も酒井宏樹やショルツの加入で、後半戦からは上位で戦える陣容を整えました。来季は本気で優勝を目指そうとするなら、ここで勝って名古屋に嫌なイメージを与えたいです。残りは最大3試合ありますが、それを立花代表が言うように全部勝って、来季に向けていいイメージでシーズンを締めくくって欲しいものです。
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