湘南戦プレビュー

明日、浦和はアウェイのレモンガススタジアム平塚(平塚競技場)で、湘南ベルマーレと対戦します。台風が鹿児島に近づくものの関東地方まではまだ到達しないので、この試合はおそらく予定通りの開催でしょう。それでも、午後から雨の予報なので、19時キックオフのこの試合は、雨の中の試合になることは間違いなさそうです。

湘南といえば写真の岩尾憲選手の古巣で、活躍を期待したいです。今季、湘南は7勝9分12敗の成績で14位です。毎年、残留争いをギリギリのところでしのいでいる湘南ですが、今季も降格圏16位の神戸とは勝ち点2差で、まだまだ油断ならない位置です。データを見ると23得点36失点で、1試合平均1点も取れていないですし、1試合平均1失点以上しています。

チーム得点王は、FW町野の9得点です。今季は、得点王争いトップだった元鹿島FW上田のベルギーリーグ移籍で、得点王争いが混戦になっており、町野にも可能性はあります。三重県伊賀市出身ということで、ゴールパフォーマンスは「忍術」ポーズですが、もちろん浦和としてはそれを出させないように守備を安定させたいところです。

もっとも、この湘南戦は前節のC大阪戦から中2日と厳しい条件の試合です。この試合では、切り札として投入した、モーベルグ、酒井宏樹、小泉の3人が切り札の役割を果たせませんでした。彼らはACLで相当消耗しているようで、本来のプレーではありませんでした。誰がコロナ感染者かは公開されていませんが、経験豊富なロドリゲス監督も、未知の感染症であるコロナからどのタイミングで復帰できるかのノウハウは持っていないでしょう。

中2日の日程では、木曜日を完全休養させて、金曜日に軽く体をほぐすしかできず、戦術的に新たな準備をすることは困難です。その、短い時間の練習で、誰がコンディション的に良いか判断するのは難しいでしょうが、それができないと苦しい試合になるでしょう。下位相手なので確実に勝ちたい試合ですが、勝利というのは結構大変なノルマだろうとは思える試合です。