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大相撲初場所総括

2023-01-22 21:18:16 | 他スポーツ
大相撲初場所は写真の大関貴景勝の3回目の優勝に終わりました。12勝3敗という成績は、彼にとっては満足ゆく数字ではないでしょうが、今場所は横綱照ノ富士が休場しており、出場する力士では貴景勝が最高位という責任には応えました。貴景勝は二日目に翔猿のはたきに敗れたものの、11日目まで1敗を守り、「相当レベルの高い優勝」なら横綱昇進の可能性があり、それに望みをつないでいました。

しかし、12日目に琴ノ若、13日目に霧馬山に連敗して、一時は優勝争いトップを平幕の阿武咲に明け渡すピンチもありました。その阿武咲と、13日目に直接対決が組まれたのは貴景勝にとっては失地回復のチャンスになりました。少年時代からのライバルだった阿武咲との相撲は熱戦になりましたが、張り手の応酬になり、阿武咲が熱くなって張り手を空振りしたことが貴景勝の勝利につながりました。

今回、貴景勝が優勝を果たしたことで、来場所連続優勝なら横綱昇進がかかる場所になるでしょう。前回の横綱昇進がかかった場所は2勝8敗というまさかの不振で途中休場しており、久しぶりにやってきた今回のチャンスはものにしたいところです。もっとも、まだ横綱に必要な相撲の安定感は足りない印象もありますが、「地位が人を作る」可能性もあり期待しています。

今場所を盛り上げたのは平幕の阿武咲、琴勝峰の二人でした。終盤戦で、貴景勝の割を崩して、正代や若隆景との対戦を外してまで彼ら平幕との直接対決を組んだところも場所を盛り上げたい審判部の判断でした。特に千秋楽で琴勝峰と貴景勝の直接対決を実現させたのは、面白い相撲が見られるという意味で盛り上がり、最後貴景勝がすくい投げで琴勝峰を破った土俵は印象的でした。

三役を巡る争いは混戦です。関脇高安、関脇正代が平幕に下がり、小結霧馬山と若元春は関脇昇進の可能性が出ました。今場所と同じ、4関脇4小結の番付を維持すれば、東前頭筆頭の翔猿が8勝7敗、西前頭筆頭の大栄翔が10勝5敗、西前頭2枚目の玉鷲が9勝6敗で小結昇進の可能性が出ました。大関が貴景勝一人しかいない、今の上位陣を盛り上げるためには三役を増やすのは歓迎で、特に玉鷲はもし小結に上がれば年長三役になります。

下位では、十両で朝乃山が14勝1敗で十両優勝を果たしました。番付運にもよりますが、1場所で十両を通過していきなり幕内昇進の可能性があります。この、地力十分な力士が上がってくれば、平幕優勝の有力候補にも浮上します。今は、そういう「新しい力」の到来が待たれるところで、これから相撲界が一気に変わっていく端境期なのでしょう。

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