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イラク戦プレビュー

2013-06-08 08:35:05 | ワールドサッカー
来週の火曜日、日本代表は中立地のカタール、ドーハでイラク代表と対戦します。若い方はご存じないかもしれませんが、1993年のW杯アジア最終予選で、勝てばW杯に行けた日本代表がロスタイムに追いつかれ引き分け、W杯出場権を逃した「ドーハの悲劇」の相手がイラクです。

この同点ゴールで、ベンチに下がっていた中山は何か叫んで倒れこみ、ピッチにいたカズも井原も呆然とするばかりでした。このとき、W杯に行くことはこんなに難しいことなんだと多くの日本国民が実感したと思います。今は当時は2枠しかなかったアジア枠が4.5で、香川真司あたりの世代ならW杯予選は通って当たり前の時代かもしれません。

ザッケローニはこのイラク戦で、消化試合とはいえW杯予選だから尊重すると、真剣に戦う意向ですが、負傷を抱える選手は休ませたいとも言っていました。まだドーハに着いて練習を始めたばかりなので、誰が出そうかという情報は入っていませんが、あまり出番のない選手にチャンスを与えるならここがタイミングだとは思います。

イラクは、ジーコ元監督が給料の未払いを理由に辞任し、セルビア人のヴラディミル・ペトロビッチ氏が監督に就任しています。今年2月に就任したばかりの監督なので、チームをどこまで掌握し切っているかは未知数で、前節のオマーン戦も0-1で敗れ、W杯出場はかなり難しくなった状況です。

ただ、イラクという国のサッカーに賭ける情熱はいつの時代も確かです。ドーハの悲劇のときもイラクは戦争で国が疲弊していた状況で、日本を内容で上回るサッカーをしていました。その後、2004年に親善試合で来日したイラクは、高い技術とパス回しで日本に対抗し、決定力不足で敗れたもののいいチームという印象を残しました。

イラクのサッカーでの金字塔は、2007年のアジア杯優勝です。当時、アテネ五輪4位と結果を残した世代がA代表に入ってきたばかりの頃で、特にFWのユーニス・マハムードの能力は高く、あまり手数をかけずマハムードの得点力を信じてアーリークロスを送り込んだシンプルなサッカーが結果を出しました。

最終予選の日本との埼スタでの対戦は、1-0で日本が勝っています。ジーコがマハムードをベンチスタートにしたので、その威力はあまり出ませんでした。ベテランの域にさしかかったマハムードに再度頼るかどうかはわかりませんが、相手としては強いと思っています。

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