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中途半端だった役割分担(7/5川崎対浦和)

2017-07-08 15:14:40 | 浦和レッズ
今日はあまりの暑さで、トレーニングを中止したので予想外の時間ができました。そのため、ちょっと気が重かった、水曜日の川崎対浦和の前半をDAZNの映像で確認しました。浦和が急造4バックを試したことと、その前半で2失点したことは知っていましたが、何がその混乱を生んだかは映像で理解できました。

まず、浦和のシステムですが、森脇-遠藤-槙野-宇賀神の4バックに、アンカーに阿部勇樹、右MFに駒井、左MFに関根、トップ下に柏木、2トップにラファエル・シルバと興梠という、4-3-1-2でした。この布陣の意図を考えると、最近ミシャが「両アウトサイドがレモンを絞り切った状態だ」とアウトサイドが消耗していることを考えた起用のように思えます。

つまり、普段はDFラインまで帰る必要のある駒井と関根の守備のタスクを軽くして、浦和の普段の布陣で攻撃のときに見せる「4-1-5」を常態化しようとしたのが意図なのではと推測しています。しかし、この賭けはあまりにも危険すぎました。相手は攻撃力の高い川崎で、すぐに対策を立ててきました。

川崎はトップ下の中村憲剛とFWの小林悠が、浦和のCBの槙野と遠藤のところにプレスに行きました。これで、浦和は後ろから組み立てることが難しくなり、ビルドアップの精度が落ちます。しかも、これだけ後ろが苦しい状態でありながら、両SBの森脇と宇賀神の位置が高すぎて、守備の際に加勢に入れるのがアンカーの阿部勇樹だけと、中央の守備で劣勢を強いられました。

これでは、前半で2失点という、ほぼゲームを決められた結果も致し方無いでしょう。川崎では、登里と阿部浩之の動きをチェックしてみましたが、彼らはサイドハーフ的に外に張っているのではなく、中村憲剛がFWに上がればトップ下に入り、攻める局面になれば同じサイドに陣取るなど流動的な動きをしていました。

この動きが、ゴールもアシストもできる、最近の阿部浩之の好調ぶりにつながっているようだと、浦和サポとしてはあまり嬉しくない事実が理解できました。後半、浦和はあまりの流れの悪さを見て、宇賀神を下げて武藤を入れて、普段の3-6-1に戻し、結果的にこのミシャの新しい試みは失敗ということになりました。

その後半で一時はボールを支配したので、やはり中3日で戦術的修正ができない中でこのギャンブルを打つのはどうかと、ミシャの采配がどうだったかとの思いです。

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