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ポストプレーヤーでない長身FW(バレー)

2013-03-04 19:05:55 | 他チーム
大宮戦を見るときは主に相手チームに注目します。開幕戦の相手の清水にはかつて大宮、甲府、G大阪で活躍したバレーがいるので楽しみにしていました。バレーの名前の由来は、少年時代に好物だった炭酸飲料の「バレーコーラ」です。

バレーは190cmの長身にラグビー選手のような強い体を持っていますが、決してポストプレーヤーではありません。得意なのは足元のテクニックとドリブルで、甲府時代は大木監督(現京都)が左のFWに置いたことで力を発揮しました。

バレーは本格的にクラブチームでサッカーを始めたのは17歳という遅さですが、テクニックは高かったようで、当時大宮が第4の外国人を探していたので目に留まり、18歳で日本にやってきました。他の外国人に負傷がない限り試合に出られない厳しい立場でしたが、実家の母親に家をプレゼントするという目標は大宮時代に既に達成していました。

大宮は点取り屋のバルデスが当時のエースストライカーでしたが、バルデスがパナマ代表の試合で重傷を負ったので、代役に使われ、2003年にはバルデスの後釜のエースストライカーに据えられます。ただ、バレーにとっては同タイプのトゥットを補強されて、同時起用は難しいことがわかると大宮を放出される挫折も味わいます。

バレーの名前をJリーグの歴史に刻んだのは甲府時代のJ1J2入れ替え戦です。当時、甲府は柏相手に不利が予想されていましたが、バレーの1試合6得点の活躍で甲府にとっては初めてのJ1昇格をつかみ取ります。

その後はG大阪でも活躍しますが、バレーというFWは記録面を見ると面白い特徴があります。それは得点ランキング上位の他の選手と比べると2倍近いシュート数を打っていますが、決まる確率は低いという特徴です。こういうFWは途中出場で結果を出すことが難しいので、ある程度スタメンを確約してくれるチームに行きたいという希望があったと思います。

そのため、バレーの移籍先がUAEのアルアハリと聞いたときは想像通りで、欧州へは行きたくなかったのでしょう。今季はJ1の得点王有力候補で、楽しみにしています。

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