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サテライトの便利屋(新井翔太)

2007-01-25 20:46:23 | 浦和レッズ
便利屋という選手は、チームに少なくとも一人は必要です。トップチームの便利屋なら、契約更改でも強気なことを言っても許されると思いますが、サテライトの便利屋は、ある意味、悲惨な存在です。サテライトにいる以上、トップ昇格を目指してアピールしないと、契約延長すら勝ち取れないという事態になります。

もし、サテライトで便利屋だと、自分の得意なポジションでプレーさせてもらえない訳ですから、トップ昇格はさらに遠くなってしまいます。浦和の場合、この最も悲惨な役割は、ユースからの昇格選手が指名されることが多いです。最近では、今オフにJ2の愛媛FCに移籍した新井翔太選手がこの役割をこなしていました。

サテライトで新井のプレーを見ると、得意でないアウトサイドやDFで使われることが多いですが、輝いていません。本来のポジションはトップ下で、途中からトップ下に入ったプレーを一度だけ見たことがありますが、別人かと思うほど見事なパスセンスを見せたことがあります。

ただ、トップ下といえば小野伸二やポンテのポジションですから、ベンチに入ることすら厳しい位置です。新井の場合、ユース時代からサテライトでプレーしていた選手ではありませんから、まずはサテライトのレベルに馴染むことから始めないといけませんでした。

そんな不利もありましたから、新井が苦戦するのは仕方ない一面もありました。しかし、今回の愛媛FCからのオファーは、彼にとってはサッカー人生最大のチャンスです。便利屋の数少ないメリットに、たくさん試合に出られる点がありますから、新井の場合、数出ることで愛媛FCのスカウトの目に留まる機会を得たのでしょう。

愛媛FCは、浦和のように基盤が出来上がっているチームではなく、まだまだこれから作り上げていくチームです。入り込む隙はありますし、便利屋になるにしても、トップチームの便利屋になれる可能性はあります。そのときに、かつてサテライトで見せたようなパスセンスを見せてくれるよう、期待しています。

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