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今日はW杯欧州予選、イタリア対チェコを見ていました。コンフェデ杯でイタリアの試合を何試合も見た経験から、イタリアの強みは戦術的にバリエーションが豊富であることと思っています。セリエAが戦術オタクの監督をよく輩出することと、主力選手のほとんどがセリエAの選手という事情から、セリエAのどこかのチームで見たことがあるという戦術が機能することがあります。
事実、このチェコ戦はユベントスシステムの3バックからスタートしました。ユベントスの3バックのキエリーニ(3番)、ボヌッチ(19番)、バルザーリがそのままイタリア代表という事実から、コンフェデ杯でもスペイン戦でこのユベントスシステムを試したことがあります。バルザーリが不在の穴は、ローマのボランチ、デロッシ(16番)をリベロに置いて補充しました。
しかし、このシステムで手堅く試合を運ぼうとしたイタリアは、チェコに先制点を許して前半を0-1で折り返す、苦しい展開を強いられます。そこでベンチのプランデッリ監督が打った手が写真のような4-3-3で、ボランチのピルロ(21番)の前にデロッシとモントリーボ(18番)を置いてピルロの守備をカバーさせ、前はバロテッリの超人的身体能力をサポートできるカンドレーバ(6番)とジャッケリーニ(22番)を置きました。
ピルロがアンカーでボールを散らし、サイドで組み立てて最後はバロテッリに決めてもらう、「ピルロ→バロテッリシステム」というべき布陣です。このシステムは機能しました。コンフェデ杯でも日本戦はこの形でしたが、バロテッリのシュート力が見られ、逆転につながった2点こそCKをキエリーニが決めたものとバロテッリのPKでしたが、戦術的に機能するのがイタリアという底力は見せてくれました。
この組でイタリアが2試合を残してW杯出場を決められたのは、極端に引いてくる相手が少なかったからともいえます。同じ組には、チェコのほかにブルガリア、デンマークがいてプレーオフの2位争いが混戦になったこともあり、この国は極端に引かなかったと推測しています。一見、弱い相手を多く引いた方が楽な組に見えますが、イタリアの場合、逆に強い相手が同じ組だったからこその自分たちのサッカーの発露だったと思っています。
事実、このチェコ戦はユベントスシステムの3バックからスタートしました。ユベントスの3バックのキエリーニ(3番)、ボヌッチ(19番)、バルザーリがそのままイタリア代表という事実から、コンフェデ杯でもスペイン戦でこのユベントスシステムを試したことがあります。バルザーリが不在の穴は、ローマのボランチ、デロッシ(16番)をリベロに置いて補充しました。
しかし、このシステムで手堅く試合を運ぼうとしたイタリアは、チェコに先制点を許して前半を0-1で折り返す、苦しい展開を強いられます。そこでベンチのプランデッリ監督が打った手が写真のような4-3-3で、ボランチのピルロ(21番)の前にデロッシとモントリーボ(18番)を置いてピルロの守備をカバーさせ、前はバロテッリの超人的身体能力をサポートできるカンドレーバ(6番)とジャッケリーニ(22番)を置きました。
ピルロがアンカーでボールを散らし、サイドで組み立てて最後はバロテッリに決めてもらう、「ピルロ→バロテッリシステム」というべき布陣です。このシステムは機能しました。コンフェデ杯でも日本戦はこの形でしたが、バロテッリのシュート力が見られ、逆転につながった2点こそCKをキエリーニが決めたものとバロテッリのPKでしたが、戦術的に機能するのがイタリアという底力は見せてくれました。
この組でイタリアが2試合を残してW杯出場を決められたのは、極端に引いてくる相手が少なかったからともいえます。同じ組には、チェコのほかにブルガリア、デンマークがいてプレーオフの2位争いが混戦になったこともあり、この国は極端に引かなかったと推測しています。一見、弱い相手を多く引いた方が楽な組に見えますが、イタリアの場合、逆に強い相手が同じ組だったからこその自分たちのサッカーの発露だったと思っています。
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