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機動力を誇るボランチ(エシアン)

2014-02-26 21:12:11 | ワールドサッカー
今日、ミラン対Aマドリードを見て、久しぶりにガーナ代表ボランチのエシアン(エッシェン)のプレーを見ました。タイプ的には守備的なように見えますが、彼のプレーは2006年の横浜国際競技場(日本対ガーナ)で生で見た印象が強烈です。

当時、ガーナはドイツW杯16強の実績を誇る強豪で、日本にベストメンバーを送るかどうかは疑問視していましたが、その3日後に韓国と親善試合を組んで強化ができると踏んだガーナ協会がベストメンバーを連れてきました。ガーナは中盤が強いチームで、当時の主力のエシアン、アッピア、ムンタリが全員揃っていました。

当時のエシアンはアンカーでしたが、普段は守備をしていても、機を見つけると脱兎のごとく突進してきました。運動量と機動力が売り物のボランチで、当時エシアンをマークした代表デビューしたての長谷部が、エシアンのドリブルに為す術もなく置いていかれました。「やはりトップ下からコンバートしたボランチでは世界とは戦えないのでは」と当時は思った記憶があります。

今でこそワールドクラスのエシアンですが、モウリーニョ監督が発掘してチェルシーに移籍するまではフランスリーグの地味なチームでプレーした、無名の存在でした。ハードワーカーを好むモウリーニョらしい人選ですが、アブラモビッチから提示された多額の強化資金を、こういう掘り出し物の発掘に充てた発想は成功しました。

この日のミランでのプレーは、確かに2006年に見せた力強い推進力はなくなっていた印象です。しかし、守備的なデヨングと組んだダブルボランチを機能させるには自分が前に出る必要があることはエシアンは理解していて、うまく前目にポジションを取ってさばく動きは健在でした。

ミランはボランチには苦労していて、攻撃的なモントリーボ、ムンタリを使うか守備的なエシアン、デヨングを使うかセードルフ監督は決めかねている印象です。どちらも機能したとは言いがたいので、折衷案になるかもしれませんが、まだエシアンにもチャンスはあるはずで、本田圭佑効果で全試合見られるようになった日本のファンに、健在ぶりを示して欲しいです。

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