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つながらない攻撃(10/15ベラルーシ対日本)

2013-10-16 10:37:20 | ワールドサッカー
プレビュー記事の予想通り、ベラルーシは寒く、気温は11度で木々が色づくなど、日本でいえば12月くらいの陽気でした。白樺が黄色く色づいた風景は美しく、日本代表もこういう遠いところに行って試合をさせてもらえるくらいのリスペクトを受けた感激はありましたが、その白樺が一番印象に残るようでは困ると思っていました。

しかし、その危惧通り、この試合の印象は白樺が一番になってしまいました。それだけ攻撃がつながらず、ミスも目立った試合になってしまいました。スコアの0-1より、内容の悪さの方が深刻で、思い切ってミドルシュートを狙うような気持ちを選手は見せられなかったのかと、ビハインドを追って攻める手段の不足を嘆きたくなります。

ベラルーシは欧州予選I組では最下位で、うまくはない印象でしたが、スピードと高さは持っています。右MFの23番が持ち上がったカウンターは武器で、もう少し精度が高ければもっとずたずたにされていた可能性もあります。また、日本のクロスを跳ね返すCBの強さは持っているチームでした。日本は前半に内田が決定機を迎えたような、コンビネーションで攻める形を何度も出さないといけませんでした。

また、ザックが柿谷を下げて森重を入れて3-4-3を試した采配も理解不能です。内田、長友をウイング的に使う意図だったと話していましたが、それならなぜ3トップの真ん中がターゲットタイプのハーフナーマイクでないのでしょうか。ザックが無名時代からのし上がった戦術が3-4-3ということは理解していますが、日本代表ではできないことはわかっているはずで、いつこだわりを捨てられるのかという思いはあります。

山口、森重が途中出場で頑張ったのが唯一の光明と、得たものは少なかった今回のベラルーシ遠征ですが、救いなのはまだ本番までは少し時間があることです。今回、セルビアもベラルーシもある程度本気を出してくれたので、日本代表のアウェイの弱さが浮き彫りになりました。ザックもそれは理解していて、「監督の私の責任」と話しています。

次の遠征の対戦相手はオランダが決定しており、もう1試合はベルギーが有力と言われています。ここはW杯本番を想定できる、貴重な強化の場なので、今回の敗戦を少しでも教訓にできれば、「あの遠征に行っておいて良かった」ということになるでしょう。

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