大相撲名古屋場所は、写真の平幕逸ノ城の初優勝に終わりました。12勝3敗でした。結びの一番で、横綱照ノ富士が貴景勝に敗れ、先に勝利していた逸ノ城に優勝が転がり込んできました。逸ノ城という力士は安定感は今一つですが、競馬で言えば「一発大駆け」がある力士で、新入幕で13勝を挙げた活躍もありました。本命照ノ富士が終盤に突然失速したこともありますが、平幕優勝にはこうした、ちょっとした運も要りますね。
逸ノ城の優勝の要因として、序盤で照ノ富士と当たって勝っておいたことがあります。逸ノ城は前頭2枚目という番付なので、上位戦は序盤で組まれます。若隆景とは初日に、貴景勝は4日目に、照ノ富士は5日目に当たってすべて勝利しています。大関正代にこそ敗れたものの、上位相手にマークした初日からの6連勝の貯金を、終盤追い上げられながら逃げ切って優勝できました。
逸ノ城の相撲は左上手を引いての力相撲です。以前は四つに組めないと信じられないような弱さを見せることもありましたが、210kgの巨体もあってがっぷり四つになれば勝てる相手はいないです。6連勝の後で2連敗はしましたが、その後は安定してまわしを取る、彼らしい相撲が出ての優勝だったと思います。来場所、三役に上がれるようなら今度こそ三役での勝ち越しを狙いたいものです。
横綱照ノ富士は11勝4敗に終わりました。この大本命の失速が今場所の波乱の要因になりました。どうしても、両ひざに古傷を抱える力士なので、本人は言わないでしょうがどこかが痛かったのでしょう。終盤戦で安定した先輩横綱白鵬とは、こういうところが違っていますが、来場所以降に体調を戻して再度優勝を目指して欲しいものです。
大関陣は、カド番の御嶽海がコロナで強制休場となり番付面の扱いは不明ですが、同じくカド番の正代は10勝5敗でしのぎました。序盤戦で1勝4敗と出遅れ、カド番脱出は不可能かに思われましたが、そこから別人のように強い相撲を見せました。彼の場合、腕力が強く右でも左でも差すことができればある程度相撲になるので、その原点に返ることができたのでしょう。
大関貴景勝は優勝こそ逃しましたが、11勝4敗と大関としては合格点の成績を残しました。前半戦で4勝3敗と出遅れていたのでよくここまで巻き返したと思います。先場所、8勝7敗で辛くもカド番にならなかったのが、リラックスして取れたという意味では効いたのでしょう。頸椎に古傷を抱え、横綱挑戦はなかなか難しいでしょうが、強い大関ではいて欲しいものです。
逸ノ城の優勝の要因として、序盤で照ノ富士と当たって勝っておいたことがあります。逸ノ城は前頭2枚目という番付なので、上位戦は序盤で組まれます。若隆景とは初日に、貴景勝は4日目に、照ノ富士は5日目に当たってすべて勝利しています。大関正代にこそ敗れたものの、上位相手にマークした初日からの6連勝の貯金を、終盤追い上げられながら逃げ切って優勝できました。
逸ノ城の相撲は左上手を引いての力相撲です。以前は四つに組めないと信じられないような弱さを見せることもありましたが、210kgの巨体もあってがっぷり四つになれば勝てる相手はいないです。6連勝の後で2連敗はしましたが、その後は安定してまわしを取る、彼らしい相撲が出ての優勝だったと思います。来場所、三役に上がれるようなら今度こそ三役での勝ち越しを狙いたいものです。
横綱照ノ富士は11勝4敗に終わりました。この大本命の失速が今場所の波乱の要因になりました。どうしても、両ひざに古傷を抱える力士なので、本人は言わないでしょうがどこかが痛かったのでしょう。終盤戦で安定した先輩横綱白鵬とは、こういうところが違っていますが、来場所以降に体調を戻して再度優勝を目指して欲しいものです。
大関陣は、カド番の御嶽海がコロナで強制休場となり番付面の扱いは不明ですが、同じくカド番の正代は10勝5敗でしのぎました。序盤戦で1勝4敗と出遅れ、カド番脱出は不可能かに思われましたが、そこから別人のように強い相撲を見せました。彼の場合、腕力が強く右でも左でも差すことができればある程度相撲になるので、その原点に返ることができたのでしょう。
大関貴景勝は優勝こそ逃しましたが、11勝4敗と大関としては合格点の成績を残しました。前半戦で4勝3敗と出遅れていたのでよくここまで巻き返したと思います。先場所、8勝7敗で辛くもカド番にならなかったのが、リラックスして取れたという意味では効いたのでしょう。頸椎に古傷を抱え、横綱挑戦はなかなか難しいでしょうが、強い大関ではいて欲しいものです。
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