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バレンティン、日本新記録

2013-09-19 19:26:09 | 他スポーツ
今更なネタですが、ヤクルトの主砲バレンティンが昨日58号ホームランを放ちました。まだ10試合以上残っており、夢の60本台も現実味を帯びてきました。今回、記録を残したことでバレンティンの情報がいろいろ入ってきたので、備忘録として記事にします。

バレンティンはカリブ海の島国、オランダ領アンティル諸島の出身です。そのため、英語は母国語ではないはずで、実際バレンティンの英語は少し言葉の間隔が開いていて、日本人でも聞き取りやすい英語です。彼が英語を覚えたのはメジャーリーグに入団するためなのは間違いなく、実際メジャーでは3シーズンを過ごし、通算ホームランは15本です。

そんな選手がヤクルトのスカウト網に引っかかったのは、その肩の強さが理由でした。レフトの守備位置につけたときの肩なら、主砲とはいかなくても守備でチームに貢献してくれるというのが、ヤクルトが彼を採った理由でした。

今年、ホームラン記録で注目されるバレンティンですが、実は2年連続セリーグの本塁打王です。当時は統一球の導入でリーグの本塁打数が減っており、31本という低いレベルの本塁打王という理由であまり目立ちませんでしたが、この時点でヤクルトの不動の4番の地位はつかんでいます。

そのため、バレンティンは昨年のオフにヤクルトと4年契約を結んでいて、これほどの活躍をしていても残留は確実視されています。年俸は上がりますが1億円増程度で済むという報道です。バレンティンはもちろん日本記録のことは知っていて、以前55本打った王貞治、ローズ、カブレラの名前はすらすら出てきます。

彼が日本球界で成功できたのは、観察眼が鋭く、日本球界の特徴を素早く見抜いたのが理由だと思います。メジャーの投手は、自分が投げたい球を投げる傾向ですが、日本では捕手のサインに投手が首を振らないことを見抜いています。そのため、投手が捕手の投げさせたい球を投げることを知り、捕手の考えを読むことを意識した結果打てるようになったとのことです。

もちろん、この記録は本拠地が狭い神宮球場ということは考慮する必要があります。それでも、東京ドーム、ナゴヤドーム、マツダスタジアムなどの広い球場ができ、甲子園もラッキーゾーンが撤去されるなど、日本の球場の拡大傾向が見られる中での記録達成はさすがだと思います。バレンティンの名前は歴史に刻まれるはずで、きっと彼自身も日本に来て良かったと思っているでしょう。

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