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冬季五輪では、ジャンプとクロスカントリースキーという相反する二つの競技を組み合わせる、ノルディック複合も思い出します。先にジャンプを飛び、その飛距離に応じてクロスカントリーのスタートでタイム差をつけて、トップでゴールした選手が優勝というルールで行われます。このスポーツはよくルールが変わり、昔の荻原兄弟が強かった時代のような、ジャンプで差をつけて大差をつけて逃げ切るという手は効かなくなっています。
こういう、欧州で盛んなスポーツは、どうしても欧州から遠く離れた日本の発言権は弱い傾向があります。クロスカントリーが強い北欧勢が中心となって「後半のクロスカントリーが始まる前に勝者が決まっているのはおかしい」という議論になり、今はジャンプで稼いだ貯金は以前と比べて2/3ほどに減らされています。そのため、日本もクロスカントリーが滑れないと勝てないと判断して強化方針を変えています。
また、軽くて速い選手が有利なジャンプと、重くてもいいから筋力が強い選手が有利なクロスカントリーとは鍛え方がまったく異なり、どちらかを鍛えようとするともう一方が不利になってしまうという、鍛え方の難しいスポーツとしても知られます。そのため、この競技のチャンピオンはどのスキー競技でも強いという意味で「キングオブスキー」と呼ばれて絶賛されます。
今のノルディック複合は、以前のようにジャンプとクロスカントリーを別の日に行っているのではなく、ジャンプを1本だけ飛んで、その数時間後にはクロスカントリーをスタートする「スプリント」が一般的です。また、以前の複合のジャンプはノーマルヒルでしたが、ラージヒルを飛べるジャンプの技術も要るようになっています。
今の日本複合は、ソチ、平昌五輪で連続銀メダルの渡部暁斗がエースです。前回大会ではスキーハーフパイプに出た夫人と同時出場という快挙も成し遂げています。欧州を転戦するスポーツ故、家を空ける時間がどうしても多いですが、どこにいるかはわかっているので、心配はないのでしょう。今回もメダル圏に届くか、楽しみに見たいと思います。
こういう、欧州で盛んなスポーツは、どうしても欧州から遠く離れた日本の発言権は弱い傾向があります。クロスカントリーが強い北欧勢が中心となって「後半のクロスカントリーが始まる前に勝者が決まっているのはおかしい」という議論になり、今はジャンプで稼いだ貯金は以前と比べて2/3ほどに減らされています。そのため、日本もクロスカントリーが滑れないと勝てないと判断して強化方針を変えています。
また、軽くて速い選手が有利なジャンプと、重くてもいいから筋力が強い選手が有利なクロスカントリーとは鍛え方がまったく異なり、どちらかを鍛えようとするともう一方が不利になってしまうという、鍛え方の難しいスポーツとしても知られます。そのため、この競技のチャンピオンはどのスキー競技でも強いという意味で「キングオブスキー」と呼ばれて絶賛されます。
今のノルディック複合は、以前のようにジャンプとクロスカントリーを別の日に行っているのではなく、ジャンプを1本だけ飛んで、その数時間後にはクロスカントリーをスタートする「スプリント」が一般的です。また、以前の複合のジャンプはノーマルヒルでしたが、ラージヒルを飛べるジャンプの技術も要るようになっています。
今の日本複合は、ソチ、平昌五輪で連続銀メダルの渡部暁斗がエースです。前回大会ではスキーハーフパイプに出た夫人と同時出場という快挙も成し遂げています。欧州を転戦するスポーツ故、家を空ける時間がどうしても多いですが、どこにいるかはわかっているので、心配はないのでしょう。今回もメダル圏に届くか、楽しみに見たいと思います。
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