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大木監督の京都

2011-04-01 18:41:43 | 他チーム
今日は穴埋めネタとして、先日のC大阪との慈善試合で初めて見た、大木監督が率いていた京都の話題にします。大木監督は初めてJリーグの指揮を執った清水では結果を出せませんでしたが、その後就任した甲府をJ1に上げて脚光を浴びます。

その当時の甲府には、J1経験者は東京Vから移籍した林健太郎くらいで、全員で走る攻撃的なサッカーで前年度は中位のチームを3位に導きます。当時はJ2の3位はJ1の16位と入れ替え戦を行うルールでしたが、甲府は柏に対しバレーの1試合6ゴールが出るなど圧勝して、予算規模を考えたら驚異的なJ1昇格を実現させます。

そのサッカーの鍵は、バレーが点を取ることもありましたが、4-3-3の中盤の両サイドの藤田と石原のところのように見えました。アンカーに林健太郎が控えているので、藤田と石原には時と場合によっては上がっていいという自由が与えられていました。

とはいっても中盤の守備をするのも藤田と石原ですから、彼らの運動量は相当のものでした。私が埼玉スタジアムで見た試合はCB秋本が退場になってしまったので、このサッカーが90分持つかどうかは確かめられませんでしたが、試合は浦和が3-0で勝ったとはいえ、甲府のサッカーはインパクトを残しました。

翌年はバレーをG大阪に引き抜かれた穴を埋め切れずにJ2に降格してしまいますが、このチームをJ1に上げた手腕を評価した当時の日本代表監督の岡田氏が大木氏をコーチとして呼び、日本代表のベスト16を支えた一人です。

この「空白期間」があったため、Jリーグの指揮を執るのは久々になりますが、今回は即J1復帰をノルマにされる京都で、当時の甲府より困難な任務です。1試合見ただけですから、普段どういうサッカーをしているかはわかりませんが、当時の甲府のサッカーをベースにしている印象は受けました。

甲府から移籍して、大木監督のサッカーを熟知している秋本を中盤の底に置き、ここから短いパスを出してあとは前の選手に任せるところは甲府そっくりです。甲府のような3トップをやるのはディエゴがトップ下タイプなのでターゲットにはできませんが、ディエゴがパスを出したらゴール前に詰めるという方法で点を狙っています。

柳沢、渡辺大剛、片岡らが抜けている京都ですが、ディエゴ、ドゥトラを残すなど戦力的には即昇格が望まれるでしょう。大木監督の手腕は確かだと思うので、今回の方がプレッシャーはきついでしょうが、今度は京都でJ1で旋風を巻き起こして欲しいです。

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