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遅咲きの300勝投手(R・ジョンソン)

2009-06-06 09:45:06 | 他スポーツ
昨日の新聞で、メジャーリーグを代表する名投手のランディ・ジョンソン(現SFジャイアンツ)が45歳で300勝を達成したという記事を見ました。ランディ・ジョンソンはサイドスローから150km近い速球を繰り出す本格派で、2001年のアリゾナ・ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ制覇に大いに貢献した記憶があります。

しかし、その経歴を聞いて驚きました。メジャー初勝利は25歳のとき、初の二桁勝利は27歳というのです。昔はノーコン投手だったらしく、その制球を安定させるのに時間が掛かったとのことですが、日本だったら自由契約を言い渡されそうな年齢です。アメリカの場合はマイナーが何段階もありますから、可能性があると思われればマイナーのいろいろなチームを転々としてプロを続けてきたのでしょう。

ただ、身体能力の高さで勝負するタイプの投手が、45歳になってもその球威が落ちていないのは驚異的です。それだけ、自己管理能力が高く、野球の投手という激しい仕事を続けられるような鍛錬を毎年続けていたのでしょう。

かつて、村田兆治元投手が、体力が落ちて球速が落ちたら、筋力トレーニングをやって145kmを投げられる体に改造するという話を聞いたことがありますが、そんな肉体改造はR・ジョンソンなら何度もやった可能性があります。

また、メジャーの最優秀投手のサイ・ヤング賞を5度受賞していることと、40歳という史上最年長の完全試合というのも驚異的な事実です。遅咲きながら、咲いた花は相当の大輪で、まだまだ咲き続けそうな勢いです。薬物騒動とも無縁なビッグネームは、殿堂入りは間違いなしといわれています。

ちなみに、メジャーリーグの最多勝は、賞の名前になっているサイ・ヤングの511勝ということです。先発投手がローテーションで投げる今の時代では考えられない数字で、いくら投げても大丈夫だった鉄腕投手の時代だったのでしょう。日本でも、金田正一元投手の400勝は達成不可能な記録です。

今の投手では、驚異的な投手寿命を誇る工藤や山本昌でも、200勝ちょっとですから、400勝など夢のまた夢です。

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